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March 31, 2005

食玩と家具

 昔の仕事柄インテリア関連のショップがあるとつい覗いてしまうのだが、最近気がついた事の一つに昔はほとんど見ることの無かったディスプレーケースなどをよく見かけるようになった事がある。特に顕著なのが東急ハンズで、とうとう最近では家具コーナーの一角に独立してディスプレーケースやガラスの展示棚のコーナーが出来てしまったくらいである。これってやはりここ数年来ずっとはやっている食玩を飾る為のものだよなあ。と言うのはたいていのお店では中に(お店の傾向によって入っている食玩の種類は違うものの)いろんな食玩が入れられていて、わざわざ丁重にも「中に入っているものは商品ではありません」と言う注意書きが付いているくらいだからだ。
 昔インテリアの仕事をやっていた頃から振り返ると隔年の思いすら感じるのは、バブル崩壊後にショールーム関連の仕事をしてこの手の安価な展示ケースを探した時には、こうした一般向けの安価なケースはどこにも無くて、泣く泣く高価な業務用の展示ケースを流用するか、特注で作ってもらうしかなかったからである。
それが今では手頃な値段で手にはいるばかりか、アンティーク家具屋さんでもどこから見つけてきたのかガラス製のしゃれたケースや、小さな引き出しのいっぱい付いた薬やカードを入れるのに使っていたと思われる家具を見かけるようになってきたからたいしたものだ。不思議なのは新品の家具はともかく中古家具はいくら需要があっても量産できる訳でもないのに、需要があると何処からともなく品物が供給されてくる事である。やはりお金につながると分かれば資本主義社会の世の中らしく、最優先で物事が回ってくると言うことだろうか。
 だが最大の問題は私を含めて、いくら気の利いたケースが手にはいるようになっても肝心の置き場所が無いと言う事である。

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March 30, 2005

テンションの上げ方

 また日記らしい話。
今、某ゲームの背景のデザイン画を描いているのだが、今日はいまいちテンションがあがらずはかどらなかった。おそらく花粉症のせいもあるのだろう。
 ところでこういったテンションの上がらないときに調子を上げるうまい方法と言うのはないのだろうか。私はどうもそこら辺が苦手で、ペースやクオリティがなかなか安定せずに困っているのだ。この手の問題はデザインや作家などクリエイター系の仕事だと避けて通れない問題なので、人それぞれの自分なりの解決法を持っているようだが、これも向き不向きがあってある人にとっていいやり方が、自分にも当てはまるとは限らないのが難しいところである。私の場合は今作っているものに近いテーマーのとても良くできた他人の作品を見たり本や映像を見ることなのだが、これの難点はあまりに近いと無意識のうちに影響を受けすぎてパクリのようなものを作ってしまう危険性があることや、ついついそれに時間を取られて読みふけって逃避してしまい、時間を取られてしまうと言う問題点がある。また一番よくあり困るケースがそもそも参考になるようなものが身近にどこにもなくて、まったくアイディアのとっかかりが無いというもので、この場合まだ本屋や映画館に資料を探すという名目で逃げられるうちはまだいいが、真夜中だったりすると七転八倒の思いをする羽目になるのである。(まあ最近は幸か不幸かインターネットと言うものがあってそれに逃げるケースが多いが・・・)
 また人から聞いた方法で一番面白かったのは、映画スターシップトルーパを見てテンションを上げるとか、映画の盛り上がるシーンをまとめた特性ビデオクリップ(ランボーの突入前の装備を身につけるシーンや特撮ものや戦争映画の巨大兵器が発進するシーンなどをまとめたもの)を用意していて、いざとなったらそれを見るとかいうのもあるらしい(他にも伊福部昭のマーチを聴きまくると言うのもあったな)。

それにしても不思議なのはどんなに手が進まなくてもう駄目だと思ったときでも、締め切りの直前には驚くほどの集中力が発揮されることである。このエネルギーを小出しでもいいからもうちょっと前から出せればこれほどまでに苦労しないのにと思うのだが、世の中なかなかうまくいかないものである。

2005年7/21追記:もっとまっとうなテンションの上げ方を取り上げた記事をいくつか見つけたので載せておきます。
やる気が出る10の方法
仕事術のセミナーなどをやられたプロの視点からまっとうに書かれた仕事の意欲と効率の上げ方。実践的です。
finalventの日記(2005-7-9)
極東ブログを書かれているfinalventさんの日記より。この人のこうしたエントリーは当人の実体験がベースなのか有意義ながら押しつけがましくないのがいい。

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March 29, 2005

ひまわり6号の映像が届いた

first_vis ちょっと遅いニュースだが、この前のH2-A 7号機によって打ち上げられたひまわり6号からの映像が届いたのでそれについて書いてみよう。
と言っても詳しい解説は気象庁や宇宙作家クラブ掲示板などに書かれているし、そもそも閲覧数の少ないここでうだうだ書いてもしょうがないのであるが、未だに気象衛星の基本的な仕組みについて知られていない上に、今回のニュースでも判りやすいように解説してくれるところがあまり無かったようなので、落ち葉拾いのつもりでそれらをフォローしてみたい。
 まずは基本的なニュースのおさらいだがasahi.comの記事を引いてみる。


 気象庁は24日、H2Aロケットで打ち上げられた運輸多目的衛星(MTSAT、愛称ひまわり6号)が初めて撮影した映像を公表した。
 ニューギニア島付近の上空約3万6000キロから、気象衛星センターの気象衛星通信所(埼玉県鳩山町)に画像が届いた。

 でここに書かれていない基本的なフォローだが、まずは気象衛星とはなんぞやと言う話だが判りやすい解説としてまずは本家JAXSAの子供向け解説ページJAXSAキッズを引用しよう。

天気予報などの精度を向上させるため、地球上の気象現象を観測する衛星。1959年にNASAの「バンガード2号」が地上の気象状況を撮影したのにはじまり、現在では世界気象機関のとりきめにより高度3万5800キロメートルの静止軌道に、日本の「ひまわり5号」のほか、アメリカなどによって計5個の衛星が打ち上げられ、運用されています。

(余談だが、このJAXSAの子供向け解説ページは意外と参考になる事が書かれている。現場の記者会見などで驚くほどとんちんかんな質問をする記者がたまにいるが、せめてこうしたページくらいは読んで最低限の知識を身につけてから取材に来て欲しいものだ。)

 そんなわけでもう私の解説する部分は無くなってしまった訳だが、ちょっとだけフォローすると、気象衛星の肝となる部分は実はこの静止衛星軌道の適正なポイントにいかに正確に観測方向に向けて機体を固定するかにかかっている。たまにこの前、東工大が打ち上げたCubeSat衛星などを引き合いに出してたった180万円(ひまわり6号は163億円)で地球の写真が撮れるのだからもっと安く上げられるはずだと言う人がいるが、値段の違いで一番大きいのはいつでも好きなときに正確に狙った点を撮影出来るか、行き当たりばったりでたまに地球を写せますよと言う違いなのである(まあ他にもいろいろ違いはあるのだが)。
 でこの正確に衛星の向きを固定すると言う必要性から、衛星の寿命も決まってくるのだ。つまり放っておくと少しずつ向きや場所がずれていく衛星を修正するために、小型の姿勢制御用ロケットをふかして直してやるのであるが、当然燃料は無限にあるわけでは無いので、この燃料が尽きたときが衛星の寿命が切れた時になるのである(この他にも中の機械の耐用年数などの要因もあるが、燃料が尽きる方が先なのでここでは触れない)。
 寿命が尽きかけた衛星がどうなるかは今無理矢理ひまわりの代わりに引っ張り出されているアメリカの気象衛星GOES-9の映像を見ると判りやすい。日本気象協会のワンクリック気象情報サイトでは毎日、気象衛星の画像を見ることが出来るが、本来真ん中付近に写っているはずの日本列島が日によってはずれているときがあるが、これはスラスター(姿勢制御用ロケット)の修正がうまく行ってない時の映像である。たしかニュースによるとGOES-9のスラスターは一部の動作が不調な上に、燃料がなくてぎりぎりまで機体の位置修正をしないので、おそらくそれによるものだろう。またひどいときには画像の下1/4くらいがまるまる欠けているときがあるが、これは何らかの理由で撮影中にトラブルが発生したのだろう。ついでに補足するとこうした衛星からの写真は、普通のカメラの撮影のように一枚一枚パシャパシャ撮っているのではなく、スキャナーでスキャンするように画面を何分割もしながら少しずつ撮影していくようになっているので、トラブルが起きるとこのような画像になるのである。

