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September 30, 2005

NHKラジオロシア語講座前期総括

 今週でNHKのラジオロシア語講座が修了する。NHKの語学講座は半年毎のカリキュラムなのでとりあえずこれで一通りのコースが終わった訳だ。理解できたかは別として、とりあえずよくついてこれたものだと思う。特に今年のラジオ講座は以前も触れたように最初から難易度が高かったので、初めて聞き始めた人にとっては大変だったのではないだろうか。その代わりと言っては何だが最初から詰め込んでくれたおかげで、文法を学ぶ分にはいいペース配分だったと思う。特に今年は一度やった文法の復習コーナーが何度ももたれて、忘れかけていた重要文法の良い復習になった。
 堅い評論はここまでにして、例のごとくストーリーの感想とつっこみに入ろう。一時期はどうなることかと思ったラジオ講座のストーリーだが予想通りと言うか、結局それと言った落ちが付くこともなく終わってしまった。一時期あんなに心配させられたニキータも伝聞ではあるが堅気に働いているようである。唯一の意外な展開はストーリーの前半の仲良し高校生カップル、ダーシャとユーラが最後まで友達のままで、しかもダーシャが別の男性と結婚してしまう所であろうか。余談だがロシアでは平均結婚年齢は非常に若く(平均初婚年齢は20過ぎ)女性は16歳から結婚出来るので(ロシアの少子化も深刻な問題で、その対策として下げられたと言う面もある)、高校卒業後結婚する事はそう珍しい事ではない。しかしこのエピソードは個人的な経験もあってちょっと心の縦糸に触れるものがあった。

 それにしてもこの半年で果たしてどれくらい自分のレベルは上がったのだろうか。語学という奴をやっていると見通しの悪い山道を登っているような気になってくる。しんどい割には、自分がどのくらいの高さまで上がったのか、果たしてこの道は正しいのかいつも分からず、ごく希にすばらしい展望が見えて初めて実感出来るのだ。果たして次の展望はいつ見えるのだろうか?

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September 29, 2005

死神伝説

 あなた自身やあなたの周りに関わった会社やチームが次々とつぶれると言う呪いに嵌った人はいないだろうか。そう、ちょうどガンダム第08MS小隊のサンダース軍曹や伝説巨人イデオンのベントの様な人物である。他ならぬ私自身がその一人で、前回のゲームのプロジェクトチームも解体されたし、連載を持った雑誌は出版社自体が倒産してしまい雑誌は当然廃刊、大手なら大丈夫だろうと思っているとトップが麻薬をやって逮捕されたり、大量のリコールを出して社会問題化したりと、毎回ろくな事になっていない。しかも当人に非が有るわけではなく(当然だ!)毎回当人は何とか無事に生き残るから困ったものなのである。(まあだからこそ死神なのだが)いつかこのネタで呪われた仕事についても書いてみようと思っているのだが、あまりにも洒落にならない話が多いので(教祖が逮捕された某教団の事務所の設計の話とか)書くにはもう少し時間がかかりそうである。
 さて不思議なことにこうした死神たちは世の中に一定数いるようで、何の因果か今回のプロジェクトチームでは私の他にも死神伝説を持った人がいる。そのせいだろうかスケジュールは遅れに遅れて大変だったのだが、なんとか無事に納品までたどり着くことが出来た。それにしてもこうしたジンクスに当たるたびに超自然的な運命の様なものは実在するのではないかと思ってしまう。そんなわけで私は運送機関や医者などの様な仕事が直接人の生死に関わるようなもの、ましてや軍隊などには決して関わらないようにしようと思っている。
やはりお払いでも受けてきた方がいいのだろうか。

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September 28, 2005

WILLCOMから新型音声端末4機種発表

willcomms
 予定を変更して急遽別のテーマを掲載します(笑)。
つなぎ放題で有名なウィルコムが全機種フルブラウザ搭載の新機種4機種を発表した。詳しくは下に引こう。

ウィルコムは、京セラ製「WX300K」「WX310K」、三洋電機製「WX310SA」、日本無線製「WX310J」の4端末を発表した。11月下旬から順次発売される。 今回発表された4端末は、WX300シリーズとWX310シリーズの2つのラインナップで構成される。WX300シリーズはスタンダード端末に位置づけられ、WX310シリーズには、Javaやメガピクセルカメラ、指紋認証、miniSDカードスロット、ビジネス文書閲覧機能などの付加機能が用意される。また、WX300シリーズは1xパケット通信(下り最大32kbps)、WX310シリーズは4xパケット通信(下り最大128kbps)をサポートする。  なお、両シリーズ共にフルブラウザを搭載し、パソコンと接続したデータ通信機能、POP/SMTP対応のメール機能、リモートロック機能などが共通機能となる。

