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April 04, 2005

NHK外国語講座の新しいカリキュラムが始まった

 NHK外国語講座の新しいカリキュラムが始まった。
私が聞いているのは主にロシア語と英語だが、英語についてはとやかく言えるほどきちんとやっていないのと、学習人口を考えても私なんぞがコメントしなくてもいろんな人が語っていると思うので、今回は学習人口が少ないはずのロシア語コースについて書いてみよう。
 まず一番ありがたいのは、TVとラジオの基礎コースで新カリキュラムが始まった事だ。英語の講座しか聴いていない多くの人には信じられないことかもしれないが、ロシア語など学習人口の少ない講座だと、4月からの講座が実は一昨年の再放送だったりするのはごく当たり前のことなのだ。そりゃたしかに新しい番組を作るのはお金も時間も掛かる訳だし、こちらも一昨年の番組だからといってもうやっちゃったよと言うほどきちんと勉強している訳ではないので、あまりとやかく言える訳ではないが、やっぱり新しい内容の方が興味も持てるし飽きにくいのは言うまでもないだろう。そんな訳で新カリキュラムと言うだけでこうしたマイナー言語のリスナーにとっては楽しみな事なのである。また唯一の再放送となったラジオ講座応用編も個人的には一番の秀作だと思っている2004年の滝川ガリーナ先生のカリキュラムなのでこれはこれで良かったのかも知れない。ちなみにこの応用編、ロシアの生活や文化にかなり踏み込んだ内容になっているのでたとえロシア語に興味が無くても、外国文化に興味がある人だったら一度聞いてみても損のない内容だと個人的には思っている。
 さてもう一つのうれしい変更点はTV番組の時間が日曜日の早朝から月曜日の深夜に変更になったことである。生活習慣は人によって違うので困った人もいたとは思うが、私のように日頃は仕事が忙しく休日の午前中はまず寝ている人間にとって、これはとっても助かる事なのだ(もちろんビデオで撮ると言う手もあるが、ビデオだといつでも見られるさと思って結局は見ない質なので)。それとこれは全くの趣味の問題なのだがゲストがオクサーナさん(美人)なのも楽しみの一つである。(と言うか毎回ゲストを楽しみに見ていると言う説もあるが・・・)
 絶賛が続いてしまったがもちろん多少の苦言が無いわけでもない。一番の気がかりはラジオ基礎コースの内容が最初から結構難易度的に飛ばしすぎている事である。どれくらいの内容かと言うと、最初本屋さんでテキストを買ったときに4月から基礎コースが無くなってしまったのかと思ったくらい(の文字量)なのだ。もちろんこれは単に会話数が多いのをすべてテキストに起こしているせいで発生している見かけ上の話だけなのかも知れない。確かによく見ると昨年から引き続き聞いているリスナーにとってはたいしたことのない難易度なのかも知れないが、テキストにある会話量を見るとちょっと引いてしまう初心者が多いのではないかと心配してしまうのは、見た目の文字数で難易度を判断してしまう傾向を私自身が一番持っているからなのかも知れない。

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