« April 2005 | Main | June 2005 »

May 31, 2005

奇跡の形

以前からあるアイディアの覚え書きを書いておく。ただしWikipedia的に言えば「この項目は、調べものの参考にはなる可能性がありますが、まだ書きかけの項目です。加筆、訂正などをしてくれる協力者を求めています」と言ったところでまだ調査不足や調べたりない部分が山のようにあるのでそれを了承して読んで欲しい。
 そもそもの元のネタは、複数の神話を読んだときにその中で書かれる奇跡や超常の力に宗教や民族性ごとに違いがあると言う事だった。もちろん、違いがあるのは当然の事なのだが、ここで気になったのはその力や奇跡の裏付けや使えるときのルールが結構その世界観や宗教のバックボーンが反映されているように見えて興味深いのである。
 
 例えばキリスト教的世界観での奇跡からまず見てみよう。キリスト教の奇跡の定義やシステムはローマカトリックで明確に定義されているのが特徴だ。例えば病気などの治癒に関して言えば複数の医師の所見と患者の所属する司教区による治癒後の追跡調査を含む綿密なものになっていて医療不可能な難病が別の治療なしで自然に突然に、通常の回復期間をすっ飛ばして完全に治り、再発せず、医学による説明が不可能でなくてはいけない。
しかも、精神障害や神経障害による機能障害は審査の対象にはならない。
自己暗示でも治りそうな心身症は問題とされていない。
抗生物質が出てきてからは結核性の病気は認定の対象から外されている。
など非常に厳格なものになっている。またその奇跡の仕組み自体も神学的に明確に定義されていて、厳密には世界のルールを決めた神だけがそのルールの変更や運用を変えることが出来るが他のものは一切それにタッチできないと言うものだったと思う。それでは何故奇跡が起こりうるのかと言えば、奇跡を起こしたものはその人自身が起こしたのではなく、あくまで神がその願いを認証する形で奇跡が生じたというのである。

対してキリスト教の流れを全く引かないヒンドゥー教の奇跡を比べてみると面白い。インド神話の聖典「パーガヴァタ・プラーナ」のエピソードの中に一億年(!)もの間修行を重ねた偉大な行者「マールカンデーヤ」があまりにも巨大な修行の成果を手に入れた結果、天上界の覇権が脅されることを恐れたインドラ神が愛神カーマなどを送り込んで誘惑を図ったり、シヴァ神が神々すら焼き尽くすことが出来る力を持つ第三の目を開いて焼き殺そうとしたところそれを跳ね返したなどとと言う逸話があるくらいで、奇跡の力はあくまで当人の修行の成果として与えられ神や人間といった立場の違いすら関係ないものなのである。

それでは仏教はどうかというとこれが一口で言うのが難しい。というのも仏教の場合、宗派によって根本的な考え方自体が異なっているからである。そのため悟りとか救われかたと言った根本部分でさえ異なっている状態で、もちろん奇跡の定義なども宗派によってバラバラなのである。だがその中で、一番興味深い奇跡の解釈は「奇跡=世界のバグ」説というものだ。これは映画マトリックスの中でもネタに使われているくらいで、要は世界は精密に作られてはいるが所詮は不完全なものであり、奇跡や超常の力というものはそのシステムのバグを付いたり、この世界のシステムとは違う別の世界の力を引っ張ってきたりして起こすものだと言うものである。

こうしてみると、単に奇跡と言ってもその裏に様々な世界観が反映されているのが判ると思う。残念ながら個々の話について深く調べていないので間違いがある可能性があるし、逆にもっと興味深いエピソードなどがあるかも知れない。いつかそうしたものを補完してもっとちゃんとした考察にしたいと思っている。また今回は原典として世界の神話や宗教上の奇跡を取り上げたが、さらに調査対象を架空世界の話(ファンタジーやSF)などにも広げるとさらに面白い事が見えてくるのではないかと思っている。さすがにそこまで手を広げるゆとりが無いのであるが、もしこれで興味を持った人がいたらぜひやって欲しいと思っている。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

May 30, 2005

お味噌汁とボルシチとカレー

 お味噌汁とボルシチとカレー。この3つに共通項があると言ったらどう思うだろうか? それも同じ食べ物とかそういった広い括りでの共通項ではなく、もっと根本的な共通点があると言ったら?
 答えはその国の基本的な汁物のメニュー、それも家庭から外の食堂までたいていのところで毎日のように作られてメニューに並ぶものと言う点である。なんだ当たり前じゃんと言われそうだが、もう少し詳しく見てみると結構興味深い事が判るのだ。それはどれも野菜が中心でありながら、肉や魚など何でも具として入れられる柔軟性を備えていること。そして、きちんとしたレシピがあるようで各家庭ごとに様々な作り方があるという点である。また地方によって味付けに様々な流派があるという点でも似てると言えるだろう。(ただカレーの具となると実はカーストによって食べられるものが異なると言う事情もあって、単純に地域差の流派と言えない根深いものがあるのだが)
 そのせいもあるのか、これらの料理は一口にみそ汁なりカレーと言っても人により様々なものを思い浮かべるように、ポピュラーな割には共通の味なりレシピを挙げるのが難しい。よく日本に来たインド人が日本のカレーを食べてこれはカレーじゃないと言う話を聞くが、なまじ根元的な食文化になっている分、自分が食べていた料理には思い入れがあるからだろう。これは同じ国の人どうしてもよくある話で、「結婚は食文化の激突だ」と言う訳ではないが、みそ汁やおでんの味付けを巡って夫婦でもめるのはよく聞く話である。同様な衝突が果たしてインドやロシアであるのかは知らないが、カレーやボルシチにも様々な種類があるのは言うまでもないだろう。
 特にカレーは日本では一繰りに「カレー」と呼んでいるが実は現地では具や作り方によってそれぞれ別の名前で呼ばれているのが普通で向こうに行ってカレーと言っても通じないと言う話を聞いたことがある。では向こうで日本のお味噌汁にあたるような汁物は何かと言うと地域差が大きいので一言では言えないのであるが、おそらく南インドの代表的なカレー「サンバル」がそれにあたるのではないかと思う。豆の甘みの効いた中にスパイシーな味付けと、沢山の野菜が入ったそれは、まさに味付けは違うもののインドのお味噌汁といった感じで、中に入っている具を食べながら「これって具は皆お味噌汁と同じでは」と思ったものだ。
 ではボルシチについてはどうなのと言うと日本ではあまりメジャーじゃ無いせいなのか、そもそも種類がおいてあるところが少ないので語るほどいろんな種類を食べていないのが実情である。だが聞くところによるとボルシチもウクライナ風、モスクワ風、ポーランド風、コープ風など様々種類があるらしい。意外なのはボルシチと言うとビートと言う赤かぶが欠かせないイメージがあるがそれすらも必須条件では無いそうで、現に日本では中村屋のボルシチはビートを使わないトマトベースのものになっている。
 
参考Link:誰も知らないインドカレー
インド料理店を経営しているカレー伝道師、渡辺玲氏のページ。カレーにまつわる様々な蘊蓄と沢山のカレーの紹介が魅力。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

May 29, 2005

機械式腕時計の話

 男の道楽小物と言えば車やカメラが定番だが、侮れないものの一つに腕時計と言うのがある。幸い私はまだはまってはいないのだが、年に数回くらい機械式腕時計欲しい病が発症するので油断は禁物だ。しかもこの病気、カメラなどと同じように結構治療にはお金がかかるのである。
 さてそういう私が何を使っているかと言えば、以前もちょこっと書いたようにロシア製の機械式腕時計「シュトールマンスキー」を使っている。これは以前、機械式腕時計欲しい病が発症してもう少しでオメガスピードマスターを購入しかけたときになんとか踏みとどまって代わりに購入したものなのだ。もともと宇宙好きの自分としては、スピードマスターは唯一の月に行った時計と言うだけで物欲が刺激されるのだが、幸か不幸か金属ベルトが嫌いでかつ手首の細い自分には絶対に合わないだろうと言うことで、同じ宇宙に行った時計として(注1)こちらに落ち着いたのである。
 ところで、このシュトールマンスキーに限らず、ロシア製時計もカメラに負けず劣らず当たりはずれの多いもので、2chの「ポレオットについて語ろう」のスレッドには伝説のレスと呼ばれる名台詞が挙げられている。

