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April 13, 2005

花冷えと石油ストーブ

 しばらく暖かい日が続いていたのが再び冷え込むようになってきた。これが暦で言う「花冷え」なのだろう。こんな天気の時に石油ストーブを使っていて困るのが、いつまで石油を買っておくかと言うことである。別に腐るものではないのだからそれほど神経質になる必要はないのだろうが、やはりストーブやポリタンクに石油を残したまましまい込みたくないのだ。そのために毎年、今後の天気を読んで石油を買うのだが、ここ数年は異常気象が続いていていつも読みがはずれてしまい、結局寒い思いをするかGWにもなって残った中途半端な石油を空けるためにストーブに火をつける羽目になっている。
 また石油の残りもさることながら、春先はストーブをしまうタイミングも結構難しい。どんなものでも同じだと思うが、しまう前に一度きれいに掃除しなくてはいけないからである。特に石油ストーブの場合、このときに石油が残っていると結構手間なので、なおさらしまうタイミングと石油を使い切るタイミングに気を遣うのである。また逆に再び寒くなるときはどんなに掃除していても、埃が焦げるせいか最初は微妙に臭うので、窓を開けてちょっとの間空焚きしてやらなければならないとこれまた少し面倒である(いやこれはオイルヒーター以外は皆同じか)。
 それならばとっとと電気なりガスストーブに買い換えてしまえばいいと言われるかも知れないが、20Aしかない古い借家ではこれ以上ワット数の高い電化製品を増やすわけにもいかず、かといってガスは台所以外では使えないのである。それに一度、石油ストーブに切り替えて冬の電気代の安さを知ってしまうと、とてもじゃないがもったいなくて電気ストーブなど使う気にならないのだ。
 そんな訳で我が家では年代物のアラジンストーブを今でも愛用している。手間の掛かるものではあるが、不思議と炎を眺めていると落ち着くのと、いざ地震などでライフラインが切断されたときに備えて、これからも使い続けるのだろう。
 そういえば家にあるのとちょうど同じタイプが、この前、愛知万博の昭和の暮らしコーナーの30年代の所に陳列してあるのを知ってちょっと驚いてしまった。こう書くといかにも骨董品ぽく聞こえるが、我が家にあるストーブは手入れがいいのか、単に私が実家を出るときまで死蔵されていたせいか知らないが、まだ見た目はぴかぴかの新品のような外見を今でも保っている。

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