 まあそんな訳でようやくPHSも携帯並にいろんな機種が選べるようになったわけだが、日頃の用途が99%データー通信でしかもそのほとんどがWebの閲覧に使っている自分としてはようやく待ち望んだ環境が整ってきた。しかも今使っているマシンがMacintoshのPowerBookで最初からBluetoothを搭載しているのだが、WX310KなどのBluetooth搭載機であればマシンの脇にPHSを置いた状態でそのままPHS経由でインターネットに接続することが出来るようになると言うまさに理想的な環境が手にはいるわけである。唯一最大の問題はbluetoothとjavaの両方を備えた機種が無いことと、微妙にデザインがうるさくて私の好みでは無いことだろう(今風のデザインなのかも知れないが)。
とはいえちょうど今の機種のバッテリーがへばりつつあることだし、11月が楽しみである。

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September 27, 2005

トルコ料理を作ってみた

 昨日の記事で肩が凝ったので今日は軽い話題。
トルコで私も考えた」を読んで無性にトルコ料理を作ってみたくなったので、3連休の最後の日を使って(と言っても半日以下だが)トルコの夏料理「ビベル・ドルマス」(ピーマンのピラフ詰め)を作ってみた。
まずは材料である(1人前)。
dolmasi_materials
・米(1/4カップ)、タマネギ1/2、松の実、干しぶどう、ハーブ(パセリのみじん切りも可)、ミントなどお好みの香辛料。
これをたっぷりのオリーブオイルで10〜15分ほど弱火で炒め。火が通ったら塩と砂糖少々で味付けし、水を少々加えてさらに数分炒める。後で煮るので味付けは少し濃いめの方がいいだろう。
dolmasi2
ピーマンのヘタを取ってくりぬいたものに、出来上がったものを詰める。このときお米がふくれるのであまり充ち満ちに入れすぎないこと。なおピーマンの他にズッキーニやナスに詰めても構わない。これに先ほどのヘタなどで再度蓋をして、立てたピーマンの半分くらいまで水を入れて煮込む。
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水が無くなったら出来上がり。(もし中の米がまだ堅いようなら再度水を足して煮込む。)
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1晩冷やしておくとオリーブオイルがなじんでさらに上手いそうである。

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September 25, 2005

日本核武装の蓋あるいは壮大な気休めとしてのミサイル防衛(MD)システム

 私がもっとも信頼できると思っている軍事評論家、江畑謙介氏の意見の中で1つだけどうにも腑に落ちないものが、今アメリカと共同で進めているミサイル防衛システム(MD)への賛成意見だった。と言うのもMDシステムは云十年後は別として現状開発を進めているシステムは、調べれば調べるほど有効性とコストパフォーマンスが悪すぎるからだ。
 MDの有効性については様々な軍事関係の掲示板やBlogで議論されているので(中には変な話になっている所もあるが)ここで改めて解説を書くつもりはないが、今具体的に進められているTMD(戦域ミサイル防衛)に関して言えばその迎撃に使用するPAC-3(パトリオットミサイル)は射程15kmと言われ、東京三鷹間くらいの距離しかない(改良型でも20km程度しかない)。空自のパトリオット基地は武山(神奈川県横須賀市)、習志野(千葉県船橋市)、霞ケ浦(茨城県土浦市)、入間(埼玉県狭山市)の4箇所に有るわけだが、地図にプロットしてみれば判るように東京23区すらカバーしきれていないのが実情だ。またこれが有効なのも北朝鮮の保有するミサイルレベルでしかなく中国などが保有する弾道ミサイル「東風-15」クラスの弾道ミサイルに関してはその数(現状500発以上)、性能からもほとんど打つ手がないのが現状である。(参照:ミサイル全書,軍事研究,etc)
しかもこの計画、今でもじりじりと開発費が膨れあがっている。

参考までに読売新聞の記事を引く。


 日米両政府が2006年度から共同開発を開始する次世代型のミサイル防衛(MD)システムについて、米側が開発総額を約30億ドル(約3210億円)と見積もり、日本側に伝えてきていることが分かった。
 米側は当初、2011年度までの米の負担額を5億4500万ドル(約583億円)としていたが、開発期間を14年度までに延長したうえで改めて過去の開発例などをもとに積算したところ、総額が3倍弱に膨らんだ。
 米側は、先に米の負担額を5億4500万ドルと伝えてきた際、日本側にも同程度の負担を求めてきている。開発総額が3倍弱に膨らんだことで、政府内には、日本側負担について、「半分の1500億円程度かそれ以上の負担を求められるのではないか」(防衛庁幹部)と警戒する声が出ている。

