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November 05, 2004

磁界の恐怖

 昔、煙草がヨーロッパに入ってきたとき最初は薬として広まったという事を聞いたことはないだろうか。 それと同じように、これまで無害と信じられていた物が後になって実は有毒だったと言う例は意外に多いものである。
今は毒性の代名詞である放射線でさえ、過去には健康にいいと言われてもてはやされた時代さえあるのだ。ここらへんは武田徹氏の書かれた「「核」論」の中に興味深い話がいろいろ紹介されているのだが、オフトピになってしまうので興味のある人は各自見つけて読んでみて欲しい。
 そんな訳で携帯の電波やパソコンのモニターからの電磁波も、限りなく白に近いとは言え何らかの影響を私たちの体に与えていてもおかしくはない。実際、IT業界に勤めている人の間にある有名な都市伝説の一つに、女の子しか生まれないと言うのがあるが、私の周りでも確かに女の子が多いような気がする。
 こうした話を聞いて怖いと思う人に追い打ちをかけるような話で申し訳ないが、以前私が働いていた職場で起きた怪奇現象(笑)を紹介しよう。
 事の発端は画面チェック用に使われていたTVやパソコンがしょっちゅう壊れてしまう事だった。最初はたまたまはずれを当てただけかと思っていたのであるが、交換しても交換しても次々と壊れてしまうのである。それも特定のメーカーに限らず、機種を問わず壊れてしまうのである。こうした場合はコンセントなどの電源側の問題が多いので、最初はそれを疑っていたのであるが、念のためタコ足配線をやめても、違うコンセントから電源をとってもいっこうに改善されないのである。その謎が解けたのはある日、あまりに壊れるので横着になっていたせいもあってスイッチの入ったままTVを移動させた時だった。ちょうど目に見えないフィールドがあるかのように、TVの画面が歪み色が変わるのである。試しにTVを動かしながら調べてみると、なんと故障が頻発する席の脇に直径50cm程の範囲でTVの画面を歪める謎の力場が床から天井を貫くようにあるではないか。そこで調子の悪かったTVやパソコンの場所をそこからずらしてみると、これまで調子の悪かったのが嘘のように直ってしまった。
その日以来、そこは危険地帯として封印された訳だが、気の毒なのはこれまでその席で働いていたスタッフである。特に体調に異変が生じた訳ではないが、だれもが心の中では彼の身に異変が生じるのを疑わなかった。
幸い今のところ彼の身に異変は生じていないが、不思議なのはこのフィールドの発生源である。なにせ、ここは普通のオフィスビルで上下階とも、強力な電磁波を発生させる機器を使っている所などどこにも無かったからである。それともどこかの電波系のサイトにある話のように、電子レンジを分解して隣を攻撃している連中が潜んでいたのだろうか。引っ越ししてしまってそのビルから出てしまった今、調べるすべもない謎の出来事であった。
 ちなみに後日談と言う訳では無いが、数年後なんの因果か似たような出来事に再び遭遇する羽目になってしまった。もちろん今回もパソコンやTVが山のように置かれている職場が舞台である。それは職場に健康チェック用に持ち込まれた電磁波センサーが発端だった。最近では企業も白だと言われつつもやはり電磁波の影響を気にしているようで、一度試しにはかってみようと言うことになったのである。結果は書かなくても分かるだろうが、ほぼ職場の全域で強い電磁波を検出するものだった。とはいえ、別に安全基準があるわけでもないので数値が高いとは言えそれだけで問題があると言うわけではもちろん無い。皮肉なのはみんなが内心明らかに懸念していたモニターからより、暑いからと行って各自が勝手に机の脇に持ち込んだ、卓上扇風機から大量の電磁波が出ていた事である。なんと我々は風と一緒に電磁波も浴びていたのである。
 (ちなみにここでは、方位磁石が正確に北を向かない事も判明している。)
私たちIT業界人たちは長生きできるのであろうか?

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