 なんだか軽くフォローするつもりがついつい長くなってしまった。まだまだ書き足りないネタ、たとえばひまわりの画像が可視光線はモノクロになったものが一カットしか無いのに対し、何故赤外線領域は波長の異なる4カットもあるのかとか、いろいろあるのだがこれらについてはいずれ機会がある時にでもまた書いてみたいと思う。

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March 28, 2005

日本語版ポリティカルコンパスをやってみた

 流行ものが嫌いなあまのじゃくな私だが、最近一部のblogではやっているポリティカルコンパス(日本語版)をやってみた。

判定結果
保守・リベラル度 -3.96
(経済的な)右・左度 -2.5
あなたの分類はリベラル左派です。

ちょっと意外。自分は小さな政府指向(経済的には右派)だと思っていたのだがどうやらそうではないし、意外に中庸な数値で驚いてしまった。まあ私も含めて自分の政治的指向と言うのは実は一貫して無くて、単なる好き嫌いの延長線なのかも知れない。というのも自分で答えてみて判ったのだが、政策的には互いに相反する考えを持っているからである。これを個々の事例に対してイデオロギーに囚われず柔軟に判断しているととるか、総論賛成各論反対のいわゆる自分の狭い利益や好き嫌いしか考えていないととるかは微妙な所だろう。
まあ個人で作ったドラフト版なので、判定結果は半分お遊びなのでそれほど深刻に考える必要は無いのかも知れない。
ただやった感想としてもうちょっと解説があると嬉しかった。例えばリベラル右派(リバタリアン)に関してどれくらいの人が知っているのだろうか? それと自分の出た結果のジャンルしか解説が見れないのも不親切だと思う。

 そんなわけで早速各用語の解説を付けたい所であるが、ちょっと手に余るので今回はいくつか解説本の紹介でお茶を濁すことにしよう。

リバタリアンについて
自由はどこまで可能か—リバタリアニズム入門
リバタリアニズムに関する手頃な入門書、日本にこれまであまりなじみの無かったリバタリアニズムがアナーキズムやリベラリズムとどう違うのか。リバタリアン的な社会システムとはどういったものかを手際よくまとめた本としてはわかりやすい。

ナショナリズムと言う用語は出てないようだがついでに
ナショナリズム—名著でたどる日本思想入門
ちょっと変わった入門書。普通は取り上げない思想書以外のジャンル、それこそ小林よしのりやプロジェクトXまでも取り上げて、特にイデオロギーとかに興味がない人でも楽しめるような内容になっているが面白い。それでいて日本でいわゆるナショナリズムと呼ばれているものにどんな傾向があり、他の国のナショナリズムとどう違うのかといった日本人論にまで踏み込んだ考察はなかなか読み応えがある内容だと思う。

5/1追記:現時点での日本版ポリティカルコンパスの最新版はドラフト3版に更新されたので、上記の値は古くなっています。

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March 27, 2005

4月からのラジオ講座に苦悩する

 適当なタイトルが思いつかなかったので大げさなタイトルになってしまったが、要は4月からのラジオ講座のスケジュールと内容の変更にちょっと困っているという話である。
それというのもこれまでずっと聞いていた「英語リスニング入門」がどうやら今月で終わってしまうようなのだ。と言ってもNHKの英語講座はそれこそいろんな種類があるのでそれなら別の講座を聴けばいいし、以前この番組の代わりに放送されていた「英会話入門」が再開するから、NHKとしてはきっとこれを代わりに聴いてと言うことなのだろう。
 確かに内容的にはそれで問題ないのであるが、問題はそれが朝の6:30からに時間が変更になってしまった事である。確かに以前「英会話入門」を聴いてきた頃はその時間に起きていた事もあるし、漫画「監督不行届」のネタではないが朝の特撮番組の再放送を見るために早朝に起きていた事だって大昔にはやっていたのも事実である。
だが最近の一日13時間労働で帰宅するのが翌日と言う生活を送っている身としては、それはもはや不可能なのだ。そういえばもう一つの講座「ロシア語入門」も時間は変更にならないものの、仕事場が移転してますます遠くなるので、こっちも聞けなくなってしまう。
 そんなわけで4月からは以前ここのエントリーでも書いたラジオの録音方法を真剣に考えなくてはいけなくなってしまった。

 余談だが、最近のNHK語学講座の充実ぶりは面白い。なにせ比較的メジャーな外国語はもちろん、今ではアラビア語やインドネシア語の講座までもがあるのだ。この調子でもっといろいろ出てくれないだろうかとちょっと外国語オタクづいている私は期待してしまうのだ。最近ではいろいろパッシングも多いようだが、こういったジャンルではNHKしか出来ないからぜひともがんばって欲しいものである。

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March 26, 2005

デジタル一眼レフについて考える

 デジカメもすっかり普及して、メーカーでは今後は市場の伸びが期待できるレンズ交換式デジタル一眼レフの方に力を入れていくと言うようなことがニュースで流れていたが、そろそろデジタル一眼レフも買いになってきたのだろうか。
こう書くと一応写真を仕事にしているのにまだ持っていなかったのかと言われそうだが、私の写真の仕事は建築とQTVRなどの広角レンズや魚眼レンズそしてシフト機能が必須だったので、これまでのデジタル一眼レフではどうしても対応出来なかったのである。最近はようやく広角レンズのラインナップもそこそこ増えてきたので、広角レンズの方は何とかなってきたものの、全周魚眼レンズやシフトレンズなどの特殊レンズに至ってはいつまで経っても全く出る気配すらないから困ったものである。もちろん、普通の塩銀カメラと同じフィルムフォーマットのEOS-2DやKodakのDCSPro14nなどを使えばこれまでの一眼レフのレンズを何の問題もなく使えるのは判ってはいるのだが、どうしても1年足らずで中古品になってしまうデジカメにそこまで投資したくはないのである。
 とはいえさすがにHASSELやLEICAなどの塩銀カメラ(もちろん中古で安く買うから旧型だ)でやっていくのは、そろそろしんどくなってきた。
 こうなったら貧乏人の救世主のタムロンやシグマなどのレンズ互換機メーカーやロシア製のデジタル一眼レフ用特殊レンズの登場を待ち望みたい所だが、さすがにこれらのメーカーでもあまりにパイが小さいのかデジカメ用の特殊レンズは出してくれなさそうである(ロシアのメーカーあたりやってくれなかなあ)。それともやはりここはハイエンドのフィルムフォーマットのデジカメを買うか、特殊レンズには目をつぶってデジタル一眼レフを買うしかないのだろうか。
 これまでカメラは欲しいものが沢山ありすぎて困るほどだったのに、だんだんPCの用にいろいろ欲しい機能を兼ね備えたものを探すと現行機ではどこにもないという状況になりつつある今日この頃である。

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March 25, 2005

持ち物とイメージ

syutolman よくブランド雑誌やブランド品のメーカーの広告で、持つ物があなたのイメージを決定しますとか言う台詞があるが、本当の所はどうなのかと思ったことはないだろうか。
 もちろんこうした広告のキャッチフレーズを真に受けるのはばかばかしいのだが、それでも○○をやっている(持っている)人はこんなタイプと言うステレオタイプというのは、程度や内容の差はあれある程度皆もっていると思う。
 それで思い出したのは以前、雑誌「ラピタ」で趣味の作法大特集と言うのをやっていて(というかこの雑誌毎回こうしたネタばかりやってる気がするが・・・)、その趣味の極意を伝授する趣味人の風貌と記事の中身のシンクロ率が妙に高かった事である。特に傑作だったのは同じ車を趣味としている人でも、カニ目(オースティン・ヒーレー・スプライトMK-I)のようなヒストリックカーを乗っている人と、カウンタックのようなスーパーカーに乗っている人とでは、体格や風貌からして全く違っていたことだ。もちろん記事の方もそれをねらってスタイリストがコーディネートしているのだろうが、方やオーバーオールが似合う穏和そうな風貌に対し、カウンタックに乗っている方はサングラスが似合う鋭い風貌の黒ずくめの長身のルックスなのには、いくら何でも出来すぎだろうと思いつつ思わず大受けしてしまったのは言うまでもない。
 そういえば以前Penか何かで見た記事でも、旧東ドイツに新しくできたロシアアバンギャルドや旧東側諸国のデザインを売りにしたカフェが出来たところ、デザイナーや芸術関係者などいわゆるちょっとうるさいカタカナ業界の人に大受けで連日大にぎわいしていると言う話が載っていたが、そうした話を聞く限りどうやらこうしたノリは外国でも変わらないと言えそうだ。

