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April 20, 2005

クィーンイングリッシュへの憧れ

 ロシア語のようなマイナーな外国語はもちろん、英語であっても以外に困難な事の一つにリスニングのソースを見つける事がある。えっ英語でと思うかも知れないが、日本で流れている英語の大半はアメリカ人の話す英語、すなわち米国英語であってそれ以外の英語となるとひどく少ないのが現状なのだ。
 まあ自分の場合、米国英語や英国英語うんぬんと言う前にもっと基本的なリスニング力を上げなければならないのであるが、それでもシャーロックホームズ物を始めとしたビクトリア朝物好きな自分にとっては、英語と言えば英国英語(British English)以外に考えられない。この手の指向の持ち主は結構いるのかどうか分からないが、有名な英国英語好きと言えば伊丹十三と吉田茂が上げられるだろう。伊丹は「ヨーロッパ退屈日記」の中で英国英語の話(と米国英語の悪口(笑))を書いていたし、吉田茂もイギリス風のダブルの背広に葉巻をトレードマークにして、使う英語も完全なクイーンイングリッシュでマッカーサー相手にもずっとそれで押し等した逸話が残っている。こうしてみると英国英語好きはスノッブでアメリカ嫌いの人が多いような気もするが、振り返って見ると確かに自分にも当てはまるようである。
 さて多少はヒアリングがましになって(決して良くとは言えない)何となく米国英語と英国英語の区別が付くようになってくると、日本で耳にする英語の大半が米国英語だと言うことが判るのだが、それならば耳にする英語ばかりでなく大半のテキストもまた、米国英語ベースなのも当然なのかも知れない。「ああ、大英帝国の栄光は語学においても失われてしまったのか(注1)」とか「やはり日本は英語教育においてもアメリカの支配下なのか」と英国英語好きには思わず愚痴が出てしまうが、そんなことを言ってもしょうがないのでBBCドキュメンタリーのDVDなどを教材に、少しでもクイーンイングリッシュを聞く時間を増やそうかと思っている。

注1:まさにこの題名で以前、Newsweekが特集を組んでたのを見たときには思わず笑ってしまった。

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