◆伝説のレス(1)◆
『ムーブの1部に指紋が付いていたのは愛嬌なのだ』
『その指紋はムーブを組んだ人を明確にするための生産者表示なんだよ』
◆伝説のレス(2)◆
『ちっ、また止まってやがるとか、何だお前今日は進んでるぞ、とか言い
  ながらコリコリぜんまいを巻きてえ。
 同僚にも「ぷっ、何だその時計」とか言われつつ、雨の日には傘を出し
 ながらそっと時計を内ポケットにしまいてえ。
 あらゆる電子機器に時計がついているこのご時世だ。腕にコチコチ動く
 甲虫を飼うのも良いだろう。』
◆伝説のレス(3)◆
『ポレSS-18って大丈夫でしょうか。
 なんか漏れ出したりしてませんか?((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル』
『時間が漏れます。』
◆伝説のレス(4)◆
『まあまあ抑えて同志の皆さん。
 「ポレ持ち喧嘩せず」ですぞ。
 ポレが教えてくれた、ロシアの大地のようなおおらかな心で彼を迎えて
 あげようではないですか。
 大らかな心と暖かい服で「侠」を目指そうではないですか。』
◆伝説のレス(5)◆
『注文して一月以上来なくとも、笑って待て。
 注文と違うモノが届いても、笑え。
 風防の内側に指紋があるのも大当たりだ。藁w
 針が抜け落ちても、暖かい目でわらえ。
 届いた時から壊れていたら、爆笑しろ。
 部品が足らなくとも、微笑め。
 そして、もしクロノメーター級の精度がでたら畏れおののくのだ。
 こうして、大陸のように心の広い人間がまた一人、世界に増える。。』
 『笑っているのに・・・眼から水が出てくるのは何故?』
◆伝説のレス(6)◆
『どんな逆境もポジティブシンキング
  そう、酸素が漏れる宇宙科学ステーションミールの宇宙飛行士に!
  放射能ほか色々漏れる戦略ミサイル原潜の乗組員に!
  選ばれた人間の選ばれた時計
  それがPOLJOTだ!orz 』
◆伝説のレス(7)◆
『ロシアの超巨大ウォッチ、ズローストをイーベイで3ヶ月ほど前に買った
 のね。 で、海で使用しているわけでも無しに弄っていただけなのに、
 既にバックルに赤錆大量発生・・。
 ステンレス製じゃなかったよ。
 こんな国が作ったミサイルって飛ぶのかしたら?』
『そこがロシアマジックなんだ、多分
 アメリカが沈んだソ連原潜を拾い上げて調べて、その核弾頭の極めて高度な
 技術に驚くと同時に
 しょっちゅう爆発する原子炉&ロケット、いい加減な耐圧殻の溶接等々
 (だからしょっちゅう沈む)に
 なぜこうも極端なアンバランスが共存しうるのか理解に苦しんだ、と本で
 読んだよ(w 』

以上、同じポレオット製の時計を使っている身には思わず膝を打ちたくなる言葉が並んでいるが、幸か不幸か私が使っているものは、クロノグラフを使ったときに30分計の針がピッと1分進んでしまうのを除いては問題なく動作しているのであたりを引いた(ポレオット板的にははずれ)と言えるだろう。

 ところでこのクロノグラフと言う機能、ユーザーの人たちは実生活ではどんなときに使っているだろうか。最近では時計雑誌の中でさえクロノグラフは実生活で使うことはほとんどありませんなどと言う言語道断な回答が載っているのを見たことがあるが、クロノグラフというのは実生活でもとても役に立つものなのだ。
 自分の例を挙げるとまず、CGの動きをつける際に実測するという使い方がある。仕事で作るアニメーションならすべてに言えることであるが、作られるカットと言うのは秒単位へたをするとコンマ何秒単位で管理されているからである。またレンダリングをする際に、何駒かレンダリングに掛かる時間を計測して、最終仕上がり時間を推測すると言う使い方もあるだろう。今ではレンダリングが早くなったので少なくなったとはいえ、これによってあと何時間眠れるかが決まってくるので(そう、締め切り前のレンダリング時間は貴重な睡眠時間なのである)時間を有効に使うためにも計測と計算は重要な作業なのだ。
 次に写真を撮る人だったら長時間露光の際のタイマーとして使うと言う使い方がある。最近では自動化が進んだとはいえ、まだ夜景や大判カメラなどではストップウオッチ片手にシャッターを切ると言う事態は結構あることなのだ。またさらに写真に凝っていてもし現像まで自分でやるなら、そのときこそクロノグラフやストップウオッチは欠かせないものになるだろう。ああ見えて現像は結構シビアで夏場などは1/2秒単位で現像液に浸す時間が変わってくるからである。このようにクロノグラフ機能は使いでのあるものなので、今となってはこの機能がない時計など考えられないくらいになっている。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

May 28, 2005

こんな所にも鳩が

pigeon_on_clock
 ちょっと息切れ気味なので、散歩カメラと化しているPanasonic DMC-FX7のライブラリからの一枚。
新宿駅構内の時計に留まった鳩。ごらんの通り建物の中で外からは結構な距離があるのだが、どうやら迷い込んでしまったらしい。以前などは新宿の地下街にまで入ってきた鳩を見たが、間違って入ってしまった彼らは無事外に出られるのであろうか?

| | Comments (0) | TrackBack (0)

May 27, 2005

モスの「匠」を食べてみた

takumi1

takumi2

takumi3
 ファーストフードは嫌いなのだが、モスバーガーだけは比較的良く利用している。だが一時期ちょっと話題になった1000円高級バーガー「匠」だけはなかなか食べる機会に恵まれなかった。そもそも、この「匠」シリーズはメニューにあるお店が少なくて食べようにもなかなか食べる機会が無かったのだ。おまけにこのメニュー、置いてある店舗が少ないのに加えて一日限定10食などの制限がある上に、注文できる時間が午後2時からだったりとなかなか注文するのにも敷居が高いのである。だがたまたま見つけたお店に置いてあるのを見つけて結構遅い時間だったが駄目元で注文したところ、平日だったせいか難なくオーダーすることが出来たのである。
 注文すると、普通のハンバーガーと違って出てくるまでちょっと時間が掛かることを確認されたあと待つこと少し。まずおもむろに店員さんがやってきて特性紙ナプキンを引き、ナイフやフォークなどを並べてくれる(最初の写真)。レストランならごく当たり前の事であるが、ハンバーグ屋さんでやられるといやがおうにも期待が高まってくる。そしてナプキンとともに出てきたちょっとした蘊蓄の書いたパンフレットなどを読みながら待っていると、ようやく「匠」シリーズの登場である。
 だが期待が盛り上がるのはここまでである。確かに美味しいのであるが期待が高まりすぎたせいか、あとちょっとのプラスアルファが無いのがどうしても気になってしまうのだ。その一番の弱点は「匠」がハンバーグ単体と言う点にあると思う。つまり、ここまで盛り上がっていても、ふとハンバーガー以外のものに目を落とすと、それは普通のモスバーガーのメニューなのである。ここはやはり奮発して「匠セット」とかにして、前菜や食後のドリンクやデザートまでセットにした方が良かったのではないだろうか。それと一番間抜けに感じてしまうのは、やはり基本的なサービスは普通のモスバーガーだと言うことだ。値段や途中までの盛り上がりでついついレストラン的な期待が高まってしまう以上、最後まで徹底してやるか、割り切って給仕部分は普通のメニューに会わせるかしたほうが良かったのかも知れない。
 つい期待が高まりすぎてつい辛口の評論になってしまった。それでも、このメニューは十分食べてみる価値はあるだろう。

