浅草外食事情2
以前も書いたが不思議と街によって、ラーメン屋がやけに多かったり、中華料理屋が多かったりと料理の種類に偏りがあることが多い。ひどいところになると恵比寿や神保町のように○○戦争地域などと雑誌で取り上げられるほどだぶっていることもあって、素人目には過当競争に陥るのじゃないかと心配になるくらいである。だが最近ではラーメン博物館の用に逆に同じ種類の店を集めることが集客の売りになる所を見るときっと素人目には判らない市場原理があるのだろう。
ところで実際に街で生活して困るのは、同じ種類のお店が多い影で逆にある種類のお店がすっぽりと抜け落ちていることである。国立のようにあえて自分たちで学園都市を指向して、風俗店はもちろん、猥雑ながらも面白いお店までシャットアウトしてしまうのは、個人的には好かないもののまだ自分たちで選択してそうなっている分あきらめがつくものの、困るのは何故か判らないが○○が無いと言うケースである。
浅草の場合、ここに当てはまるのがカレー屋さんで、確かに本格的なインド料理屋は何軒かあるのに不思議と普通のカレー屋がどこを捜しても無いのである。唯一の選択肢はそのものズバリ「浅草カレー」と言うお店だが、残念ながらここもオリジナルティを追求していて普通のカレーとはちょっと違う。そんな訳である日突然普通のカレーを食べたくなったときに、カレーを求めて街をさまよう事になるのだが、未だに普通のカレー屋さんは見つけられないままである。もし誰かここぞ美味しい普通のカレー屋が浅草にあると言う情報を持っていたらぜひご一報して欲しい。
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