 それでは自分はどうなのだろうか、振り返って自分の持ち物を思い出してみると、いわゆるブランド品のLeicaやHasselなどもあるにはあるが、それ以上に多いのはロシア製の怪しい製品の数々である。全機械式クロノグラフでありながら異常にやすいポレオットの腕時計Shturmanskie(Top写真)であるとか、Hassel互換機の中版カメラKiev88CMであるとか、そんなのばっかりがあるのだ。もしかして自分は上に挙げた人たちよりも遙かにマニアックな怪しい人なのかも知れない・・・。orz

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March 24, 2005

お味噌汁の話

 昨日話題に出たついでにお味噌汁の話を続けよう。私は自分で料理を作るときはほぼ確実に味噌汁を作るのだが、よく考えてみるとこれは実家にいたときに毎日必ずと言っていいほど味噌汁を飲んでいたかららしい。すり込みというのは恐ろしい物で、自炊をするようになって毎日自分でメニューを考えているつもりでも、いつの間にか実家で食べさせられた料理が基準になっていたのである。皮肉なのは久しぶりに帰省してみると、食生活が変わって実家では滅多にお味噌汁を作らなくなっている事だ。
 まあそんな訳で味噌汁だけは結構長い間作り続けてきたわけだが、自分でもちゃんとした物が作れるようになったと思えるようになってきたのはここ数年のことで、それまでは様々な紆余迂曲説があったのである。
 最初のうちはそこら辺のレシピ本やうろ覚えの実家のレシピに従って作っていたのであるが当然ながらうまく行かず、えらく薄かったり逆に塩辛すぎたりしてなかなかうまく行かなかった。なんと言っても一番難しかったのは他の料理と違って味噌汁の場合、入れる具によって塩辛さが変わってくる事である。しかもチャレンジャーな私はついついいろんな味噌を試してしまう物だから、味噌が変わるたびに辛すぎたり薄すぎたりしてしまうのだ。(ちゃんと味見しろよ)おまけに具によっては塩が入っているせいでいつもと同じ調子で作ると辛くなりすぎる物があるから大変だ。おかげでワカメや鮭の味噌汁で何度も失敗したのだった。また具によっては火の通り方が違うので煮る時間も変えなくてはいけないのも落とし穴の一つである。特に夜中に帰ってきて一刻も早く食べたいと急いて作るからなおいけない。そのせいでずいぶん半煮えのジャガイモを食べる羽目になったが、それでも最近では少しでも早く煮えるようにしたいときには隠し包丁をいれて時間を短縮するくらいのスキルはつくから慣れと言うのはたいした物だ。
 ところで味噌汁のダシは何を使って取っているだろうか。私は最近までインスタントのダシをいろいろとっかえひっかえ使っていたが、なんかしっくりこなかった。それでもたまにはとてもおいしい物が出来るので、きっと自分の腕が悪いのだろうと思っていたのだ。だが、ある日インスタントのダシが切れてしまい応急処置で買ったまま忘れていた鰹節でダシをとって見たところ「しまった、これまでいったい何をしていたのだ!」と後悔するくらいこれがめちゃくちゃおいしいのだ。そしてもう一つの発見はきちんとダシを取ると多少味噌が少なかろうが多かろうが、また適当に見繕った具を入れようがおいしいと言うことだった。日頃、味噌汁を作りなれている人にとっては常識なのかもしれないが、もしもいつも作っている味噌汁が物足りないと思っていたら試してみる価値はあると思う。

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March 23, 2005

賞味期限との戦い

 しばらく忙しくなりそうなので、なるべく生鮮食品は冷蔵庫に残さないようにしていたのだが、味噌の賞味期限が迫りつつあるのを発見したので久しぶりに自炊をしてみた。とはいっても平日はとてもそんな時間は無いので、もっぱら休日だけの話である。
 それにしても調味料の賞味期限は結構見落としがちだが、これが一人暮らしの冷蔵庫の大敵なのだ。そもそもこうした調味料は1人暮らしを想定していないらしく一生懸命使っていてもどうしても余ってしまう上に、私のように調子に乗ってエスニックやらなんやら変にレパートリーを増やしてしまうと、ナンプラーのように一年に数回しか使わないものがどんどん増えてしまうのである。しかも、こうした滅多に使わない調味料に限って代わりが利かない物が多くて困ってしまう。おかげてナンプラーや生クリームなどは何度もちょっと使ってはまるまる残りを捨ててしまう羽目になってしまった。それでも醤油とかよく使う物は小降りのパックなどが出てきただけまだましになったと言えるだろう。(そういえば醤油にも賞味期限があるって知ってた?、私は醤油なら腐りはしないだろうと、使い続けていたらいつの間にか中にカビが生えていてひどい目に遭ったことがあります。)今後単身世帯が増えていく分、他の調味料でも小さな容器の物をもっと出してくれないだろうか。

 こうして昨日は久しぶりに味噌汁を作ったわけだが、まだまだ賞味期限までに退治しなくてはいけない物は他にもいろいろありそうだ。休日の残り物退治はまだ当分続きそうである。果たして間に合うのだろうか。

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March 22, 2005

今日は休みの筈だったが

 今日は休みの筈だったが、最近はすっかり働くのがディフォルトになってしまった。さすがにここ何年もこんな生活を続けているとさすがにへばってくるようだ。昔は忙しさを競ったり、徹夜するのが普通だった時もあるが、とてもじゃないけどやりたいとも出来るとも思わない。そういえばこのまえmixiであなたはどれだけ寝てますかと言う話題になったときに、毎日3時間とか2日に1ぺんしか寝ないと言う猛者どもが多数いたが、それが出来るのは若いうちだけだぞと思わずつぶやいてしまった。だいぶ私もじじいモードになってきたらしい。
 とはいえ仕事によってはどうしても休めない事もあるのが実情だ。身近にある仕事で以外に知られていない大変な仕事の一つに、コンビニエンスストアの店長というのがある。この仕事、フランチャイズで24時間開けることを義務づけられている場合が多いのだが、地方などでうまくバイトが集まらないと結局店長が一人で24時間切り盛りすることになってしまうのだ。私の聞いた話で一番大変そうだったのは、始めてから10年間365日休みなしで働いて、とうとう体が持たずにお店を止めることになって、10年ぶりに休むことが出来たと言う人の話だった。
 こうしてみるともっと忙しい人は世の中沢山いるようだが、皆さん体をこわさないようご自愛ください。

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March 21, 2005

再び椅子の話

 なんかアクセスログを見ると椅子の話を読んでいる人が多いので、再び椅子の話を書いてみる。といっても単なる椅子の紹介は最近インテリアブームをあおったそこら辺の雑誌でさんざんやられているので、一日12時間以上座り続ける生活を何年もしている人体実験の結果でも報告しておこう。
 そもそも椅子に座り続ける生活の始まりは建築設計・施工をする会社に勤めたときがはじまりだった。設計と言う仕事柄、一日中CADを使って延々図面を書いていたのである。そのとき座っていた椅子の種類はもう覚えていないが、おそらく普通のオフィスらしく、コクヨやイトーキのOAチェアだったのではないだろうか。それでも、当時としては多少は恵まれていたのだろう。通常会社の椅子は役職に応じて豪華さや値段が決まるのが普通だった当時、設計業務などの長時間デスクワークをするスタッフに関しては、役職に関係なくそれなりにいい椅子が割り当てられていたからである。とはいえ、実際に座っていた身にとってはまだ今のようなエルゴミクスや体に追従する機能性などを持った椅子自体がほとんど無かったせいもあって、一日の後半にはかなりへばっていた記憶がある。その後、オフィス設計専門の部署に移るのであるが、そのときに座っていた椅子がKnoll社から出ていたニールズ・ディフィリエントのParachute One-Pieceチェアである。この椅子、結構デザイン的にはかっこよくそれなりに有名な椅子ではあったのだが、一つだけ重要な問題があった。それは外人のサイズで作られていて小柄な日本人には座面が高すぎたのである。もちろんオフィスチェアだけあってそれなりに、座面の高さの調整は出来たものの、どんなに下げてもやはり高いことには変わりないのである。そのため女性陣にはえらく不評だったのだ。
 そういえば、いまだに続いているインテリアブームよく取り上げられる外国の有名な椅子-例えばバルセロナチェアだとか、アルミナスリングチェアだとかに座ったことがあるが、これらもその多くは外人サイズで日本人にはちょっと大きすぎたり、座面が高すぎる事が多いのを思い出した。もしこれらを買おうと思っている人がいたら、とにかく一度座ってみてその高さを確認して欲しい。
 さて話を戻すが、その後しばらく座っていたのがスチールケースのセンサーチェアである。結局この椅子にこの後10年以上座り続ける羽目になるのだが、当時はまさかこんなに長い付き合いになるとは思わなかった。この椅子、まあ10年以上座ってられるだけあって、たしかにいい椅子だし、コストパフォーマンスも最高(なにせ他の有名オフィスチェアよりもずっと安い)なのだが、さすがに長年使っているといくつかあらも見えてくる。その一つが夏暑くて蒸れるというのと、重いということだろう。とはいえこれはいくつか弁護される点もある。当時はアーロンチェアなどに使われたペリクルなどの強度のあるメッシュ状の素材は無かったし、重量が重いのは逆に上で変な姿勢を取ったときに転倒しないようにしたからだ。特に後者の重量に関しては日本と外国メーカーではだいぶ考え方が違うようで、(まあがたいが違うと言うのもあるが)向こうでは多少大きかろうが重かろうが運送コストがかかろうが、どっしりとした安定性を重視するようなのだ。
 なお、ついでにこの椅子に関してちょっとだけアドバイスをすると、通販のカタログには載ってないが、実はこの椅子デザインや生地に関しては膨大なオプションがあるので、デザインに凝りたいときにはちょっとオプション料を足してやると、結構かっこいい椅子に変身する。特にお勧めはバックシェルにも座面同様に生地を貼ってやることで、見違えるように見た目が良くなるのでもしここを見てからこの椅子を買おうという奇特な人がいたら試してみて欲しい。
 以上がこれまで座ってきたオフィスチェアのレポートである。このほかにも有名なハーマンミラーのアーロンチェアなども座ったことがあるのだが、この椅子についてはもう沢山の人がいろいろ書いているのでいまさら書き足すことも無いだろう。