追記:今回頼んだ「匠味アボガド山葵」だがネット上の評判だとどうやら「匠」シリーズ中では一番のはずれだったらしい、ここはやはり1000円の十段に挑戦しなくてはいけないようである。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

May 26, 2005

外国の不味いお菓子の話

snack
 仕事先でアメリカ土産のチョコレートをもらったついでに、ちょっと外国のお菓子の話を書いてみる。と言っても私が知っているのはアメリカと中国の観光みやげレベルの話であるが、それでも強烈に印象に残っているのは、両国とも日本では絶対に見つけることの出来ない不味い菓子が普通のお菓子に混ざって売られていることだろう。
 特にすごかったのは以前ジャンクフード好きの知人からもらったアメリカのお菓子で、夜になると光りそうな蛍光グリーンとピンク色をした半透明の細長いバーで、味は粘土かロウソクに砂糖とあらゆる合成香料をぶち込んだような何とも形容のしがたいすさまじいものだった。そのあまりのすごさに今でも実はあれは菓子ではなく、子供用の粘土かクレヨンの一種では無いかと思っている位なのだが、さすがにこれは買ってきた当人を含め一口囓っただけではき出してしまうくらいで、そのままうち捨てられたのは言うまでもないだろう。(しかも予想通りほっぽっといても全く腐る気配すら無かった)
 これに比べるとさすがに中国のお菓子はまだましだが、それでもお土産に買って帰ろうと思うとえらく困ったことを覚えている。それはある程度しゃれた菓子はどう見ても欧米や日本のお菓子のコピーにしか見えないのと、かと言って伝統的なお菓子は美味しそうなものは検疫に引っかかったり、日持ちがしなさそうなものばかりだったからである。それでもドライフルーツや煎餅類などなら何とかなるだろうと買って帰ったのだが、これがまた不評であった。おそらく香料に関する感性が日本人と異なるのだろうか、香草では無いが日本人にはなじみにくい独自の香辛料の臭いがするのと、素朴というよりは品質の低そうな感じがする素材と仕上げが気になるのである。まあ、同じものであってももっときちんとしたところでお金を出せばずっといいものがあるのだとは思うのだが、基本的にはこちらで思い浮かぶようなお菓子を庶民が買うような習慣がないのかも知れない。それとも観光客向けの土産物屋さんでは無く、庶民が行くような普通のお店にはなにか安くて美味しいお菓子があるのだろうか。 ぐーすか・ぶーすか中国大冒険!などを見るといつも美味しそうな食べ物やお菓子が次々に紹介されているのを見るときっと後者が正解なのだろう。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

May 25, 2005

印象に残る台詞を言ってみよう

 外国語を勉強する際の励みと言うかささやかな目標に、自分の好きな歌なり台詞を原語で言ってみたいと言う人も多いのではないかと思う。私の場合、その台詞の一つがロバートケネディの今後10年以内に人類を月に送ると言う演説の台詞で、これは以前TVでも放送されたトム・ハンクス監督の「人類、月に立つ」の中でも毎回オープニングで流れていたので耳にした人も多いと思う。そしてもう一つの台詞が映画「ファイヤーフォックス」の中で主人公がソ連の最新鋭機Mig-31を強奪してソ連側の猛烈な追跡を振りきる際に、切り札の脳波操縦装置がうまく動かなくてあわや墜落と言うときに叫んだ台詞「ロシア語で考えるんだ」である。
 面白いのは後者の台詞は何故かマニア受けする台詞らしく、同じようなシチュエーション(例えばPCのソフトの操作方法やコンソールにコマンドを打ち込もうとしてコマンド名が分からない時など)で正しい方法が見つかったとき(もしくは見つからないで困っている相手に対して)などに受けねらいの決めぜりふとして結構使われるのである。(私の周りだけか?)そんな訳で本来ロシア語の台詞では無いものの、ロシア語を勉強していて真っ先に言い回しを考えてみたのがこの台詞である。(きっともっとまっとうなロシア語学習者はチェイホフの芝居の台詞などを対象に上げるのだろう)
 で考えてみたのが以下の言い回しである。

Надо думать русским языком!

果たしてこれで映画と同じようなニュアンスが伝わっているのだろうか? いつかネイティブの人に確認してみたいと思っている。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

May 24, 2005

ロシア語の会話をする機会があった

 先日、いつものようにEXCELSIOR CAFFEでロシア語のラジオ講座の予習をしていると、隣の席の外国人の夫婦の会話がロシア語なのに気が付いた。ここは近くにベルリッツだかジオスだかがあって、よく英語の会話は耳にするし、英語のテキストを持ち込んで自習している人も多いのだが、ロシア語とは珍しい。向こうもそう思ったのだろうか、話しかけてきたのでお話するとモスクワから来て今は日本の半導体メーカーで働いていると言う。もう日本に来て10年以上たつそうでとても上手な日本語を話される方だった。名刺も頂いたのだが、Dr.の肩書きでちょっとびっくりした。いろいろ話を伺うと半導体生成装置のプラズマ発生器の開発をしているそうで、たしかにこの分野ではロシヤはかなり進んでいるのを思い出した(有名なトマカク核融合実験装置(参考リンク:直接の説明ではありません)はソ連のチームによるもので、これにより内部のプラズマ密度を大幅に上げることに成功した)。
 しばらくわずかなロシア語でも話をしたのだが、改めて自分のロシア語の弱点を痛感させられてしまった。言ってることは単語を拾って何となく判るのであるが、いざ自分が話そうとすると単語が全然出てこないのである。そういえば、旅の指さし会話帳 ロシアの著者のあとがきでも3年間大学で勉強したにも関わらず最初の3ヶ月は言ってることは分かるもののほとんど自分からは話せなかったとあるのでこれはロシア語学習者共通の悩みなのかも知れない。特にロシア語の場合、他の言語以上に実際に会話をする機会は少ないので話す訓練が少なくなりがちになるのだろう。
 でも習得人口の少ない言語をやってちょっと嬉しいと思えるのは、こうして身も知らぬ外国の人たちとすぐに親しく話せる事だ。思えば昔のパソコン、少し前のCG(コンピューターグラフィックス)なども、ただそれを使っている、興味があると言うだけで初対面の人たちと親しく話を出来た時代があった。その親しげなコミュニティーの雰囲気が好きな自分は、こうしたジャンルに入れ込んでさまざまな活動をしたり知り合いを増やしたものだが、残念ながら参加人口が増えるにつれ、仕方がないこととはいえいつしか最初の誰もが知り合いで誰もが友人という雰囲気は薄れていくのである。ふとそうしたことを思い出しちょっと懐かしく、また悲しくなったのであった。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

May 23, 2005

たまには日記風に書いてみる(ジュンク堂買い物記)

 たまには日記風に書いてみる。
今日はイベントの多いと言うか密度の濃い日だった。まあ最近異常に忙しくて、家事一般を全部まとめてやらなくてはいけないからと言うのもあるかも知れない。必要最小限の家事(掃除・洗濯etc)であっても一日にすべてやるとなると結構な量になるのだ。これも平日に一日13時間以上働いている生活に問題があるのは判っているのだが・・・。
 そんな訳でいろいろごちゃごちゃした事を退治した訳だが、イベントとしてはジュンク堂で散在したことだろう。
本来は単に注文した本を取りに行っただけなのだが、日頃普通の本屋ではますます雑誌とわずかなベストセラー
と実用書(参考書や料理本など)ばかりになる中、ああいった品揃えの多い本屋に行くとついいろいろ買い込んでしまうのである。最近はAmazonなどのインターネット通販を使う割合が増えているものの、やはり手にとって読めるというのは大きいものがある。ぱらぱらと立ち読みできるからこそ発見する面白い本や変わった本というものがあるからだ。
 さてその成果であるが以下の通り。
週刊100人歴史は彼らによって作られた「チェ・ゲバラ」
・ミリタリー・ユニフォーム7 第二次世界大戦各国軍装全ガイド 並木書房
スペースシャトルの落日
現代ロシア見聞記
チーズ図鑑

