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July 20, 2005

ビールのつまみの話

 根が食いしん坊のせいだろうか、どうも私は酒の種類にかかわらずつまみが欠かせない質らしい。それが(お酒だけ飲むよりは)アル中や夏ばての予防にはなっているのだろうが、その代わりウエスト周りが心配な今日この頃である。そんなわけでビールのつまみもなるべく楽に作れて太らないものをいろいろチョイスするようになってしまった。特に私の場合、ビール一辺倒と言う訳でないので、他にも日本酒・ウオッカなどあらゆる酒に対応できる懐の広いつまみが望ましいのだ。
 そんなうるさいリクエストで今のところポイントが高いのがピクルス(それも瓶詰めのでっかい向こうのキュウリが入っているもの)とチーズである(チーズは太りそうだが)。この2つさすがは広くヨーロッパ諸国でつまみやおかずとして食べられているだけあって、捜してみると結構美味しい掘り出し物が見つかるのである。またピクルスは種類を選べば漬け物風のものもあり、以外に日本酒にもあいそうなものがあるし、チーズもミモレットのようにまるでからすみのような味わいで日本酒のつまみといっても遜色ないものがある。世界各地の発酵食品を食べたことのある小泉武夫氏によると、こうした食の類似性は結構多いそうで、他にも全く違う国の発酵食品同士に不思議な類似性が見られるケースは多いらしい。そういえばロビオラと言うチーズなどは日本人にとっては豆腐と言っても通用する味わいで、現地に行った人が思わず醤油が欲しくなったと言う話があったのをおもいだした。やはり原料は違えど、酒飲みが好む発酵食品の嗜好は人類共通なのだろう。
 このほかにビールにしか合わないのが難点だが、最近はドイツの有名なキャベツの漬け物「ザワークラフト」の瓶詰めなども結構気に入っている。なによりもビールにあうと言うのが最大の理由だが、実は日頃の野菜不足を解消しかつ太らないのではと言うのが本当の理由だったりする。

参考Link:人はこうして美味の食を手に入れた
上に上げた東京農業大の小泉武夫氏の本。猛毒をもつ魚や捨てていた鳥の内臓までも微生物の力を借りて美味に変える人類の英知と、様々な世界の発酵食品を紹介した本。なれない人には強烈な悪臭に感じるこうした食品だが、この本を読むとつい食べてみたくなる。

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