 下手をすると一生のうちで一番長い時間を過ごすことになるものだ、ぜひとも妥協しないで選んで欲しい。

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March 20, 2005

マイナーな言語を学習する2

 以前書いた記事で、なぜロシア語を学習するかについて書いたので今回は学習時の苦労について書いてみたい。
とはいえ、いくら自分から進んで道楽で始めたとはいえ勉強自体はもともと楽しいものではないので、学習自体が苦労だとも言えるだろう。いや実際今でもなんで自分がこんな事をしているのか時々判らなくなるときもあるのだが、性分として一度始めた以上いまさら止められないと言うのもあるのだろう。正直言うと遊んでいるうちに自然に覚えられないかなと思っているのだが、残念ながら子供の時の言葉の習得や遊んでいるうちに自然に乗れるようになってしまった自転車などごく一部の例外を除いてなかなかそううまくは行かないようである。
 ただ一般的な外国語に対してマイナーな言語ならではの大変な点というのは確かにある。ひとつはなんと言っても教材が少ないことだ。試しに近くの本屋に行って棚を覗いてみると判ると思うが、だいたい外国語の本やテキストと言うのはその大部分が英語で残りをフランス語やドイツ語、最近では中国語等で分け合っているのが実情である。これらはまだ比較的第2外国語として教えている学校が多い分まだましな方で、ロシア語ともなると下手をすると辞書すらおいてない場合だってある。それでもまだ見つかる分まだいいのだろう。ヒンドゥー語やアラビア語など(まあアラビア語は最近ではNHK講座が始まったが)ともなるとおいてある本屋を探すことすら大変で、これらを学んでいる人の苦労は大変だろうと思う。おかげでこうした辞書類でもアマゾンなどオンライン書店を活用することになるのだが、困るのが辞書の類である。先ほど書店にあまりおいてないと書いたが、それでもまだ紙の辞書は存在する分だけまだましで、これが電子辞書ともなると見つからないを通り越してもの自体が存在しないのだ。(英-露などではあるらしい)おかげでいまだに紙の重い辞書を持ち歩かなくてはいけないのである(どこか早く出してくれー)。それともう一点は教えてくれるところが少ないことだろう。まあ自分の場合はもともとお金をかける気がないのでNHKのラジオ講座を活用させてもらっているが、教室などに行こうとしたら地方では絶望的なのではないだろうか。
 そしてこれに共通するが、実際にその言葉を使ったり聞いたりする環境が圧倒的に少ない点である。ただこれについてはインターネットのおかげで最近は事態はだいぶ改善されたと言えるだろう。ちなみに私はリスリングの練習にインターネットでもラジオを聞くことの出来るРадио Россииを活用させてもらっている。(とはいえまだ言ってることは全然判らないのであるが・・・)

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March 19, 2005

電車の中の犬

dog_in_train 昨日に続き犬ネタ。
電車の中で大きな犬を見かけたがおそらく盲導犬だろう。さすがよく訓練されているだけあって、とてもおとなしく乗車していた。そう、盲導犬はとてもきちんとしつけられているからこそ、ペット不可の飲食店の中や交通機関にも入ることが出来るのである。ただし向こうは仕事中なので、いくらおとなしいからと言って構ったり餌をあげないように。
 それにしても、この前の鳩の時もそうだったが電車の中に動物がいると周りの乗客の空気が和むから不思議である。今回もだれもいやな顔せず、興味深そうに彼らを見守っていた。

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March 18, 2005

向かいの犬に散歩に付き合わされる

 めずらしく日記らしい話を書く。タイトルで「犬の」ではなく「犬に」なのに注目して欲しい。そう、よくある話ではあるがお向かいさんの犬ミリィもときどき脱走して勝手に散歩している犬なのだ。日頃はかなりの老犬のせいもあって、こっちが挨拶しても「わしゃ、疲れてるんじゃ」といった感じであまり相手をしてくれないし、特にその家の子供達の遊び相手をした後などは傍目にも気の毒になるくらい疲れた感じで寝ているのであるが、脱走したときだけは自分で犬小屋に戻ることが出来ないので、こっちを見つけると物欲しそうな顔をして愛想を振りまいてくるのである。
 だが今日は抜け出してすぐだったのか、ちょっと散歩が足りなかったらしい。せっかくこっちが気にかけて犬小屋に戻れるよう見てやったのに、すぐには戻らずにしばらく散歩に付き合わされてしまった。とはいえ向こうもお年だし、それほど遠出するわけではない。でも他の家の庭まで遠征して5分ぐらい散歩に付き合わされてしまった。
 それにしても昔我が家で飼っていたネコもそうだったが、連中結構器用に扉を開ける割には、閉められなかったり、出たものの入れなかったりするのが不思議である。実家で飼っていたネコなんかジャンプしてノブを回して扉を開けたりして、ひょっとしてこのまま知恵がどんどんついて人間並みになるんじゃないかとさえ思ったのになあ。(それじゃあネコ又だって)。
 さてすっかり臨時飼い主となった私は散歩を満喫したようで戻ってきたミリィを、お向かいさんのガレージのドアを開けて犬小屋に戻れるよう招き入れてやるのであった。犬を飼ったことのない私にとってはちょっと飼い主の体験が出来た面白い経験だった。

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March 17, 2005

10分で出来る即席トマトスープ

garlic_flytomoto_soup
 酒のつまみが切れていたので、速攻でスープを作ってみた。とても簡単に作れるのでせっかくだからレシピを
披露しよう。

必要な材料
・トマトジュース(野菜ジュースでも可)
・ニンニク
・オリーブオイル(バターでも良い)
・生クリームもしくは牛乳

 まずオリーブオイルでニンニクを炒める。ある程度火が通ったら小麦粉を足してホワイトソースを作る要領で炒めると、とろみが出てさらにおいしくなるだろう。これにトマトジュースを足して煮立ったらチキンコンソメや塩・胡椒で味付けする。注意するのはトマトジュースにはすでに塩が入っている事を忘れないこと。これを忘れると塩辛くなってしまう。これに生クリームか牛乳を足してやれば出来上がりだ。ボルシチ風にしたければこれにサワークリームを最後に乗せてやるといいだろう。またお好みでパセリのみじん切りなどを入れてもいい。
 これで完成、片づけを入れても正味10分もあれば出来るだろう。これがウォッカに実に合うんだよな。
それにしてももう夜中の2:00なのにいったい何をしているんだか・・・。

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March 16, 2005

地下工事現場を覗き見る

underconstruction 仕事場の途中にある工事中の物件、インフォメーションによると地下に構築中の高速道路のようだ。
ここは毎回通るたびに写真を撮ってやろうと思うのだが、場所が場所だけに線路上の高架橋の上からしか現場を覗くことが出来ない上に、厳重なフェンスに覆われてなかなか撮れないでいる。今回もフェンスによじ登って無理矢理撮ったのだが、足場が不安定なのでとても三脚は使えない状況なのだ。もうすぐ仕事場も移動するのでそれまでにちゃんと撮っておきたいのだが・・・。

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March 15, 2005

よくそこまで本を集めた(イースネタではない)