ごらんの通り分野は滅茶苦茶である。計10250円なり。
あと初めて知ったがジュンク堂では1万円以上買い物をすると、中にある喫茶スペースの無料券をつけてくれる。これは外国の本屋さんのようで結構良いかも知れない。
junk2

| | Comments (0) | TrackBack (0)

May 21, 2005

浅草三社祭り

sansya1

sansya2

sansya3

sansya4

sansya5
 結局、土曜日も仕事先に出ることになってしまったのでついでに三社祭りの写真を撮ってきた。
といっても雷門周辺はすごいことになってたので、遠くから覗いてみただけである。だが偶然仕事先の側を御神輿が通ったので、珍しい上から見下ろした御神輿のカットを撮ることが出来たのはちょっと幸運だったのかもしれない。場所が場所なので交通規制とかどうするのだろうと思っていたのだが、なんと一部の車線を制限しただけで車と平行して御神輿が担がれていたのだった。休日だからこそ出来るのだろう。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

浅草三社祭りが近づいてきた

maturi_display
 仕事先の周りでは浅草三社祭りが近づいてきたらしく近所に飾り付けが目立つようになってきた。浅草だなあと思うのは、全然お祭りのイメージに似使わないイタリアレストラン(写真)まで飾り付けがされていた事だろう。と言うか雷門から結構な距離のお店まで、ほとんどの所で飾り付けがされているようである。わざわざこのために日本各地からも人が集まるお祭りだけのことはある。
 ただ現地で普通に会社で働いている人にとってはこの時期えらい混むので、出来れば外出は控えたいのが本当のところだ。とはいえ不幸にして今の仕事の遅れ方から見ると、休日の出勤は避けられそうもないので遠巻きながらお祭り気分を味わってみようと思っている。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

May 20, 2005

PS3所見

 どうせネットではこの手の話がいくらでもあるのだろうが、PS3について少し書いてみる。
とはいえ仕事柄下手なことは書けないので、実際のスペックや開発状況ではなく、CG&ゲーム開発屋としての個人的な所感みたいな話である。
 まず気になったのは解像度が上がった事だ。Xbox360で1,280x720ドット、PS3ではフルHDの1,920x1,080ドットまで対応するようになった訳だが、これはそのまますべての要素(ポリゴンモデル・テクスチャー)をその解像度に応じて作る必要があるということになる。まあ、今でも3Dゲームではプレイヤーが自由に視点を変えられる場合が多いので、寄られた場合に備えてある程度作り込む必要はあったのだが、それでもプレイヤーのパラメーターやマップ(レーダー画面)など解像度が決まっている部分については今より精度を上げなくてはいけなくなるわけだ。
 次にハイダイナミックレンジがサポートされたと言うのがある。ハイダイナミックレンジについては上のスペックに張ったリンク先を参照して欲しいが、これによりうまく行けば制作側としては昼と夜のステージを共通にしてライトなどを変える事で表現することが出来るかもしれない。しかしこれは「今よりもライトをきちんと設定しなくてはいけなくなる」と言うことである。逆に今のゲーム機で一番弱いのがライトの設定部分(特にシーン中におけるライト数の制限が厳しい場合が多い)なのでゲーム屋さんはCG屋から今のうちにノウハウを盗んでおく必要があるのかも知れない。
 そして同じく見た目のリアリティの技術だがSubsurface Scatteringというのがある。要は半透明の物体の内部に入った光のシミュレーションな訳だが、これによりよりリアルな人の表現が可能になってくる。
 なんかこうしてみてくると描画のリアルティは高まるものの作る方としては、手数が増えそうで戦々恐々だが、数少ない省力化に繋がりそうなポイントは物理シミュレーションやプラクタル演算をリアルタイムで行える所だろうか。これを旨く設定すればダメージパターンなどはマシン任せにすることが出来、背景とくに樹木などは位置を指定しておくだけで驚くほどリアルなものを生成してくれる可能性がある。
 ただこれらの技術はすべてムービー制作の現場では数年前から使われて始めた技術なので、これもムービー制作現場で起きた事がそのままゲーム制作の現場でも起こると思った方がいいだろう。すなわち、ある程度マシンがやってくれる分かっこいい動きが出るまでパラメーターを変えて延々試行錯誤が行われる訳である。
 こうして考えると制作現場の物量戦は当分の間緩和されそうもないようだ。ある程度小さなプロダクションにとってはますます大変な時代になってきたと思う。

追記:次世代ゲーム機に関する興味深いLink
PS3がXBOX360に勝てない理由
記事の中でハードウェアの能力がPS3に勝るとあるのは承諾しがたいが、マイクロソフトの開発環境がすごいのは開発現場で痛感しているのであり得る展開なのかも知れない。
ゲームセンターに明日はあるの?
任天堂の次世代機に関する分析は鋭いと思う。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

May 19, 2005

面白いカエルの置物を発見した

frog
 浅草にあるお店で見かけたカエルの置物。だれか判らないが作家の手によるものなのか、良い味を出している。
それにしても浅草は単なる観光地かと思っていたが、予想外に変わったお店が多くて面白い。変な店頻度で言うと秋葉原や中野にも匹敵するのではないだろうか?
不思議なのはオタク係数も低く、中央線の呪いがあるわけでもない浅草に、なぜこんな変なお店が多いかである。観光客が多い分、変わったものが売れやすいのであろうか?  謎は深まるばかりである。
 ちなみにこのお店、本当は雑貨屋さんじゃないかと思うのだが、一番表にこうした一連の置物を並べて売っていました。でもいわゆる雑貨屋さんというにはおしゃれな感じでもなくて、なんか金物屋さんやよろず何でも屋っぽいんだよなあ。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

May 18, 2005

日常品(やかん)を撮ってみた

kettle
 だんだん夏至に近づいているせいか、朝の光線の具合が良かったので撮ってみた一枚。日頃見慣れた台所用品でも光線の具合によっては新鮮に見えるものだ。
 写っているのは柳宗理デザインのケトル。CASA BRUTUSの柳宋理特集号ではべた褒めしていて、普通のヤカンとしてもコーヒードリップ用のケトルとしても使えると書いてあるが、さすがにコーヒードリップ用に使うのは難しいと思う。でもルックスも面白く使い勝手も重心位置をうまく考えられていて注ぎやすいのはさすがである。ちなみにこのやかん、完成までに15箇所の町工場の手を経て作られる手のかかる作りで、工賃を考えると割安なのだそうだ。
 ついでに同じケトルで有名なアレッシイの笛吹ケトルにも触れておくと、イタリアで生活していた友人曰く、現地の人の共通見解としてあれは海外向けおみやげ用品で値段や使い勝手から日常品向けのものでは無いそうだ。

| | Comments (2) | TrackBack (1)

