水の話
ミネラルウォーターを買って飲むと言う習慣はいつから定着したのだろうか。少なくとも私は少し前まで水を買って飲む日が来るなど思ってもいなかった。それが、またなんで水を買うようになったかと言うと、衛生のためだとか健康の為だとかではもちろんない。むしろこれらは実効性が疑われている分野なので、もし本当にそれが目的ならやめた方がいいと思っている位である。衛生なら下手に保存して雑菌が増えてしまう危険性のあるボトル詰めの水よりも水道水の方がずっとましだし、味についても浄水器を使えば結構いける(ちなみに自分が使っているのはブリタ)。またカルシウムなどのミネラル補給であれば牛乳の方がずっと含まれる量は多いし、また海洋深海水などの過度にミネラル類が多いものは、へたをすれば下剤になる程なのでやめた方がいいだろう。
では何故夏場だけでも水を買っているかというと、単純に頻繁に飲み過ぎるのでどんどん淡泊なものが欲しくなるくせに、味のないものは駄目と言うひねくれた嗜好によるところが多い。そのせいだろうか、どうも日本で人気のあるミネラルウォーター類は物足りなくて、サンペリグリノなどの比較的硬度の高いガス入りの水ばかり飲んでいるような気がする。いやガスが入っているとビールを連想するのがガス入りの水が好きな本当の理由なのかも知れない。
ちなみに最近のお気に入りはサンベネデット(SAN BENEDETTO)、何故これかというと単純な話で近所のスーパーで売っているガス入りの水はこれが一番コストパフォーマンスが良いからである。(ペリエはレモン入りとか何か入っているのしか近所では売ってない、また水は重いので遠くで買いたくないのである)そのほかに飲んでいるのはサンペリグリノ、ロケッタ、ヴィトロガッティなどである。この中で一番のお気に入りはサンペリグリノなのだが、元々高めだったのが最近何故か高級化してしまい、最近はあまり飲まなくなってしまった(確かに一番うまいのだが)。ヴィトロガッティはガス入りな上に、健康にいいとブームになったコントレックスよりもさらに水の硬度高いので、物珍しさで買ってみたのだが確かにいかにもミネラルというくらいだれが飲んでも判るほど独自の味が有ったものの、旨いかと言われると微妙である。(まあコントレックスよりは飲みやすかったが)
そんなわけで、最近は近所の店の仕入れのままにガス入りの水を飲む生活が続いている。
Comments