 本を買うときに皆どんな観点から買っているのだろうか? 暇つぶし、面白そうだから、何となく役立ちそうでなど、それぞれいろんな理由があるだろうが、どうも私は根があまのじゃくのせいもあって同じ面白そうという観点で買ってもちょっと変わった本が多くなるらしい。特に一度ストーリーを知ってしまうともう2度と読む気がしない性分のせいで、小説などはコストパフォーマンスが悪くて買うことが出来ないのと、仕事柄美術書や写真集を買うせいもあってなおさら分厚くて高い本ばかりが増えてしまうのである。
 たとえばこの前買ったロシア建築案内と言う本などは、400P以上に及ぶ膨大な写真や図面・地図と、ロシアの歴史・文化なども交えた詳細な解説がついた内容で、本国ロシアでもここまで詳細な内容の本は無いと言うものだが、こうした本は見逃すとたいていは2度と見つからないのでついつい買ってしまうのである。他にも世界の原子力潜水艦だとか、日本の高塔と言う日本にある高い塔を集めた解説本だとか、そんな本ばかりが(いやだぼハゼのようにあらゆるジャンルの本を買うのでばかりではないが)我が家の本棚を埋めているのだ。

 だが衝動に任せて買っていたわりには、意外にこうした本が最近役に立っている。
というのも人間はどうしても見たものしか作れない生き物なので、こうしたマイナーなジャンルの本を読んでおくと、とっさに何かをデザインするときに即座に対応するものが思い当たるようになるからだ。特にゲームの背景など、普通の人が絶対見たことの無いような場所を作るときにはこれがものすごく役に立つのである。だいたい突然空母の中を作ってくれと言われて、即座に中が思い浮かぶだろうか?
こうして考えると、本屋にある膨大なミリタリー関係の本やマニアックな趣味本も、実は資料としてとても役に立つものなのである。まあ実はこうしてあらゆるジャンルの本を買うことを正当化している訳なのだが、それでも何かの役に立つことが判るとうれしいものである。(まあこうしてさらに本の置き場所が無くなっていくのであるが・・・)

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March 14, 2005

隠れ家への憧れ

madori この前、ネットで見つけたすごい間取りの物件を元ネタに少し書いてみる。この物件千駄ヶ谷のあるビルの屋上部分なのだが、見れば見るほどすごい物件で思わずいろんな妄想が広がってしまった。案の定これを掲載していた不動産屋さんのblogでも大受けで、掲載後あっという間に成約してしまったそうだ(でも何に使うのだろう)。
 たしかにこうした物件は子供の頃の隠れ家ごっこを彷彿されるのか、みんなのあこがれで、ドラマ「探偵物語」(注意:リンク先サウンド有り)をはじめとして様々な話で主人公の住処になっているが(そういえば漫画「美味しんぼ」の山岡も独身時代、屋上に住んでいたな。結婚後あの物件はどうなったのだろう?)、実際に住んでいる人はもちろん物件自体めったに見かけないので、てっきりドラマの中だけのものだと思っていたが、本当にこんな物件があるとは思わなかった。
 どうせなら他にももっと怪しい物件は出ないのだろうか。例えばシャーロックホームズのオマージュとして有名なローリキングの「シャーロックホームズの愛弟子」の中に、ホームズがロンドン各地に設けている隠れ家の描写があって、とてもわくわくしたのを覚えているが、たとえば都内のビルの一見パイプスペースやら点検口にしか見えない部屋を借りることは出来ないだろうか。そうすれば終電を気にせずに都内で遊んだり、繁華街に手ぶらで散歩がてら寄ってみたりと、とても使いでがありそうである。
 逆に郊外だったらツリーハウスというのもいいかも知れない、いやべつに郊外じゃなくてもいいだろう。なにせ原宿の中にだってツリーハウスはあるのだから。

 ちょっと本気で都内に秘密基地をつくりたくなってしまった。

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March 13, 2005

マイナーな言語を学習する

 昔から英語以外の第2外国語を学ぶとしたら、アルファベット以外の文字を使う言語にしたいと思っていた。それは単にあまのじゃくだったせいもあるし、他の人が読むことすら出来ない文字を読めるのはなんかかっこいいんじゃないかと言う単純な考えからである。
 結局その想いは大学で第2学語を選択する事が無かった事もあってそのままお蔵入りしていたのだが、その後働くようになってから仕事で中国や韓国の人たちと一緒に働いたこともあって、再びNHKのラジオ講座でハングルを勉強し始めたのだった。残念ながらこれは本来勉強嫌いの性分もあって早々に断念するのであるが、心のどこかに未知なる言葉へのあこがれは残っていたのだろう。
 その想いが再発したのは、ここ数年のことだった。最初のきっかけはよく覚えていないのだが、何故かまたNHKのラジオ講座でロシア語を聞くようになったのである。最初は覚えても実際に役に立つこともないしと聞き流していたのだが、TVの講座も見ているうちに最近のエンターテイメント指向で面白くなった内容と、何より番組に出てくるアンナさんの魅力につられて(美人でスタイル抜群!)、いつの間にかはまってしまったのである。
(残念ながら彼女は一昨年で番組から降板してしまうのであるが・・・)

 ところでロシア語をやっていると言うとよくその理由を聞かれるので書いておくが、その訳は最初に書いた条件、普通の人には読めない未知の文字、そう、あのひっくり返ったアルファベットのようなキリル文字の暗号感につられたというのがあるだろう。余談だが、よく冗談であの文字はモスクワに活字を運ぶ途中で荷物がひっくり返ってしまって、そこで文字を取り違えたからだと言うのがあるが、実はあの文字は9世紀末にスラヴ系諸民族の間で宗教・学問の言語として用いられた教会スラブ語に使われていたギリシャ文字を元にした由緒正しい文字なのだ。
 ところでロシア語を選んだ理由はもう一つある。それはマイナーながらも多少は実用性あるのではないかとおもったのだ。そう、いくら道楽とはいえせっかく外国語を学ぶのであれば、私のようなあまのじゃくでも多少は実用性を気にするのだ。そうした点で考えるとロシア語は国連で使われているし結構いいんじゃないかと思ったわけである。実はアラビア語(約4億2000万人)やヒンドゥー語(約3億6600万人)の方が普段話されている人口は多かったのであるが、それに気が付いたのは後の話である。

 こうして始めたロシア語の勉強であるが、勉強嫌いでしかも実生活で使う機会は皆無だというのに今まで続いているのは不思議なことだ。まあ今となっては投資や負け込んだギャンブルと同じで、投資した分を考えると(まあ時間は別としてお金は全然かけていないのだが)いまさら後に引けないというのが本当の所だったりするのだが、まあそれで多少なりとも身に付けばいいのだろう。しかし果たして身に付いているのだろうか?
 なにしろロシア語は難解な事で定評のある言語の一つである。事実、もう2年近くやっているが未だに全く読んだり話したり出来る自信が無いのだ。とはいえ難しいのはどの言語も同じことで、英語は似た音が多くて聞き取りが難しいし、フランス語やドイツ語は発音が難しい。それに比べるとロシア語は文法は難解だが例外が少なく、文字もほぼ完全な表音文字なので読み方さえ判れば、見たことのない単語でも読めてしまう(音は判る)と言うのはある。そう考えると、どの国の言葉に限らず道のりは大変なのかも知れない。 

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March 12, 2005

夜の風景-道路工事現場にて

night_construction
 多くの写真好きは皆そうだが、自分も日常よくカメラを携行してスナップをよく撮っている。ただ問題が一つあって、太陽の出ているときには机に張り付いているので、撮る写真は仕事場の中と夜景ばかりになってしまうことである。
 これもその中の1枚だが、東京には珍しく霧が出ていてちょっといい感じだった。

