喫茶店で過ごす時間
最近、休日になると喫茶店なんぞで本を読んだりMailを打ったり、勉強したりして過ごすのが日課になっている。ひとつは家が寒いからと言うのもあるが、もう一つはなんだかその方がいろんな事がはかどると言うのが大きな理由だ。
どうもそういう人は多いようで、古くから作家の方が自宅でははかどらないと喫茶店などで原稿を書いていた訳だが、残念ながら最近までは主にコンピューターが無いと仕事が出来ない私のような人間は、こうしたことはやりたくても出来なかった。だが、最近はモバイルの進歩によりノートパソコンを持って行けばたいていの事が出来るようになりようやく私のような人間にも喫茶店で作業をすると言うことが出来るようになってきたのである。なにせ以前なら不可能と思われた3DCGですら、ノートパソコンで作業することが可能なのだ。事実、私も以前とても仕事に追いつめられていた時にノートパソコンにMAYAを入れて、ちょっとした出先の時間すら惜しんでモデリングをやっていた事もある。ただノートパソコンの場合は電源が持たないこともあって、好きなだけ外で作業をすると言うわけにはいかないのが残念だ。実は、喫茶店でこっそり電源を借りて充電しながら作業していたこともあるのだが、たいていの店では禁止されているので(ばれて怒られました)注意が必要だ。ただもう一つの問題であるインターネットに関しては、最近はホットスポットが増えてきた事もありだいぶ事情は改善されたようである。それに京ポンことAH-K3001Vのユーザーになってからは、通信速度の問題さえ除けばUSBコード一つでパソコンにもモデムとして繋がり、単体でもメールやブラウザが使えるのでかなり外で出来る仕事の自由度が増えて助かっている。
ところで外で作業をしていると、意外といろんな人がいろんな事をしているのに気づかされる。特にSTARBUCKS CAFFEEやEXCELSIOR CAFFEなど長居できる感じの店だと、一昔の図書館ではないがノートパソコンを持ち込んでなにやら作業をしている人、本を読んでいる人、携帯で一生懸命メールを打っている人、勉強している人etcなど様々な人がいて面白い。特に私の利用する店は近くに英会話学校があるせいだろうか。ネイティブに話せる相手(多くは外人)相手に延々と会話の練習をしている人もいる。時にはあまりに面白い内容を話している人たちがいて、申し訳ないのだが勉強している振りをして話に聞き入ってしまうこともある。しかもよくよく話を聞いてみるとその話も彼らが喫茶店で隣で話している内容だったりするから面白い。こんなこともあるので喫茶店で話す内容はちょっと気をつけた方がいいかも知れない。とはいえ、一番やばい内容が話されている喫茶店は、裁判所の側の喫茶店だろう。
昔、一度著作権周りの裁判に巻き込まれて戦った(原告側)事があるのだが、そのときに周りのテーブルで話されていた内容は細かい内容は分からないものの今振り返ってもドキドキするような単語に満ちあふれていたものだった。さすがにそのときは喫茶店でくつろぐどころではなかったが、まあそれは特別な例外である。
そんな訳で、ちょっと面白い話を耳にしたり、他の人の様子を見るのも面白いこともあって、さらに喫茶店すごす時間が長くなる今日この頃である。
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