浅草国際事情
元々日本に来日する外国人観光客の50%近くが立ち寄ると言われている浅草だが、ここ数日は花火大会のせいでもあるまいがいつになく外国人観光客率が高まっているような気がする。
先日、いつものように中国系夫婦がやっている美味しいが日本語があまり通じない店で夕食を食べてると、後ろの方で怪しい日本語同士のかみ合わない会話が聞こえてきたので振り返ると白人系の家族連れに店の人がメニューを説明しているらしい。途中気になって一言二言口をはさんだが、後は浅草の飲食店の定番どおり、ここも店の外側だが全て写真付きのメニューがあったので無事に注文は終わったようだ。
ところでどうも英語で話したときのリアクションが違うなと思っていたら、その家族は南米かスペインから来た人たちだったらしい。おかげで店の中では日本語・中国語・スペイン語が飛び交いすっかりどこの国か判らない状態で面白かった。それにしても浅草と言う街、一見ただの下町風でも多くの外国人観光客に鍛えられているせいか、ときどき見た目はほんとにどこにでもいそうなおばちゃんでもまったく物怖じせずに外国の人と話をしたり、ジェスチャーを混ぜながらちゃんと日本語でコミュニケーションをとっているから侮れない。こうしたところもこの街の凄いところである。
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