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March 11, 2005

仕事が火だるま状態に突入する

 毎度の事だが、再び仕事が詰まって火だるま状態に突入しつつある。それにしても毎日12時間以上働く生活がディフォルトになってもう何年くらいになるのだろうか。そう思って手元の手帳のログを見たところ、少なくとも一昨年から同じような生活を送っていたらしい。org
 確かに海外旅行とか長い休みが必要そうな事を最近やってないとは思っていたが、忙しくなってからそんなに経つとは思わなかった。
 ではそれまでは暇だったかと言うと別にそんな訳では無いのだが、ここ数年えらく忙しく感じるのは何故だろうか。その理由の一つは以前の方がフリーらしくもっと自由度の高い生活を送っていたと言うのがあるだろう。たとえ同じ忙しさでも時間割を自由に決められるだけでずいぶん違ってくるのである。しかしなんの因果か最近ではタイムカードを押す生活がすっかり身に付いてしまっている。そもそもフリーの最大の特典は午前中寝ていられるのと、気が向いたときに平日でも休んだり、昼から酒を飲んだりすることにあると思っている穀潰しにとってこれはなかなかつらいことだ。
 それともう一つは机に座っている時間が長くなっているせいもあるのだろう。以前は打ち合わせと称して出かけることが息抜きの一つになっていたのだが、仕事先に机と機材をもらって作業することが多くなると、すぐに打ち合わせが出来るのはいいが下手をすると本当に外に出るのは通勤しているときだけで、お日様にほとんど当たらないまま一日が過ぎてしまうのだ。
 しかもネットワークの進歩のおかげで今後はさらに出かける必要はなくなりそうだ。たとえば以前やった仕事では相手先の会社のサーバーにアクセスできるソフトをもらって、ネットワーク経由で打ち合わせから納品まで行ったのだが、テキストと画像混在の数十メガから数百メガのデーターでもほとんどストレス無くやりとり出来るのには驚いてしまった。しかもその合間にリアルタイムチャットでやりとり出来るので、まさに自宅に居ながらにして顔をつきあわせて作業している感じなのである。まるでギャラクシークエストの一シーンみたいだと言ったら、相手は(たとえが悪いと)嫌がっていたが(笑)、本当に互いの回線が光だったらテキストではなく、TVカメラとマイクを使ってやりとりしながら作業出来るのではないだろうか。ただ問題は終電等を気にしなくて良い分いくらでも作業出来る点で、このときにも気がついたらすっかり真夜中になってしまっていた。
私などは自宅にいたからいいものの、つきあわされた相手の編集者はどうやら会社からアクセスしていたのでさぞかし災難だったことだろう。

 それにしても技術の進歩はゆとりを生むはずが、かえって忙しさを増すように働いているのは皮肉なことである。

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March 10, 2005

禁断の酒「アブサン」解禁

 今日のニュースネタだが、禁断の酒「アブサン」が発祥地のスイスで解禁になったそうだ。知らない人もいると思うので補足すると、アブサンとは18世紀にフランス人医師ピエール-オルディネールがスイスで医薬品として生み出したニガヨモギを中心に多くの薬草や香草で風味を加えたアルコール度数60−75度の強いリキュールで、色から「緑の妖精」とも呼ばれているお酒である。19世紀にはヨーロッパで大ブームを巻き起こし芸術家を中心に絶賛されたという。ボードレールやランボーなどは作品の中でも頻繁に取り上げているので名前だけは耳にした方も多いのではないだろうか。
 だがこのお酒、毒性や幻覚作用があるといわれ1905年にアブサンを飲んだ農民の男性が、妻や子供を射殺した事件を契機に、スイスや近隣諸国で製造、販売が禁止されるようになってしまったのである。えっ、でもこの前バーで飲んだ事があると言う人もいるだろうが、実は国内で飲めるアブサンは本家本元のアブサンとはかけ離れた別物なのである。
 実は私もランボーの小説などで気になって渋谷のバー「門 八月の鯨」で一時期こればっか飲んでいたことがあるのだが、後から振り返って見ると確かに色はアブサンのグリーンをしているものの、甘い口当たりで味はまるで別物だったことを覚えている。そう、後で判ったことだがこの「アブサン」はベースがニガヨモギなだけあってリキュールというより ビター(苦味酒)に近い味なのだ。そんな訳で未だに本当のアブサンは飲んだことは無く、しかも今では多くの国で製造・販売が禁止されていることから、おそらく一生口にすることは無いと思っていたのだ。だがニュースによれば今では毒性や幻覚作用は科学的な根拠がないと言うことで、多くの国では普通に販売されていると言うではないか。以前はこれを飲むためにわざわざ禁止されていない国から取り寄せて飲むしかなかったのが、これでやっと普通に飲めることが出来そうである。

 ところでなぜこんなにアブサンにこだわっていたかと言うと、実は私は結構単純で映画や小説でおいしそうに飲んだり食べたりしているとすぐ自分でも飲んだり食べたりしてみたくなるのである。おかげでこれまでもグロッグ(ラムを水またはお湯で割ったもの)やら、マティーニやらいろいろと飲んだり食べたりしたものだ。
 これで失敗したのはグロッグで昔の海賊ものや英国海軍ものでは実に旨そうに飲まれている上に、メグレ物でも頻繁に出てくるので、さぞおいしかろうとわざわざラム酒を買い込んで作ってみたものの、結局口に合わずに今でもほとんど手つかずのラム酒を残してしまった。実はこれには後日談があって、私が参照したグロッグは本家大英帝国海軍仕様のレシピで、メグレ刑事シリーズのレシピならずっとおいしかったのである。
 (参照)メグレ刑事シリーズのレシピ:ラム酒大さじ3杯(お好みで追加)、レモン大さじ1杯、砂糖(お好みで)
 (対して大英帝国海軍レシピでは、単純にラム酒を水で割っただけのものである。)

 再びアブサンの話に戻るが、ネットで調べると解禁になったと聞いたとたんに飲みたがるのは人の性らしく、googleってみると既に多くのblogで取り上げられているのには驚いてしまった。もう日本に取り寄せた方も何人もいるようで、どうやら私はすっかり出遅れてしまったようである。

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March 09, 2005

本を探して

 以前、本で床が抜ける話題を書いたからではないが、しばらく本を買うのを控えていた。いや控えていたと言うのは正確じゃないかも知れない。単に忙しくて買う暇が無かったのと、欲しい本は置いてあるものの書店に置いて無くて買えなかったというのが正しいだろう。
 なにせ最近は家路につくのは下手をすると翌日になっていることもあるので、書店はおろか普通のお店でも買い物する習慣がなくなりつつあるのだ。とはいえ最近はこうした人が多いのだろう、コンビニはもちろんスーパーや本屋さんまでもが営業時間をどんどん遅くしてくれたおかげで、最近では帰宅時間が遅くなることさえ厭わなければ、結構いろんなところで買い物が出来るようになってきたのはありがたい。
 だが店が開いていてもそこで売ってなければ意味はない。実はこれが深刻な問題なのだ。それでもアマゾンなどのオンライン書店が出来たおかげで最近は本を探すのはずいぶん楽になったといえるだろう。大学時代などはたまたまマイナーな専門書が課題で必要になったら、速攻で図書館に行かないと神保町を何日もかけて探す羽目になるか、つてをたよりに何とか借り手を見つけだして(貸してくれるように)交渉しなくてはならなかったからだ。それでも日本の大学はまだだいぶましらしい。聞き捨ての話なので真偽は不明だが、なんでもアメリカの大学では相手を蹴落とすためにわざと返却を遅らせたりすることまであると言うのだ。話を元に戻すが、本が見つからないのは最初マイナーな本ばかり探しているからだと思っていたのだが、実はそうでもないらしい。いろんなところで話題になっていたので聞いた方も多いとは思うが、多くの本は重版せずにすぐに絶版になってしまうからである。それを痛感したのは、昨年買った新書を調べようとアマゾンで検索したときにもうすでに在庫が無くなっていて、しかも再販予定が立っていなかったことである。いくら調べた本が建築基準法や商法大改正などがアメリカの公文書に明記されている米国主導の内容にそって行われていることを暴いた「拒否できない日本」だからと言ってちょっとこれは早すぎるのではないだろうか。これで本当にどこかからの圧力で再販されないとしたらそれこそ本当の陰謀である(注:その後再販されていました)。またもっとポピュラーな所では90年代にスピリッツで載っていた漫画「サルまん-サルでも描けるまんが教室」も絶版になっているのを竹熊さんのglogで知って驚いてしまった。これって90年代に学生時代を送った私のような世代だと誰でも知ってそうな漫画なのだが・・・。まあ旧ソビエトの有人宇宙開発計画の全貌を明らかにした"The Soviet Reach for The Moon"の様な超マニアックな本は諦めるので、せめてある程度出版された本についてはいつでも手にはいるようにして欲しいものである。

