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April 17, 2005

グーグル・マップで見えるもの

 スラッシュドットやWIRED Newsでも記事になったので知っている人も多いと思うが、googleが地図検索機能を強化して、衛星写真の検索を開始した。google自体のサービスの入り口はこちら、なお実は同様のサービスは既にNASAが提供している
このほかにも有料で良ければ同様のサービスは多数存在していて、使用できる衛星もアメリカの衛星のみならず、ロシアの画像衛星をつかったものも存在する。

 このように多種多様な衛星写真サービスが提供されていると、誰しもそれでは何故わざわざ独力で偵察衛星を持つ必要があるのかと思うのではないだろうか。確かにこうしたサービスは一見すると全世界、いつでも何処でも見ることが出来るように感じられるかも知れないが、実はそうでもないと言うのがその答えと言えるだろう。
たとえば、ワシントンのキャピタル・ヒルやホワイトハウスの屋根を見てみよう。何故かモザイクがかかっていたり塗りつぶされているのが分かると思う。これは衛星アンテナ等があって見る人が見ると、使っている帯域やおおざっぱな軌道が推測できるからだと思われるが、このように画像があってもそこにすべてが写っている訳ではないのである。また、ちゃんと写しているもの時間的な事情で写っていないというものもある。冷戦時代、NATOの海軍艦艇はソ連の海洋監視衛星が接近する時間には出航を見合わせたというのは有名な話だが、移動するもので無くても衛星写真は全世界の写真を更新するのに通常何年もかかるので、肝心の調べたいものが最近出来たものだったりするとまだ写されてないと言うこともあり得るわけだ。もちろん偵察衛星の場合こんなことがあっては困るわけで、通常は撮影したい地点を指定してそこを優先的に撮影することで極力タイムラグを無くすように努力している。しかし、商業撮影の場合はどうしても優先順位というものがあるわけで、先に撮影スケジュールを押さえられてしまうとどうしようも無くなってしまうのだ。
実はアメリカのシャッターコントロールもこのやり方に基づいていて、アフガニスタンの軍事行動の時にはイコノス衛星によるアフガニスタン近郊の撮影の独占契約を結ぶことで、事実上他の国がここで何が行われているか知る事を出来なくしてしまったのである。

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