May 17, 2005

庭にあるお稲荷さま

inari
庭にあるお稲荷さま

 今住んでいる家は古い借家なのだが、そのせいかいろいろな趣がある。ただそれで大家さんの荷物が置いてある開かずの間があるとか、庭にお稲荷さまが祭ってあると聞くと結構引く人が多いようだ。だが開かずの間はともかく庭にお稲荷さまがあるのはご利益がありそうだと思うのだがどんなものだろう。
 ところで、こうしたお稲荷様は昔はあらゆる所に祭ってあったせいもあって、いろんな所で見かける割にはどう言ういわれがあるか知らない人が多いようなのでちょっと蘊蓄を書いてみよう。とはいえ実は私も庭にあるくせに全然知らなかった口なのであまり大した事は言えないのであるが、それでも大家さんからいわれを聞いたりGoogleたりして、多少の事は判ってきた。
 たとえばお稲荷さまは、総本社である「京都伏見稲荷大社」から御霊分け(のれん分けみたいなもの)された「神道系稲荷神社」と豊川稲荷(曹洞宗)や最上稲荷(法華宗)などの「仏教系稲荷」の2系統があるとか、お稲荷さまの本体はこうしたお社のお札やおみたまといった桐の箱に入ったものであるといった事である。あとよく沢山の鳥居が建っている神社があるが、それはお稲荷さまに対して、願い事が「通った」お礼の意味から鳥居を奉納する習慣が江戸時代以降広まった事から来ているという。
 ところで我が家のお稲荷さまの大敵は台風とネコである。過去何度か社が破壊されそのつど修復したり、お札を納め直したおかげで普通は見ることの出来ないお札なども扱うようになってしまったと言う訳である。(だって外に出てたらさすがに納め直してやらないとまずいでしょう)
 
 参考Link:全国狐連盟
狐好きの人のためのWebページ。ペットとしての狐の飼い方や、狐の出てくるドラマや映画の他に、辞典コーナーでお稲荷さまや、狐の伝承などの充実した資料は参考になります。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

May 16, 2005

街で見た落書き

graffity1

graffity2

graffity3
 浅草近辺で頻繁に見かけた落書き。同じマークの所を見ると同一人物が書いているらしい。
いつも思うのだが、どうして日本のこうした悪戯はスケールが小さいのだろうか。どうせならここのように、ニューヨークの四つの美術館や博物館で、自分の「作品」を勝手に持ち込み展示するくらいの事をやって欲しい。
 とはいえ、きっと日本でやるとだれも面白がってくれずに厳重に処罰されるのだろう。

追記:落書きがらみでこんな記事を見つけた。ニュースなのでログが落ちそうなので以下に引用する。


 仙台の街を汚す落書きの質が低下してきた。もちろんどんな内容であれ犯罪だが、以前の落書きはメッセージや芸術性を感じさせるものも少なくなかった。それが最近は単色で、排せつ物の単純な絵やわいせつな文言などばかり。仙台で落書き消しのボランティア活動を続ける団体は「知力が落ちたのか、低年齢化が進んだのか」と嘆いている。
(中略)
 ドロップアウトした若者の行動に詳しい古賀正義中央大教授(教育社会学)は「難解な漢字を使って強烈なメッセージを示す落書きは、暴走族など統制のとれた集団が書いていたが、最近の若者は個人化して統制もない。そんな若者が自分の存在を示したくて落書きしているから、自己満足でメッセージ性もなく、意味不明な内容になっているのではないか」とみている。

まあ、エジプトのピラミッドの中にさえ最近の若い者はと言う記述があるくらいなので、以前に比べて云々というのもなんだが、やはり嘆かわしい事には変わりないだろう。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

May 15, 2005

日々を淡々と撮影する

akari_screen
lamp_akari
 ROBOTで撮った写真のベタ焼きが上がってきたので、その一部をアップする。最近のプリント技術はすごいものがあってベタ焼きでも綺麗にプリントが上がってくるが、スキャナーで読むとクラシックなレンズだけあって、コントラストの低い盛大にフレアが出た上がりなのが判る。でもそれが今の写真なのに昔の写真風の味わいになるのが面白い。
 写真は自宅の居間にあるイサムノグチのデザインによるAKARIとその周りを撮ったもの。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

May 14, 2005

オフィスのエアコン

 仕事場が新しい場所に移って一月ほどになる。以前に書いたように食糧事情は相当に改善されて、あまりに安くておいしい店が多いので思わず引っ越しを考えたくなる程だ。それに対して仕事場のオフィスの環境自体は残念ながら改善されたとは言い難い。
 なんといっても一番困っているのは、かなり広いフロアなのにもかかわらずエアコンのコントローラーが1つしか無く、ただでさえ暑すぎたり寒すぎたりしがちなオフィスが、場所によって10度以上の温度差があることだ。特に私が座っている席はちょうど背中の当たりにエアコンの吹き出し口があるせいで、とにかく寒くてかなわない。かといって温度を上げると部屋の真ん中あたりでは灼熱地獄になるから困ったものである。これというのも、昔の空調がPCなどのOA化に対応し切れていないのが最大の原因だといえるだろう。(もともと設計ミスくさいが・・・)
 そもそも人間一人あたりの熱量が約100Wと言われるが、今のPCの発熱量は本体の電源だけでも今や400から500W、それにモニターなどの周辺機材を足すと既に1000W近くに達しているのが人間の数よりもたくさんあるから堪らない、しかもエアコンの吹き出し口は熱源を窓や扉などの開口部を想定して配置してるものだから、部屋の中の温度に合わせるとどうしても窓の周りは寒くなりすぎてしまうのである。そもそも冷やす場所が間違っているのだ。
 そもそもこの問題はもう10年以上前からOA化に合わせて叫ばれてきたのだが、未だに改善されているビルはほとんど無いから困ったものだ。理想を言えばバスや飛行機のように個々の席の上に可動式の吹き出し量が調整できるノズルあたりが欲しいのだが、そんなものが付いているところはイトーキやオカムラなどのオフィス機器メーカーのショールームあたりでしか見たことがない(注:本当にあります)。
 しょうがないので冬場のセーター何ぞを引っ張り出して対応しているが、いつかこっそり吹き出し口を塞いでしまおうかと思っているくらいである。昔、日本でも本物そっくりの貸し金庫の偽物を銀行の壁に設置して現金をだまし取った事件があったが、ばれないように吹き出し口そっくりの蓋を作って密かに塞いでしまうのを夢想する今日この頃である。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

May 13, 2005

コーヒーの話

 いろんな食べ物の蘊蓄話を書いたり話したりしてきたが、よく考えてみればコーヒーについては話題に取り上げたことすらないことに気が付いた。それだけ日常的なものになっているのだろう。それにしても子供の頃、苦いだけと思っていたこの飲み物をよもやこんなに日常的に多飲するようになるとは思わなかった。
 どうやら受験勉強でとにかく眠気覚ましに飲んでいたのがそのまま習慣になったらしいのだが、きっと同じような経過でコーヒーを飲むようになった人もいるのではないだろうか。そういえば作家、遠藤周作のエッセイで締め切りに追われた時に眠気覚ましとしてインスタントコーヒーを飲んでいたのが、やがて利かなくなって最後は直接スプーンで粉を食べながら原稿を書いたという話があるが、そこまで行かなくても締め切りに追われてコーヒーをがんがん飲みながら作業をした経験をしたことのある人も同じように多いのではないだろうか。そういえば私がコーヒーをブラックで飲むようになったのも、たしか眠気覚ましに一日に10杯以上飲んでいると砂糖やミルクを入れてるととてもじゃないが甘ったるかったり、お腹ががばがばになってしまって飲めたものじゃなかったせいだった。
 そんなグルメとは無縁な理由で飲み始めたコーヒーであったが、さすがに胃を悪くして量を控えるようになってくると、代わりにもっとおいしいものを飲みたくなるのは美食家の性だろう。そこで豆からコーヒーを挽くようになるのだが、これも結構紆余迂曲説があった。最初は実家にあったコーヒーミルと豆で挽いてというか、親が飲むために挽かされたののお裾分けを飲んでいたのであるが、同じものを食べて生活しているにも関わらずどうしても実家のコーヒーの好みになじまなかった私はしばらくはコーヒーとは豆から挽いても美味しくないものだと思っていたくらいである。その後一人暮らしを初めて自分で様々な豆を試して飲んでいるうちに分かったのだが、どうやら自分は実家で飲んでいるモカのような酸味の強い味よりももっと苦みと甘みの強い豆を好むようなのだ。
 そんなわけで今飲んでいるのは、ハワイのコナコーヒーである。なんでもこのコーヒー、米国で唯一の国産コーヒーと言うことでホワイトハウス御用達になっているらしい。入れ方についても一時期は結構凝った時期もあったのだが、朝の時間の無いときに飲むせいもあって最近はもっぱらドトールコーヒーで挽いた豆を買ってきて、ドリップするくらいである。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

