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June 09, 2005

Intel in Mac

 前から噂に上っていたMacintoshにIntel製CPUが載ると言う話が、ジョブスによって"IIt's true!(それは真実だ!)」。"と肯定された。これについてつらつらと思うところを書いてみたい。とはいえ、既にネット上で様々な考察が書かれているだろうし、詳しい情報は現地のWDC(Macintosh世界開発者会議)に行って来た人たち以上の情報があるわけでもない。だからこれは単なるoldマックユーザーの繰り言とでも思って欲しい。
 今回のニュースだが、私もそれほどいろんな所を覗いてみたわけではないので案外はずしているかも知れないが、古参のユーザーの間ではどちらかと言えば不評な声が多いようだ。それはWintelに対する反発や昔のアーキテクチャーに対する思い入れもあるだろうが、一番の原因はこれまで投資してきた多くのソフト資産をまたバージョンアップし直さなくてはいけないと言う読みからではないだろうか(少なくとも私はそうだ)。Appleでは今回、既存のPowerPC向けのコードをIntel環境下でも動作可能にするダイナミック・バイナリ・トランスレータ「Rosetta」と言うものを発表していて、これまでの資産も問題なく動作するとは言っているものの、昔68MacやOSXの以降の度に苦労してきた古くからのユーザーにとっては単なる気休めにしか聞こえない。もちろん前回同様に今回もある程度の互換性は確保されるだろう。しかし、以前もそうだったようにそれは決してパフォーマンスを保証するものでは無いだろうし、100%の互換性を保証しているものでもない。そして過去の経験から言えば、得てして絶対にバージョンアップしてくれそうもないマイナーなフリーウェアだが、自分にとっては欠かせないソフトに限って動かなくなるものなのである。
 それに今回の流れは私の信念である、全てのものには独占による暴走を防いだり、それが駄目なときに切り替えられる別の選択が必要だと言う。複数の勢力の均衡を常に志向するロードス島戦記の中に出てくる灰色の魔女カーラのような考えから遠ざかるようで残念なのだ。
 とはいえいつまでも愚痴を言ってもしょうがない。なにせジョブス様が言った以上もはや後戻りは出来ないのだ。それに実は複数の選択の余地を残すと言う点でも実は今回の選択は正しかったのかも知れない。というのもスラッシュドットのコメントの中にあった話なのだが、Appleはもちろん実はMicrosoftも特定のCPUメーカーに依存しないように、いざというときはいつでもCPUを切り替えられるように、社内では密かに各CPU用のOSを作っているという話があるからだ。しかも86系のCPUであればわざわざCPU毎にOSを作らなくても、AMDと言う対抗馬が存在するからPowerPCよりもメーカーに依存するリスクはかなり低くなる。そうであれば今回の決定は正しい選択だったと言えるのだろう(余談だが、こうした一つの会社やシステムに依存しないと言うリスクマネージメントは日本ではちゃんと行われているのだろうか?)。後はなるべく早い時期に、すばらしいマシンが出てくることを祈るばかりである。

追記:ゲームセンターに明日はあるの?のページで興味深い見解を見つけたので転載。
要は話が逆で、次世代ゲーム機のチップを作るのに手一杯(もしくはそちらの方がうまみがある)のIBMがAppleを袖にしたのではないかと言う事。確かにこれも筋が通っているしありがちな話だと思う。

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