過去の仕事を振り返る
フリーのデザイナーたるもの、常に人に見せられるポートフォリオや作品集を用意するのは当然の事だが、最近同じ所の仕事をやりすぎてすっかりサラリーマン化してさぼってしまった。
おかげでプロジェクトが終了間近の今頃になって大あわてで取りかかる羽目になってしまっている。これでは夏休み終わり頃の小学生である。
だが、引っ越しと同じように昔のものを引っ張り出していると、つい思わぬところで読みふけってしまい思わぬ時間を取られてしまうと言う罠があるものの、結構いろんな発見が有って面白い。
振り返って分かるのは仕事が変わっても意外と同じテーマを追っていると言うことだ。自分の場合にはこれがインテリアやエクステリアになるのだが、CGデザインをしているときにはゲームの背景などで、建築設計をしているときはそのものを、そして写真の仕事では主要な被写体として追っかけている事に気づかされるのである。
デザインを始めたばかりの学生の頃、作風というものに強烈に憧れていていたことがあったが、なんのことはない、無理して作らなくても自然にテーマや作風と言うのは出来ていくようである。あとはマンネリにならないよう気をつけよう。
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