May 12, 2005

ゲーム世界中の武器屋は本当に浅草にあった

weapon_shop
 浅草の雷門に向かって左手をずっと真っ直ぐ行った先にあったお店なので、結構知っている人も多いとは思うのだが、このお店は謎である。品揃えだけ見るとまるでドラクエなどのゲーム世界中の武器屋のようなのだが・・・。
写真では分かりづらいが売っているものをざっとリストアップしてみると以下の通り。
・カルル大帝ソード
・大日本帝国海軍将校軍刀
・デリンジャー(拳銃)
などと言うすばらしい品揃えだ。しかも安いし(笑)。

それにしてもいったい何のお店なのか。そしてどんな人が買うのか興味は尽きないお店である。

2006/4/29追記:鎌倉にさらに山海堂という凄い店を見つけたので紹介する。こちらはさらに品揃えが凄く、全国どころかわざわざ海外からも買いに来る人がいるらしい。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

May 11, 2005

モジュールの話

 たまには仕事の話を書くことにする。元々インテリアデザインの仕事をやっていた事もあって、3DCGの仕事でも建築物やインテリア・ランドスケープなどを作る機会が多いのだが、そのときに結構困るのが各オブジェクト同士の大きさである。
 特に最近はゲームやCGパースなどは実際にその世界を歩き回ったり、物体同士の干渉をチェック出来るようになってきたせいもあって、きちんと大きさを合わせないと本当にものが置けなかったり、歩くことが出来なくなってしまうのでやっかいだ。まあこれはいいことでもあって、きちんとサイズをチェックしているつもりの建築製図の世界でも、あまりにキツキツの物件だったりするとついつい無意識のうちに中に置くものを小さく書いていて、後で中の什器が入らなかったりする事があるくらいだから(もちろん詳細設計段階でまでには判明する)、事前に分かるだけでもありがたいとも言えるだろう。
 さてこうしたものをプランニングしてみると分かるのだが、意外に私たちは身の回りのものの大きさを覚えていない事に気づかされるだろう。例えば電柱、2階の窓の高さ、扉の標準的な大きさ、こういったもののサイズをとっさに言えるだろうか?
 そのときに役に立つのが、各オブジェクトの寸法の単位である。例えば建築物で言えば、多くの建物は30cmが基準になっている(正確には微調整のため微妙に端数がある場合が多い)。これは昔の尺寸法の名残とも言えるが、なによりもそこで生活する人間の寸法から割り出すと大体このくらいの値がちょうどいいからである。そしてそれが今でも残っているもう一つの理由は多くの建材がこの単位に基づいて売られているからだ。また基本となる単位は違うものの同様の事は結構いろんなものに当てはまる。例えば道路であれば法規で幅によって通れる車や車線数が決められているし、建築との絡みで周りに立てられる建物の高さや道からのハッチバックの距離などが決まってくる。そんな訳で、いくつか基本になるものの長ささえ覚えておけば、後は大体そこから見当がつけられる訳だ。なんでも建築にしろ都市計画にしろその道の専門家になると一度見ただけで大体の大きさや長さなどがすぐに分かるようになるし、ラリーのナビゲーター、鉄道の運転手などもたとえ他人の運転であっても今の位置と移動距離がリアルタイムで分かると言うからたいしたものだ。そういえば長さでは無いが、量り売りをしている商売の人たちは持ったものの重さをg単位で分かると言う話もあったっけ。
 もちろん凡人の私などはとてもそこまでの境地にはいかないものの、設計をやっていたおかげでなんとか見当をつけられるようになっているようだ。なお、この手の資料は街の本屋さんでも探してみると、建築資料コーナーなどにあるので興味のある人は探してみるといいだろう。また、そのほかに自分の各サイズを覚えておくといざというときの寸法の見当をつけるのに役に立つので覚えて置いても損ではない。例えば、自分の歩幅を覚えて置いていざというときに歩幅をメジャー代わりに使えると言う訳である。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

May 10, 2005

デザイナーズチェアの本物とは

 一時期、雑誌「BRUTS」などが盛り上げたデザイナーズチェアブームはまだ続いているのだろうか?
当時インテリアデザイナーだった自分にとって、こうしたブームはえらくインチキくさいものに感じられたのだが今回はその話ではなく、今でも話題になっている各メーカーから出ているデザイナーズチェア同士の違いについてである。この話題、一時期は2chでさえスレッドが立つほどだったからたぶん思った以上の人が感心を持っていたのだろう。(後半はブームが終わったのかぐだぐただが・・・)
 ところでデザイナーズチェアと言ってもいろんなものがあり、デザイナーやメーカーによって扱いが違うのでまずはおおざっぱな分類から始めよう。
(なお本文中ではオリジナルと一言で言っているが当然ラインセンスの携帯によってその意味も変わってくる。文字道理「オリジナル」で他は不法なコピー品と言えるものもあるし、ライセンスは切れているので、オリジナルと名乗っていても最初に作ったと言う意味でしかないものもあるからだ。)
 
 1.独占契約でそこでしか公式には作られていないもの(ライセンスが切れていない最近の椅子、アーロンチェアなど最近のオフィスチェアなどは皆これに入る)
 
 2.ライセンスが切れて様々なメーカーが作っているもの(トーネットNo.14チェスカチェアなど)
 
 3.ライセンスは切れているものの、作家の遺族や財団と契約して作っているオリジナルと複製品が出ているもの(コルビジェやミースの椅子など)
 
などがあり、同じオリジナルと言っても意味は全く異なってくる。まず1についてはこれはオリジナルしかないので話は早い。強いて言うならイームズのDCMパントンチェアのように作っているうちに改良が加えられて、デザイナーが当初作ったものと違うものになっているものがあるが、コレクターでも無い限りそこまでこだわる必要はないだろう。(注:パントンチェアに関しては改良と言うよりは当時使っていた素材、FRPが廃棄物処理問題の関係で使えなくなったのでポリプロピレンに変更されている。またイームズの椅子のライセンスは国によって異なりVitraとHerman Millerで作られていて、1の例と言うわけではないのでご注意を)
 これに対して2や3はちょっと微妙である。もちろんオリジナルがそのぶんクオリティが高ければ問題ないのであるが、値段とのトレードもあるし、ものによってはオリジナルと釘売っているくせに大した出来ではなかったりするからだ。カッシーナなどはかなりがんばっていて、LC2のパイプをきちんとR加工していたり(他のメーカーは溶接処理)ミースのバルセロナチェアの面倒なX型の足の交差部分などもきちんと仕上げられているものの、同じメーカー内でも作っている工場によって仕上げが異なると言う面倒な側面もある。(当然仕上げの質もことなる)ここらへんライカのドイツ産とカナダ産との違いのようだが、ある程度高品質にこだわるならブランドだからと安心しないで作っている工場までも気にしなくてはいけないらしい。
 あと例え仕上げがよく、オリジナルでもやっかいなのがサイズと仕上げの問題がある。例えばLC4などではオリジナルのカッシーナは当然身長182センチのヨーロッパ人のサイズを元に作っているが、それだと多くの日本人に取ってはモモが余ってしまうだろう。皮肉なことにIDCなどの製品の方が、日本人には使い勝手が良いのが実情なのだ。