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March 08, 2005

カメラのメンテ

 カメラを持っている方は、日頃のメンテナンスはどの程度しているだろうか。私のようにしまい込んでいて、ある日取り出してみると黴びていて悲しい思いをしたことはないだろうか。たとえ除湿庫であってもたまには取り出して見た方がいいのは言うまでもない。下手に黴びてしまうとオーバーホールで下手なコンパクトカメラが買える金額がかかる上に、それでも状態によっては完全には回復しなくなってしまうからだ。
ちなみにこの修理代、高いと思っている人も多いと思うが、本当のところどうだろうか。わざわざ高いお金を払ってやってもらうより、自分で出来るならそれに越したことはないと思うのは、私だけではないだろう。
 少し前にLica分解の手引き書が出たこともあって、自分で修理したという人も耳にするし、インターネットなどで検索するととても素人とは思えない腕前で修理はもとより改造まで行っている人も見かけると、なおさら自分でも出来そうな気にもなってくるが、一方で修理店などに分解したものの元に戻せなくなってバラバラのライカが持ち込まれたなどと言う噂も耳にする。
こればかりは結局のところ自分で試してみるしかないようだが、失敗したときのことを考えるとなかなか踏ん切りがつかないものである。
 私の場合は悩んだ末、調整は無理でもファインダーのクリーニングくらいなら出来るだろうと言う判断で自分で分解してみた訳だが、これがとても大変だった。いや、別に分解作業自体が難しい訳ではない、特殊なねじなどが使ってあるので、普通の工具では難しいが専門の工具さえあれば分解自体はだれでも出来そうな作業なのだ。ではなにが問題かというと、ライカと言うカメラに限らずこの手の精密機械は設計図通りに部品さえ組み合わせれば動くと言う物ではなく、調整によって使い物になる精度を出していると言う点である。
 どういう事かと言うと、例えば同じように閉めているねじでも右側はきつく、左側はそれより緩く締めてあるとか、かみ合わせも、あるところはきっちりと、別のところは余裕を持って組んでいたりするのだ。なにより参ったのは、おそるおそる中蓋を開けるとねじ穴の下にワッシャーがあるところまでは予想していたが、それをはずそうとしたとたん一枚かと思ったワッシャーが何枚も重なっていた事である。それが、積み上げた本の山のように崩れかけたからたまらない。しかも各ネジ穴毎にはまっているワッシャーの数が違うので、もしばらけてしまったらおそらく二度と戻せなさそうな感じである。幸い部品はなくさなかったものの、早速見なかったことにして元に戻したのは言うまでもないだろう。
 そんな訳で私はオーバーホールに出して金額を聞いたときにも財布の事情とは別に心穏やかに払うことが出来た訳だが、これはあくまで私の器用さから見た話である。チャレンジするか専門店に頼むかは各自、自分の腕と相談して決めて欲しい。
 さて、こうしていろいろあったものの最後はプロに直してもらった私のライカだが、さすがに戻ってきたものは完璧な調子だった。驚いたのは最初に買ったときよりも具合が良くなっていることである。確かに中古で買ったとはいえ見た目は新品同然で、表面が傷つかないように底蓋など透明なフィルムが貼ったままだと言う状態だったものの、やはりどこか中身はへたっていたのかも知れない。修理の専門家がいうには中古カメラの場合、本当に調子のいい状態が判らないので最初から調子が悪いのをそのまま使いがちだそうだが、もしライカに限らず古いカメラを持っている人はオーバーホールには出さずともお店の調子の良さそうなカメラを触らせてもらって比べてみたり、たまには引っ張り出して使ってやって欲しい。

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March 07, 2005

喫茶店で過ごす時間

 最近、休日になると喫茶店なんぞで本を読んだりMailを打ったり、勉強したりして過ごすのが日課になっている。ひとつは家が寒いからと言うのもあるが、もう一つはなんだかその方がいろんな事がはかどると言うのが大きな理由だ。
 どうもそういう人は多いようで、古くから作家の方が自宅でははかどらないと喫茶店などで原稿を書いていた訳だが、残念ながら最近までは主にコンピューターが無いと仕事が出来ない私のような人間は、こうしたことはやりたくても出来なかった。だが、最近はモバイルの進歩によりノートパソコンを持って行けばたいていの事が出来るようになりようやく私のような人間にも喫茶店で作業をすると言うことが出来るようになってきたのである。なにせ以前なら不可能と思われた3DCGですら、ノートパソコンで作業することが可能なのだ。事実、私も以前とても仕事に追いつめられていた時にノートパソコンにMAYAを入れて、ちょっとした出先の時間すら惜しんでモデリングをやっていた事もある。ただノートパソコンの場合は電源が持たないこともあって、好きなだけ外で作業をすると言うわけにはいかないのが残念だ。実は、喫茶店でこっそり電源を借りて充電しながら作業していたこともあるのだが、たいていの店では禁止されているので(ばれて怒られました)注意が必要だ。ただもう一つの問題であるインターネットに関しては、最近はホットスポットが増えてきた事もありだいぶ事情は改善されたようである。それに京ポンことAH-K3001Vのユーザーになってからは、通信速度の問題さえ除けばUSBコード一つでパソコンにもモデムとして繋がり、単体でもメールやブラウザが使えるのでかなり外で出来る仕事の自由度が増えて助かっている。
 ところで外で作業をしていると、意外といろんな人がいろんな事をしているのに気づかされる。特にSTARBUCKS CAFFEEEXCELSIOR CAFFEなど長居できる感じの店だと、一昔の図書館ではないがノートパソコンを持ち込んでなにやら作業をしている人、本を読んでいる人、携帯で一生懸命メールを打っている人、勉強している人etcなど様々な人がいて面白い。特に私の利用する店は近くに英会話学校があるせいだろうか。ネイティブに話せる相手(多くは外人)相手に延々と会話の練習をしている人もいる。時にはあまりに面白い内容を話している人たちがいて、申し訳ないのだが勉強している振りをして話に聞き入ってしまうこともある。しかもよくよく話を聞いてみるとその話も彼らが喫茶店で隣で話している内容だったりするから面白い。こんなこともあるので喫茶店で話す内容はちょっと気をつけた方がいいかも知れない。とはいえ、一番やばい内容が話されている喫茶店は、裁判所の側の喫茶店だろう。
 昔、一度著作権周りの裁判に巻き込まれて戦った(原告側)事があるのだが、そのときに周りのテーブルで話されていた内容は細かい内容は分からないものの今振り返ってもドキドキするような単語に満ちあふれていたものだった。さすがにそのときは喫茶店でくつろぐどころではなかったが、まあそれは特別な例外である。

 そんな訳で、ちょっと面白い話を耳にしたり、他の人の様子を見るのも面白いこともあって、さらに喫茶店すごす時間が長くなる今日この頃である。

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March 06, 2005

ラジオの録音方法について考える

 昔はいっぱいあったはずなのにいつの間にか売られなくなっているものはたくさんあるが、その中の1つにエアチェックが出来るデッキと言うのがある。エアチェック!。今この言葉を聞いても若い人は意味が判らないのではないだろうか。要はラジオで流れる音楽や番組を録音することだが、一昔前は爆発的にブームになってそのための専用のラジオやカセットデッキ(!)などが、ごく普通に売られていたのである。
 今になって何故こんなものを探しているかというと、趣味で聞いているNHKのラジオ講座の番組を録音するためである。あえて趣味と書いたのはもう10年以上も聞き続けているにもかかわらず、たいして語学力が上がったとはおもえないからだが、それはともかくこれがどこを探しても見つからないのである。いくらエアチェックをする人がいなくなったとはいえ、私と同じような理由でラジオを録音したい人は結構多いと思うし、実際「はてな」のエントリーや他の人のブログでも探している人はいるにも関わらず、ラジオ講座録音専用機と化した"Talk Master"などを除けば見たこともないのである。
 それなら"Talk Master"を使えばいいではないかと言われるかも知れないが、これは自分には駄目だった。なんと言っても致命的だったのはこの製品がヘッドフォンを使うのを前提に出来ていた事である。ヘッドフォンが苦手な自分は外付けスピーカー代わりに"WaveRadio"につないだりして使っては見たものの、本体の出力が足りなくて音がチープになってしまうこともあって結局は使わなくなってしまったのである。とはいえちゃんとした据え置き型の上位機種"BossMaster"を買うのもすでにBOSEの"WaveRadio"を持っている身としてはちょっとつらいものがある。なにせラジオを録音する機能以外はすべてもう持っているからである。どこかにこれに追加するだけで決められた時間にラジオを録画できるものはないだろうか。
 他のラジオリスナーの方がどうしているのか、知恵を拝借したいと思っている今日この頃である。

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March 04, 2005

お雛様

 今日(もう昨日だ)はひな祭りらしいので、それにちなんだ話。
家は完全な男兄弟だったのでひな人形には全く縁が無かったのだが、何の因果か今住んでいる家にはお雛様がある。実はこれ借家の大家さんのものなのだが、置くところがないので我が家においてあると言うわけだ。とはいえさすがに飾っているわけではなく、他の荷物とともに通称「開かずの間」に仕舞われているのである。
 なぜそれを知っているかというと、最初にこの家を借りたときに荷物置き場になっている部屋があると聞いて、口の悪い友達が「そこ絶対なにかあるんだよ」と口々に言うので、念のため大家さんに中を確認したところ見せてくれたので知っているのである。ちなみに他においてあるものは、手作りの日本人形、神棚、布団などである。共産主義者並みに唯物論者の私は別にどうと言うことは無かったのだが、心の片隅では見なければ良かったと思ったのも事実である。(とはいえ毎回、話のネタにしているのであるが)
 さてこのお雛様、どうやらそれなりに由緒正しいものらしい。時代は昭和初期のものでそれなりに経年劣化があるものの、仮に売るとしたら結構いい値段になるのではないだろうか。とはいえいろいろと思い入れが多いものなので、きっとここにあるのだろう。
 そういえば実家にも何の変哲もない人形なのに、母親の手作りという理由で飾ってある像があったっけ。同じ理由で以前展覧会に出した私の絵も両親によって保存されているを思い出した(当人にとっては、昔の下手なものなので恥ずかしいのであるが)、もしかしたらその絵も描いた私よりも両親の方にとっての思い入れがあるのかも知れない。(とはいえ、実家には割と頻繁に帰っているのであるが・・・)
 古い物と付き合うのは、どうやら込められたいろんな想いとも付き合う必要があるようである。

