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March 03, 2005

低温殺菌牛乳の話

 最近は売っているところも増えてきたが、まだ低温殺菌牛乳を売っている所は少ないようだ。かくいう私も急行で一駅隣の駅までわざわざ買いに行っているのが実情だ。
 特に私の場合、普通の低温殺菌牛乳ではなくノンホモジナイズの低温殺菌牛乳が好きだからたちが悪い。こう書くといかにもグルメっぽくて嫌だが、実のところは後で触れるが単なるすり込みの成果にすぎないのである。

 低温殺菌牛乳と言ってもピンとこない人も多いと思うので説明すると、牛乳を殺菌するときにいま普通に売られている牛乳は「超高温殺菌」と呼ばれる方法で130度・2秒間ほどかけて殺菌されてるのに対して、「低温殺菌」は62〜66度で連続的に30分間時間をかけて殺菌する方法で、一昔前(30年以上昔)はみなこの方法が使われていたのである。ちなみにノンホモジナイズというのは牛乳中の脂肪球を粉砕・均質化しないと言うもので、より生乳に近い味が味わえるものだ。

 最初にノンホモライズの低温殺菌牛乳を飲んだのはいつだったのだろうか、おそらく小学校の頃に田舎に帰ったときか、もしくは当時遠足で行った子供の国の牧場の中だったのでは無いかと思う。今となっては正確な時期も、何をやったのかもうろ覚えなのにもかかわらず、そのときに飲んだ牛乳のうまさだけはいつまでも記憶に残っていた。後年大きくなってから、そのときの牛乳を求めて何度も子供の国の牧場や田舎で牛乳を探したのだが結局見つからず、子供の頃の美化された記憶の産物だったと思っていたのだが、偶然買ったノンホモジナイズの低温殺菌牛乳を飲んだときにその味がよみがえったのである。
 後から考えてみれば、おそらく私が子供の頃が高温殺菌牛乳が低温殺菌牛乳に取って代わる最後の時期だったのだろう。その後、より保存が利く高温殺菌牛乳がポピュラーになり、牛乳と言えば高温殺菌牛乳が普通になるのだが、このころはまだ田舎の方や小さな牛乳工場ではまだ低温殺菌が行われていたのだ。
 こうしたことから、再び低温殺菌のノンホモジナイズ牛乳を飲むようになったのだが、最初に書いたようにとにかくおいてあるお店が少ないのである。まあ実際に飲むようになると分かるのだが、このノンホモジナイズの低温殺菌牛乳という奴はとにかく日持ちがしない上に、ほっとくと脂肪分が分離してクリームが上に浮いてくる(またよく振ればいいだけだが)というしろもので、たしかにお店が嫌がるのも分かるのだ。
 それでもそのクリーミーで甘い味わいを求めて(これは中の脂肪分の甘み、均質化していないので舌で甘みが感じられるのだ)、今週も買い出しを続けるのであった。

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Comments

私も牛乳飲むなら低温殺菌のノンホモジナイズって思います。
私は今ラッキーな事に、車でウロウロする仕事で、
売ってるお店の前を週に3回通るので、
その場でお昼用に200mlを1杯飲んで、500mlを1本買って帰ってます。

Posted by: うてな | March 03, 2005 at 11:51 PM

こんにちは、うてなさん。
近所に普通に売っているっていいですね。我が家では一人暮らしなので、どこで買うかも悩みの種ですが、きちんと飲みきらなくちゃというのも結構心配事だったりします。(外出が多い週は、飲むのがノルマ化する時もたまにあります)。

Posted by: doku | March 04, 2005 at 01:24 AM

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