 ただしもしあなたが会社の人間で、オフィスなどの椅子にこれらを考えているなら、2以外はメーカー品を買った方が良いだろう。ホテルにレプリカ品を大量に導入した結果、カッシーナ社(注:ノールかも知れない)から訴えられたケースがあるからだ。これは日経デザインに連載されている「デザインの紛争と判例」に取り上げられたので気になる人はバックナンバーを漁って欲しい(注:ソースを取ろうと調べたが膨大すぎて私は再度見つけられなかった。申し訳ない。)

| | Comments (0) | TrackBack (1)

May 09, 2005

早速試し撮りの成果を披露する

tyoutin_sign
 この前買ったLUMIX FX-7のテストを兼ねて早速試し撮りの成果を載せてみた。
今の仕事先は、浅草に歩いていける距離なので被写体に事欠かないのはありがたい。ところでLUMIX FX-7を使ってみての感想だが、やはり言われている通り若干バッテリーの持ちが悪いようだ。とはいえこれでも昔使っていたCoolPix990に比べたら言われているほど悪いとは思えない。やはりバッテリーの持ちも技術革新されているのだろう。あともう一つ気になったのはFX-7はディフォルトの露出が若干高い値に設定されているようだ。好みの問題もあるだろうが私は露出補正で一段暗く設定した状態をディフォルトにしている。
いまのところ後は特に問題はなさそうだ。それにしても小さいことと、手ぶれ補正機能がこんなにも重宝するとは思わなかった。この2つによって、本当の意味で常に携帯して気になったものを片端から撮ると言う究極のお散歩カメラとして活躍が期待できそうである。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

May 08, 2005

Talk Masterについて

 何故かアクセスログを見るとTalkMasterを検索してここに来ている方がいるようなので少しそのことに付いて書いてみる。ちなみにTalkMasterとはAM/FMラジオ番組をタイマー録音する事に特化したラジオ&メモリーレコーダーで、事実上唯一のラジオ講座録音専用機と言っていいだろう。一昔前、といってももう20年くらい前になってしまうのだがエアチェックと言ってラジオで流れる音楽を録音することが流行ったことを知っている身としては隔月の思いだが、今ではTalkMasterくらいしかAMラジオをタイマー録音する機能を持つ製品は無いようなのだ。
 さて本題のTalkMasterの話だが実はあまり書くことはない。機能については本家のサン電子のwebを見てもらった方がいいし、使い勝手についても事実上OnlyOne製品では他の選択の余地が無いからである(だから何事でも複数の選択肢が必要なのだ)。ただ使っていていくつか注意する点があるのでそれについて書いてみよう。一つは内部メモリーのサイズだが実際に使っているとかなり小さい感じがする。私は音質をHighにしているせいもあるだろうが、一週間毎に消してやらないとすぐ一杯になってしまう感じなので注意が必要だ。おかげで何度かメモリーフルで番組を取り損ねてしまった。もう一点は音質の件で、これが元々音楽用でないせいもあるのだろうがかなりチープな感じである。同じ番組をBOSEのウェーブスタジオで聞いていてついこれと比べてしまうせいもあるのだろうがもう少し何とかならないのだろうか。ただ音質に関しては置く場所を工夫するとかなり改善することが分かったので、気になる人はいろいろ置き場所を変えて試してみるといいかも知れない。最近は電化製品が増えたせいもあり家の中も思った以上にノイズの発生源があるからだ。自分の例で言えばなんと先ほどのウェーブスタジオがノイズの発生源になっていて、1m程離しておくようにしたところずいぶん音質が改善された。
以上、何かの足しになれば幸いである。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

May 07, 2005

寄り道の話

 都心部に通うものの常として、新宿や渋谷などの繁華街を通勤の途中に通る人も多いと思う。私も過去いろいろな繁華街が通勤コースの途中にあったが、残念ながら寄り道をすると言う習慣はすっかり無くなってしまった。それは帰りが遅くて途中の店がみんな閉まっているせいでもあり、また仮に明いていたとしても今度は終電が無くなってしまうと言う事情もある。思えば大学を出て働くようになってから、何の因果か常に忙しい呪いに囚われているのかも知れない。世間ではアフター5と言う言葉もあるらしいが、少なくとも自分とその周りを見る限りは5時はまだ追い込みをかけ始める時間帯にすぎない。
そういえばまだインテリアの設計をやっていた頃も打ち合わせを終わって夕方会社に戻るときには、多くのサラリーマンがこちらとは逆の方向に帰り始めるのにぶつかった事が何度もあったことを思い出した。そして因果なことに、今のゲーム制作の仕事でもそれは変わらないのである。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

May 06, 2005

新しいデジカメを買う

LUMIX_FX7
 パナソニックのLUMIX FX-7がMap Cameraの中古品コーナーに店頭展示品が出ていたので新たに購入することにした。このカメラは結構人気があるらしくなかなか値が下がらなかったので、掘り出し物と言えだろう。
 実はアンティークカメラ好きな私はもともと日頃持ち歩くカメラとしてはROBOTを愛用していたのだが、いくらギミック満載で面白いとはいえ、現像までのタイムラグと大きさの割にずっしりと重い重量に負けて、とうとう散歩用のカメラもデジタル化したのである。
 それにしても我ながらどうしてこんなにデジカメには食指がのびないのだろうか。仕事柄デジタル画像を延々と編集することがあって、純粋にデジカメを道具として使っていた事もあり、意識のどこかでどうしてもデジカメを使っていると働いている気がしてしまうからなのかも知れない。

 さて使ってみての感想だが既にWebでぐぐるといっぱい出てくるので、今更それに書き加えることもあまり無いのだが、やはり他の人も書いているようにバッテリーの持ちはちょっと弱いようである。それと意外にコメントする人がいないのでもしかしたら使い方が悪いだけかも知れないが、これまで使っていたNikon coolpix990に比べると画素数が上がった分白飛びしやすくなったような気がする。まあまだ1日目なのでおいおい使ってみればもっといろんな事が分かることだろう。それにしても手ぶれ補正機能はとても便利で感心してしまった。一眼レフで実装するにはいろいろ問題があるのは分かるものの、この機能ぜひはすべてのカメラにつけて欲しいと思う。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

May 05, 2005

緑の恐怖あるいは花を飾って

DSCN4931
 GWとは無縁の生活を送っているものの、世間の休みのムードに毒されていまいち更新もダレがちだ。
そんなわけで今回は近所の至る所に生えている花の写真でちょっとお茶を濁す。それにしてもここら辺だと完全に雑草と化している花だがなんと言う名なのだろうか。花の名前に疎い自分にとってはこうした花々は見かけるもののいつも名前が分からないものと化している。

 そういえば花で思い出した。よくハイキングなどでついきれいなので野花を摘んできてしまうことがあるが、たいていは環境がなじまずに枯らしてしまうだけだし、現地の植生を痛めることなので止めた方がいいと言う話は聞いたことがあるだろう。しかし、それとは全く逆の意味でも野草を摘んでくる危険なことなのである。
それは私が小学生の頃なのでだいぶ昔の事になるが、ある日母親が山からきれいだからと花(注1)を摘んできた。普通なら庭に植えてもいつの間にか枯れてしまって残念だねで済むはずであるが、その花は違ったのである。まるで宇宙からの侵略者のようなすさまじい繁殖力を発揮して、1月も立たないうちに当時の我が家の庭はその花によって蹂躙されてしまったのだ。トマトやキュウリなどの家庭菜園も、多くの球根類もその花の勢いにはかなわずに、庭の至る所に勝ち誇ったようにその花は咲き続けたのであった。ようやく冬を迎えてさすがに寒さに耐えられずその花も枯れて一安心したと思ったのもつかの間、恐ろしいことに翌年にはいつの間にか種を落としていたのか、再びあらゆる所にその花は生えてきたのである。しかも、その中には奇形種だと思われる二つの花が融合しかかったようなものまで混じっていて、子供だった私の心に花に対するトラウマを植え付けるくらいであった。
 最後には除草剤でも使ったのかどうかは忘れたが、ようやく一時期のような勢いはそいだもののその花は庭にガレージを造るために、土を全部掘り返すまで毎年のように咲き続けていたのを今でも恐怖と共に思い出すのだった。

