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April 23, 2005

タレを変えて簡易エスニック

 最近、仕事先の引っ越しのおかげで久しぶりに料理を作る時間がとれるようになった。
そんな訳で久しぶりに自炊しているのだが、そのときに困るのがお総菜などのちょっとした料理である。よく男の人などで中身は何でもいいから3品以上おかずが無いと気が済まない人がいるが、実は自分もそのタイプでいつも何点かおかずを出さずにいられないのである。しかし、いざ作るとなるとこうした量の少ないものを多数作るというのは結構時間と手間のかかる面倒な作業で、いつも頭を悩ましていた。そんなわけで一時期はオリジン弁当のお総菜が大活躍したのであるが、さすがに毎回食べているとだんだん飽きが来るのか、いろんな種類をとっかえひっかえ食べていても何となく味の予測が付くようになってしまった。本当ならそこで、ピーマンとジャコの炒り煮だとか牛肉の当座煮などを作っておくのだろうが、最近は下手に作り置きしても急に忙しくなって食べそびれる危険性があるのと、なんといっても面倒になってしまっている。そこで活躍するのが、ちょっとしたタレである。これを何種類か作ることで同じ食材がある日は日本風、次の日は韓国風とまるで違うものに変化させられるのである。
 例えばマグロのぶつ切りで言えば、そのまま万能ネギと納豆をいれたのに醤油やみりんで味付けし、ちょっと隠し味でわさびでもいれれば和風になるし、これを納豆の代わりにウズラの卵でも落としてやって、醤油・ごま油・みりんに隠し味でニンニクを入れて最後にゴマをふれば今度はたちまち韓国風に様変わりする、さらにこんどは卵の代わりにタマネギかアボガドを加え塩・レモン・しょうゆ・しょうがなどで味付けすると今度は「ポキ」と言う名の立派なハワイ料理の出来上がりである。
 なにもこんなにちゃんとした料理でなくほうれん草のゆでたものであっても、いつもの醤油ではなく韓国風のタレ(醤油・ごま油・粉唐辛子)をかけて最後にすりゴマをかけるだけで、韓国風の新鮮な味が楽しめること請け合いである。またオリーブオイル+塩(出来れば岩塩やクレイジーソルト)にして出来ればちょっと電子レンジで温野菜風にすると今度はイタリア風になるから面白い。一人暮らしで食材が残ってしまったときなどにぜひ一度試してみて欲しい。

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