ハーブの話
最近、寝付きが悪いので大家さんからもらったカモミールでハーブ茶などを寝る前に飲んでいる。ところでこのハーブだが、元は自生していただけあって思ったよりも簡単に育てられる事を知っているだろうか。
かつてバジルやデイルなどを栽培していて、いまもデイルを鉢に育てている身にとっては、たまにスーパーなどで一束100円で売られているのを見ても、どうしても高いと言う感じがぬぐえないのである。まあそれくらいハーブを育てるのは簡単なのだ。特に今育てているデイルなどは寒さにも強い分お手軽だ。なにせ、どこかで種がこぼれたらしく庭の一角に雑草に混じって勝手に自生し始めた位である。とはいえハーブの種類(バジル)によっては寒さには弱いので全く気遣い無用と言う訳ではないが、それでも水やりと温度の2点さえ気をつければまず大抵のハーブは問題なく育ってくれる筈である。むしろ、下手に庭などに植えるとあまりに育ちすぎて手に負えなくなることさえ有るので注意が必要なくらいなのだ。現にローズマリーなどはあまりに元気に育ちすぎるので温暖地では垣根代わりに使われているくらいである。
さてこうしたハーブであるが、どのように食卓で使ってるだろうか。ハーブティや料理に入れると言った定番的な利用法はもちろん。山のように取れるようなら思いきってお風呂に入れてみると言うのも贅沢でいいかも知れない。私のお薦めは飲み助らしくもちろんカクテルだ。それも香り付けにちょろっと入れるような使い方をするカクテルではない。山のようにハーブを使う「モヒート」が一番のお勧めである。
このカクテル、キューバーでは昼間から客人を歓迎するために飲まれていると言うカクテルで、おおざっぱに作れる割には香りも味も絶妙の一品である。その作り方であるが、まず大きめのボールなり器にフレッシュなミントをたっぷり入れて、これに黒砂糖(沖縄の三温糖など)を作る分量に応じて入れる。これにフレッシュライムを加えた後、すりこぎなどでよく混ぜてつぶし、これに氷と炭酸水をお酒(ハバナ産ホワイトラム)を1:1になるように注げば出来上がりである。これから来るムシムシした昼下がりにでも、仲間内と集まって飲めばきっと病みつきになること請け合いである。
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