注1:後で調べて見るとどうやらそれは大はんごん草と言う北アメリカ原産のとても丈夫な花だったらしい。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

May 04, 2005

浅草にすごい物件を見つける

kuma006
 前回も取り上げたretour&Retourさんの所に再びすごい物件が載っていた。
某芸術家「クマさん」(全然匿名にならないな)のアトリエ兼住居だというその物件は、うだうだそれについて書くよりもこちらの写真やさらにリンク先の写真を見てもらったほうがいいだろう。
 今の仕事先のそばと言うこともあって思わず購入意欲をそそられたのだが、3900万なんてどこを振っても出て来るわけもなく、ウィンドウショッピングの対象にしかならないのが残念である。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

May 03, 2005

早期警戒衛星について調べてみた

一昨日のニュースになるが複数のメディアによると北朝鮮がまた短距離ミサイルの発射実験をしたらしい。
とりあえずCNNの記事を引用しておく。

東京──複数の日本メディアによると、北朝鮮が1日午前、東部沿岸から日本海に向けて短距離ミサイル1発を発射したことが明らかになった。政府関係者によると、在日米軍司令部が防衛庁に情報を伝えたという。 日本メディアの報道によると、北朝鮮東岸から日本海へ発射されたミサイルは射程100キロから150キロ程度。防衛庁などで情報の確認を急いでいるが、政府は「日本に影響はない」と判断したという。 北朝鮮はこれまでにも、射程が約100キロの地対艦ミサイル「シルクワーム」やその改良型のミサイルを発射してきた。

 これで気になったのだが、あれだけ弾道ミサイル防衛云々と言っておきながら、今回も米軍からの情報が無いと分からない状況なのだが、本気でやる気なら早期警戒衛星にも手をつける必要があるのではないだろうか。こうした点からも私は日本のミサイル防衛システムを胡散臭く見てしまうのだ。
 一応簡単に補足すると、早期警戒衛星とはミサイル等の発射を関知するための専門の衛星で、偵察衛星とは全くの別物である。これは偵察衛星が極力細かく地上を監視するのが目的なのに対し、早期警戒衛星は一時でも早く敵のミサイル攻撃を察知するのが目的の衛星で、地球の周りを回る軌道などもそれぞれ全く違うものになっている。

 さてそんなこともあって各国の早期警戒衛星について調べてみたのであるが、思った以上に資料が無いことに驚いてしまった。探し方が悪いのかも知れないが日本語の資料はほとんど無いのである。しょうがないので私の稚拙な英語力で調べた結果を参考までに書いておくことにする。もし間違い等があれば指摘してくれるとありがたい。

dsp_artist_02
アメリカ:総数は18機(?)。静止衛星軌道上の衛星と2機のバックアップ衛星を持つ他、静止軌道以外のロシア上空を対象とした衛星システムも保有している。貼られている写真はアメリカのものである。使われている赤外線センサーの名称(W-17)までも発表されているものの、肝心の探知能力については予想通りどこを探しても見つからなかった。

ロシア:主力は宇宙を背景とした状態で衛星を関知するタイプの早期警戒衛星を保有していた。このシステムは技術的には容易(宇宙空間とミサイルの熱源の温度差が大きいため)な反面、広範囲を監視するためには多数の衛星を必要とする難点がある。現在は静止衛星軌道から監視できる次世代早期警戒衛星を持っているもののソ連崩壊の影響でごく少数にとどまっているようだ。

フランス:5km四方単位で赤外線の発生を関知し、対象となる場所の地上100mから高度6kmまで探知出来る能力を持つらしい。2005年までに打ち上げ予定。現状どうなっているかは不明である。

中国:1997年に打ち上げられた衛星がそうでないかという噂があるが、詳細や真偽は不明。

イスラエル:常に周辺諸国にミサイルを撃ち込まれる懸念を持っているイスラエルに取って早期警戒衛星は悲願とも言えるものだろう。しかし2004年9月6日の打ち上げは失敗し、その後打ち上げたという話は聞いていない。

参考Link:globalsecurity.org
Century of Flight - History of Flight

| | Comments (1) | TrackBack (3)

May 02, 2005

Mac OS 10.4 "Tiger"の翻訳機能

 以前のエントリでも触れた、新しいMac OSの新バージョン"Tiger"を早速購入したのでちょこっとだけ感想を書くことにする。とはいえ、OS自体はすでにいろんなところで書かれているので、どうせ誰もコメントしないであろうdushboardの中の翻訳機能について書くことにする。
 何故こんな部分に着目したかと言うと、日本ではあまりメジャーとは言えないロシア語やギリシャ語などの言語まで双方向翻訳が出来るような事がAppleのwebに書かれていてちょっと期待したからである。
 で結論から言ってしまえば、これが全然駄目。別に目玉機能でも無いから目くじらたてるほどではないのかも知れないが、双方向どころか日本語に関しては英語にしか翻訳出来ず、また逆に英語からしか日本語には翻訳できない。おまけに翻訳精度だが、語彙が少ないので昔のテキストアドベンチャーのようにうまくHitする単語を探していろいろ試行錯誤しなくてはいけない有様だ。なにせ「こんにちは」と一言入れると"Today"と変換される有様なのである。あとこの翻訳エンジン自体はOS内部にあるわけではなく翻訳機能の裏にあるサイトsystransoftをネットワーク越しに使っているようだ。そのためネットが込むと延滞が発生し、場合によっては全く使用できなくなる事もあった。

マイナー言語の電子辞書を手に入れるのはまだだいぶ先の事になりそうである。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

May 01, 2005

再び日本版ポリティカルコンパスをやってみた

 いつの間にかドラフト3版に更新されていたので再び日本版ポリティカルコンパスをやってみた。結果は以下の通り。

政治的な右・左度(保守・リベラル度)-3.6
経済的な右・左度(市場信頼派・政府介入派)-1.85
あなたの分類はリベラル左派です。

ということらしい。じりじりとリベラルからリバタリアンに近づきつつあるな・・・。
質問項目を見ると結構工夫しているみたいである。とはいえコメント欄のやりとりなどを見ると、まだまだ経済軸に関してはまだ経済知識の有無で全く逆の意味に取ってしまう内容があるようで、設問では苦労しているらしい。あと相変わらずリバタリアンについてよく分からないと言う人も多いと思うので再び下に関連リンクを張っておく。(とはいえこうした内容はほとんど本家のコメント欄にあるので今更こんな所に貼っても意味はないのだが)

日本リバータリアニズム運動

最後にポリティカルコンパスを作った「お金について考えたこと」さんのコメント欄に傑作なアネグドートが載っていたので紹介しておこう。

今回の中国における反日運動を見て
ナショナリスト:「ゴルァちゃんころ死ね」と2chにコピペを繰り返す。
グローバリスト:中国に謝罪と賠償を請求しつつ、日系企業の対中ビジネスに支障がでないように平穏な解決を望む。
リベラリスト:過去の歴史問題から、反日運動にも一定の理解を示す。
リバタリアン:「中国関連銘柄は売りだ」と叫び新日鉄と川崎汽船を空売りする。

いやー、リバタリアンの突き抜けぶりがいいです。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

« April 2005 | Main | June 2005 »