NHKロシア語講座の新しいカリキュラム
Товарищи! Как изучение русского языка?
(同士諸君!ロシア語の勉強はどうかな?)
とこれ以上書くとボロが出そうなので本題。なお上の文もし間違いがあれば指摘お願いします。
NHKのロシア語講座が始まって約2週間が過ぎた。前回の話では始まる前の印象だったので、今回は実際に見たり聞いたりした感想について書いてみよう。まず期待のTV講座だがまあ普通(нормально)といった感じだろうか。ゲストに関しては、これまでもずっと担当していた盤石の布陣である金田一先生とオクサーナさんが押さえている事もあって心配してなかったのだが、生徒役の長田佳世さんがロシアに3年留学していた事もあって実は本当の生徒役がいないことがちょっと心配だ。なんでロシア語が堪能なのに心配かというと、そのためにストーリーのボケ役が出来ないのはまあ置いておくとして、初心者が陥りやすい間違いを気づかせてくれる役回りが誰もいないのが気になるのである。
ところで最近はこうした教育番組でも視聴率が気になるのか、ますますエンターテイメント路線が進むTV外国語講座であるが、ご多分に漏れずロシア語講座も今回は舞台を(バレエの)劇場に設定し、毎回ミニドラマを挟んだスタイルで進めていくようだ。ちなみに前回はお寿司屋さんだったので、少しはロシアに縁のある世界観になったと言えるだろう(ていうか前回を見て、何故ロシア語でお寿司やさんと思ったのは私だけではあるまい)。これもバーチャルセットで背景をすべてCGで合成できるようになったからで、予算を欠けられない教育番組にとってはこのシステムはまさに救いの神と言えるのかも知れない。ただ毎回思うのだが、だんだんエスカレートするこのエンターテイメント路線、どこかでブレーキをかけてやらないとそろそろまずいのではないだろうか・・・。
さて次にラジオの方だが、こちらは最初にテキストを見て感じた通り結構ハイペースで進んでいる。今の時点で触れたことは以下の通り。
・アルファベットと発音
・名詞の性
・名詞の格変化
・形容詞の格変化
・正書法
もちろんこれらについて掘り下げたわけではなく、さわりを触れただけのものもあるが、ちょっと早すぎないか心配だ。というか4月だからと高をくくっていたはずがすでに予習に追われている自分が一番心配である。
最後はラジオ講座からは話が変わってMacintoshの次のバージョンのOS "Tiger"のお話。
何故ロシア語の話で"Tiger"かと言うと、このなかに新たに追加された翻訳機能がすごく強力で、なんと英語、中国語、オランダ語、フランス語、ドイツ語、ギリシャ語、イタリア語、日本語、韓国語、ポルトガル語、ロシア語の単語や文章を瞬時に翻訳するという。これまでロシア語-日本語翻訳環境がほぼ絶無だったMacintosh環境にとってはまさに夢のような充実ぶりである。"Tiger"は今月29日発売と言うことでもちろん試してみたわけではないのだが、単語レベルの変換であっても日露電子辞書などどこを探しても無かったMac環境にとってはとてもありがたいのは言うまでもないだろう。
4/30追記:上に書いた"Tiger"だが残念ながら日本語については英語に対してしか翻訳は出来なかった。予想はついていたががっかりである。→詳細:Mac OS 10.4 "Tiger"の翻訳機能
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