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June 30, 2005

世界のレシピ

 ちょっとこの前mixiでカルボナーラの話になって、そこで本場イタリアのレシピを見せてもらって気が付いたのだが、料理のレシピもお国柄が出るらしい。
その思いを強くしたのはイタリアレシピとアメリカのレシピがあまりにも違っていたからである。ではなにが違うかというと、もちろん書かれている料理法などではない、と言うか違う国の料理なのだから料理法が違うのは当然だ。そうではなくて書かれていない部分がお国柄を反映しているのである。
 抽象論も何だから具体例を挙げて見てみよう。イタリアのレシピの場合、そもそも分量が日本とは違っている(これはアメリカも同じだが)、1人前はおろか2人前すらなく最低4人前の分量なのだ。不思議なのはアメリカで今ではどうだか知らないが、イタリアと違って大家族制度が崩壊し日本並みに個食化が進んでいるはずなのに、レシピはしっかり4人前が基準なのだ。いや、もしかしたらこれは私の勘違いで連中の事だからこれが1人前の分量なのかも知れないが・・・。
 もう一つ興味深いのは、調味料についてである。イタリアのレシピの場合、調味料の分量が具体的に書かれていることはほとんど無い(そうだ)、なんでも分量はマンマの脳内に入っていて家族の好みと人数によって自動的に変換されるので書いても無駄ということらしい。これに対してアメリカのレシピはファーストフード店のマニュアルを知っている人なら分かるだろうが、とにかく徹底的に書れていて、どんな人間でもマニュアル通りにすれば全く同じ味が再現できる様になっているものが多いのが特徴だ。どれくらいちゃんとしているかというと分量のはかり方とか(計量カップを使わない場合、ティースプーンすり切りで何gとか)人数が増えた場合、単純に倍々で増えるものと、一定の掛け率で変化するものの一覧まで載っているくらいなのである。
 だがこのように異なる両国でもそして日本でも共通で載っているものが一つあってそれが料理にかかる所要時間だから面白い。手のかからない料理が作り手に好まれるのだけは古今東西変わらないようである。

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