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March 03, 2005

低温殺菌牛乳の話

 最近は売っているところも増えてきたが、まだ低温殺菌牛乳を売っている所は少ないようだ。かくいう私も急行で一駅隣の駅までわざわざ買いに行っているのが実情だ。
 特に私の場合、普通の低温殺菌牛乳ではなくノンホモジナイズの低温殺菌牛乳が好きだからたちが悪い。こう書くといかにもグルメっぽくて嫌だが、実のところは後で触れるが単なるすり込みの成果にすぎないのである。

 低温殺菌牛乳と言ってもピンとこない人も多いと思うので説明すると、牛乳を殺菌するときにいま普通に売られている牛乳は「超高温殺菌」と呼ばれる方法で130度・2秒間ほどかけて殺菌されてるのに対して、「低温殺菌」は62〜66度で連続的に30分間時間をかけて殺菌する方法で、一昔前(30年以上昔)はみなこの方法が使われていたのである。ちなみにノンホモジナイズというのは牛乳中の脂肪球を粉砕・均質化しないと言うもので、より生乳に近い味が味わえるものだ。

 最初にノンホモライズの低温殺菌牛乳を飲んだのはいつだったのだろうか、おそらく小学校の頃に田舎に帰ったときか、もしくは当時遠足で行った子供の国の牧場の中だったのでは無いかと思う。今となっては正確な時期も、何をやったのかもうろ覚えなのにもかかわらず、そのときに飲んだ牛乳のうまさだけはいつまでも記憶に残っていた。後年大きくなってから、そのときの牛乳を求めて何度も子供の国の牧場や田舎で牛乳を探したのだが結局見つからず、子供の頃の美化された記憶の産物だったと思っていたのだが、偶然買ったノンホモジナイズの低温殺菌牛乳を飲んだときにその味がよみがえったのである。
 後から考えてみれば、おそらく私が子供の頃が高温殺菌牛乳が低温殺菌牛乳に取って代わる最後の時期だったのだろう。その後、より保存が利く高温殺菌牛乳がポピュラーになり、牛乳と言えば高温殺菌牛乳が普通になるのだが、このころはまだ田舎の方や小さな牛乳工場ではまだ低温殺菌が行われていたのだ。
 こうしたことから、再び低温殺菌のノンホモジナイズ牛乳を飲むようになったのだが、最初に書いたようにとにかくおいてあるお店が少ないのである。まあ実際に飲むようになると分かるのだが、このノンホモジナイズの低温殺菌牛乳という奴はとにかく日持ちがしない上に、ほっとくと脂肪分が分離してクリームが上に浮いてくる(またよく振ればいいだけだが)というしろもので、たしかにお店が嫌がるのも分かるのだ。
 それでもそのクリーミーで甘い味わいを求めて(これは中の脂肪分の甘み、均質化していないので舌で甘みが感じられるのだ)、今週も買い出しを続けるのであった。

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March 02, 2005

腰痛と椅子の話

 このところ忙しいと言う話ばかり書いているが、今回もそれに関連した「腰」の話である。幸いなことに私は腰をやったことはないのだが、下手をすると一日12時間を軽く越える人間として腰痛は心配事の一つである。しかも周りには腰をやった人間がごまんといて、その大変さをたっぷりと聞かされてきたので、今ではちょっと腰が痛んだだけでびくびくしてしまうようになってしまった。そこで最近では毎朝体操などして少しでも予防しようと悪あがきしているのであるが、あまり効果が上がっている感じがしないのが困ったところである。まあせめてもの救いは元インテリアデザイナーの杵柄で、椅子だけはいいものを選んでいた事であろうか。
 とはいえ最近ではアーロンチェアなど腰にいい椅子もいろいろ出ているが、少し前にはなかなかいい椅子が無かったので、この椅子選びというのが大変だった。そして今でも言える話だが、困ったことにこの椅子と言う奴は、いろいろカタログスペックがあるものの自分に合うかどうかは、本当の所ある程度座ってみないと判らないのである。しかもさらに罠があって、このときには本当に長い時間座る時の姿勢で座ってみなければいけないのである。これを象徴するのが少し前にはやったバランスチェア椅子にまつわるエピソードだろう。この椅子確かに背筋をちゃんと伸ばして座っている分には快適なのだが、電話を取ったり、書き物をしたりして姿勢が崩れるととたんに苦しくなってくるので、とある会社で仕事用に導入したものの数ヶ月もたたないうちに誰も使わなくなってしまったと言うのである。特に決定的だったのは急な来客や電話などで席を立つときに迅速に点てないのが致命的だったという。
 幸い、私の場合は当時の職権を生かしてメーカーから椅子を借りては試してみると言う、実に贅沢な選び方をさせてもらったので、その点では恵まれていたと言えるだろう。当時選んだ椅子(スチールケースのセンサーチェア)は結局、その後のゲーム会社でも買ってもらったし、一つは自分用にも買って今でも使っている。
とはいえもうカタログ落ちしたか、カタログ落ち寸前なので今ではやはりアーロンチェアがいいのだろう。私の周りでも人気があるようで、みな腰をやってからこの椅子に買い換えているようである。
(とはいえ腰をやってからでは手遅れなのだが・・・。)

3/6追加:その後、やじうまWatchで知ったのだがStance angle chairと言うアーロンチェアをさらに凌駕する機動性をもった椅子が話題になっているらしい。リンク先を見る限りこの椅子はどうやら立った状態から座った状態まで追従する可動製を持っているようである。

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March 01, 2005

種子島は遠かった(祝H-2A打ち上げ)

liftoff_02_hi 少し遅い話題になるが先日2月26日(土)H-2Aが打ち上げられ、ペイロードの多目的衛星の切り離しまで無事に成功した。あとは衛星屋さんにバトンタッチである。(これから静止衛星軌道にのせ、衛星をきちんと動作させる仕事がある)。
 さて今回の打ち上げだが単に良かったねというだけでは芸がないし、専門的な観点ではもっといい記事を書く人はいっぱいいる。かといって宇宙開発好きとしては、くさす話を書く気もしない。
 そんな訳で今回は打ち上げとは直接関係ない与太話を中心に書いていくことにする。

 実は今回の打ち上げは現地まで見に行くつもりだったのだ。と言うのも以前の日記に書いたようにちょうど仕事が一段落し(途切れたとも言うが)、うまくタイミングがあったからである。また見に行った人の話によると、間近に体験する打ち上げのインパクトは強力なもので、宇宙開発に全然興味の無い人でもこれをきっかけに宇宙開発びいきになるほどもものらしいので、これはぜひ一度は見なくてはと思ったからでもある。それとこれは個人的な動機だが、昔お世話になった学校の先生が今は学校を辞めて、故郷の種子島に戻っているのでウン十年ぶりにお会いしたいというものあった。
 しかし幸か不幸がまた怒濤の仕事が始まってしまい、一時はすっかり見に行くのを諦めていたのだった。しかし低気圧の接近で打ち上げスケジュールが変更になったというので聞いてみると、なんとタイミング良くちょうど土日の休みに重なるではないか。この時点で再び猛烈に見に行く気満々になったのであるが、最終的にくじけたのはその交通費の高さであった。行き慣れていないのでもっといい方法があるのかも知れないが、どう計算しても宿泊費をいれると往復10万円コースになってしまうのである。10万円!。ちなみにこの値段だと今だとシーズンオフと言うのもあるがなんとイギリスに往復出来てしまう金額なのだ。
 ちなみにこの値段、駅すぱーとなどでなるべく安くしての金額であり、いろいろオプションを盛り込むとさらに値段が上がる可能性は十分にあるのだ。
 国内旅行がはやらないという話があるが、確かにこの値段でははやらない訳である。
 とはいえ、お金や時間がないと行っていると下手をすると一生行けずに後悔することにもなりかねない。以前私はコンコルドの時にそれを痛感したので、いつかは見に行に行かねばならないと心に決めたのであった。

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