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March 24, 2003

古い家に住む(前編)

(昔、別の場所に書いていたlogをこちらにも転載しておく。)

 以前別の所でも書いたように、長いこと探して見つけた2階建ての古い一軒家に僕はすんでいるわけだが、その話を人にするとほぼ2通りの反応が返ってくるのが面白い。
一つは何も好き好んで古くて寒いそしてなにより何か出そうな家に住んでいるのかというもの、そしてもう一つはどんな物件かの話に入るより前に羨ましがられる反応である。
こちらも面白がって逆に観察するうちに気がついたのだが、どうも最初の反応を返す人は都心に住むインテリアや住宅には特別な関心の無い人が多くて、二番目の反応をする人は昔の同業者をはじめとしたインテリア好きが多いようだ。特に二番目の反応を返してくれる人は女性が多いので僕としてもうれしいのだが、さすがに物件の話をするとうらやましがられるより、恐れられるようである(笑)。
 たしかに今住んでいるところは、庭においなり様が祀ってあったり、大家さんの荷物が置きっぱなしになっている開かずの間があったりするが、住んでいる分には別に怪奇現象が発生しているわけでもなく、特に実害があるわけではない。まあ、そもそもこの家はあちこち隙間があるおかげで小動物の出入りOKのためか、屋根裏や窓の桟の上を何かが駆け抜ける音は頻繁に聞こえるのでこの手の音にはすっかり慣れっこになってしまったので仮に何か起きていたとしても気がつかないだけかもしれないが・・。なにせ僕の住んでいるところの開かずの間は日本人形や神棚・年代物のひな人形などいかにも曰くありげのものがしまってあるのだ。
 ただこういうのも当人が気にならなければ家賃が安くなる分、純粋にメリットなのかもしれない。そういった意味では私の周りにはさらに上手がいて、もともとこの手の怪奇現象は条件のいい物件を格安で借りるには不可欠なものだからとむしろ積極的に何か出る物件に住んでいると言う猛者がいる。彼に言わせるとある程度霊感があれば危険な霊と安全な霊が分かるので、ちゃんと見極めれば何か出る物件であってもなんの心配もないそうである。
 話が少し脱線したが、そんなことも含めて結構快適に過ごしている今の家ではあるが、それでもいくつかの不具合や注意すべきことはある。また何年も暮らしていると生活上の知恵といったものもたまってきたので、せっかくなので古くてもいいからいつか一戸建てに住みたいと言う方々のためにそのいくつかを紹介しよう。
 
 1.どうやって古い家を見つけるか
自分もそうだったが、いざ一人暮らしを始めようとして最初に頭を悩ますのが物件探しである。ましてや一戸建てともなるとたいていは家族向けの新築物件が主流でなかなか見つからないのが実情だ。それでも執念深く探してみるとぽつぽつと見つかることは見つかるのだが、新しい物件はまず無いと思った方がいいだろう。古い家を借りる際に気をつけるのは、普通の賃貸のチェック項目に加えて、雨漏りがあるか・シロアリの痕跡はあるか・水回りはきちんとしているか・電気配線はへたってないか、の4項目を特に重点的に見てみよう。この4項目は後々修復するのが困難なものが多い上に下手をすると火事や倒壊など致命的なことにもつながりかねないからだ。逆にこれさえクリアしていれば多少見た目がぼろくても後は根性と工夫でなんとかなるものだ。各自自分の予算と妥協点と相談しながら気に入る物件を見つけて欲しい。なお、こうした一戸建てなどの物件はわりと小さな不動産屋さんの方が見つかる可能性は高そうなので物怖じせずに探して欲しい。

 2. 一戸建ての生活の知恵(引っ越し直後編)
さてなんとか物件を見つけたら後は住むだけであるが、まずは最初が肝心だ。なぜならこうした建物は周りも定期的に入れ替わる賃貸のアパートやマンションと違い、たいていは普通の一戸建てが立ち並ぶ住宅街のど真ん中にあるケースが多いからである。もし自分がそうしたところに昔から住んでいたと思えば分かると思うが、そうしたところに何の挨拶もないまま突然住み始めたら後々トラブルにならなくても、少なくともいい思いはされないくらいは予想がつくだろう。そこで、引っ越してきたらまずは隣近所に挨拶をしておくのを忘れないようにしよう。なお、その際にさりげなく雑談で差し支えの無い範囲で自分のライフスタイルを話しておくといいだろう。そうすれば向こうとしてもこの人は平日は働きに出ていないんだとか、夜遅いので深夜まで電気がついているだとか分かってよけいな心配をしなくていいからだ。また、ついでに近所のさりげない決まり、具体的に言えばゴミ出しのルールなども聞いておくとよけいなトラブルをさけることが出来るだろう。特に引っ越し初期は梱包材に使った段ボールを大量に捨てなくてはいけないのですぐにこの問題にぶつかるからである。

 3. 一戸建ての生活の知恵(生活編1)対昆虫編
実際に住み始めると分かるが、古い一戸建ては思った以上に手がかかる。掃除も何部屋かあるし、庭もほっとくと雑草は茂ってくるわ、蚊は出てくるは、古くて密閉度が低いので冬寒く、風の強い日はいつの間にか部屋に埃がはいってくるし、家によっては昆虫の攻撃もあるはずだ。だが、そんなことにびびっていては古い家に住む資格はない。むしろ直面する問題は自分で退治していくのが面白いのだ。ちなみに、僕の家での昆虫の攻撃は以下のようなものがあった。
・足を広げると大人の手のひらくらいあるクモが出現した。→さすがに殺すのは怖いし、死骸の処理がいやなのでちりとりとほうきを使って丁重に出て行ってもらった。
・庭にアシナガバチが巣を作った。→防犯上好都合と思ってほっておいたら何度も刺されて大変な目に遭ってしまった。近所の人に何気なく話したら退治してくれた。こうしたときに近所づきあいの大切さを痛感するのである。

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