そんな訳でMDなんかに頼るより敵のミサイル発射基地を空爆したほうが安上がりだろうとか、報復に日本も核装備するしか対抗手段は存在しないと言う指摘が何度も出る訳だが、江畑氏は何度も著書や雑誌の記名記事でMDの有効性を主張しているのである。
 しかしよく考えてみるとMDを推進しないと言うことは、ミサイルの驚異に対抗するためには上に上げたような相手の基地に対する先制攻撃か報復用の核装備しか道が無いことになってしまう。そう考えると江畑氏が主張するように日本はMDを選択するのは理に適っていると最近思うようになってきた。
 もちろんMDも含めてこれらを一切装備しないと言う選択もあるだろう。客観的に考えるとMDの有効性には大いに疑問が有るわけだし、核装備や先制攻撃を日本が選択するのは国際政治的にも難しい。しかしどんなに有効性に疑問があっても、何もしないでいることなど出来るだろうか。またMD以外の対抗手段は(先制攻撃を除けば)国民にとっては気休めにならないと言う事情もある。それは非常に乱暴に言ってしまえばそれ以外の手段は(核武装でさえ)、「なあに、北朝鮮から核ミサイルを撃ち込まれて東京都民1000万人が死んでも、すぐに報復して北朝鮮の国民を皆殺しにしますから大丈夫ですよ。(注)」というようなもので死んでしまった当人に取っては何の助けにもならないからである。それだったら例え1%だろうとミサイルを防げそうなMDにすがりたくなるのが人情ではないか。また逆に言えばそれ以外の有効な選択肢はアメリカやイスラエルが実践しているような自国に対して驚異になる相手に対しては先制攻撃してやられる前にやるしかない(イスラエルはイラクの核武装を防ぐと言う名目で1981年6月7日にイラクのオシラク原子炉を爆撃している)、いくらなんでも日本がそんな手段を取ることは出来ないとも思えるが、911以後のアメリカのように世論が沸き上がっていれば意外にこうしたハードルは超えられてしまうと思うのだ。しかしそんなことをしてしまったらそれこそ極東アジアは戦乱がはじまってしまう。現に何度も先制攻撃を受けたイラクが今どんな状況になっているかを見ればそんなオプションを取るわけにはいかない。
 そんな訳で今では私も、非常に消極的ながらミサイル防衛システムを推進するしか日本には選択肢は無いのではないかと思っている。

注:北朝鮮の核武装能力自体が本当にあるかと言う問題があるが、話が複雑になるので今回はこの問題には立ち入らない。
注2:今回の話はあくまで軍事オプション面からの話であり、もちろん政治・外交オプションで解決するのがベストなのは言うまでもないだろう。

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September 24, 2005

外国語の脳みそへの馴染み方

 外国語を学習していて面白いと思ったことの1つは、ちょうど子供が言語を学習してプロセスを再度再体験しているなと感じられることだ。どういう事かというと、よく子供は本を読むときに音読は出来るくせに黙読することが出来ない時期があったりするが、ちょうど私の英語がそんな感じなのである。
 そう、使われている単語もそれほど難しくなく特別に文法が入り組んでいる訳でもないのに、英語の文章を黙読していると何度読んでも途中で意味が追い切れなくなってしまうのだ。じゃあ理解できないのかと言うと声を出して読んでみると不思議と判るのである。元々私の英語はGDMと後は必要に迫られてぶっつけ本番で習得したもので会話中心になっているのだが、どうやら脳の回路も会話中心に出来ていて他の部分は未完成のようなのだ。
 不思議なことにこれがロシア語となると、読む方も(単語や格変化が判らんと言うのは多いが)それほど苦にならないから不思議である。もともとロシア語の場合、会話を実践しようにも試せる環境がほとんど無くテキスト中心の学習になっているせいもあるが、この2つの外国語を通して単純に学習量が全ての分野にきちんと反映されるものではないのだなあと実感させられるのである。(かけた時間だけは英語の方が遙かに長い)
 しかしこうして思うのは本当に語学の能力と言うのはRPGの経験値を各パラメーターに振り分けていく作業のような地道な作業が要求されるのだなあと言うことだ。ショートカットは出来ないし、あるスキルやクラスに移行するには一つだけ伸ばしても駄目で必ずいくつかの能力値を要求される。果たして語学の上級レベルに到達する経験値を積むのはいつの日になるのだろう。

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Mighty Mouseの故障

 この前買ったばかりなのに、Apple Mighty Mouseが壊れてしまった。どうも私は初期不良を引き当てる才能が
あるようなので今回もそうなのかも知れないが、それにしても脆すぎる。
故障の状態と言うのはホイール(と言うかマイクロトラックボール)が一方向しか動かなくなってしまうというもので、おかげでしばらくは左折できない車よろしく動く方向を組み合わせてスクロールさせたり、昔の標準Mouseよろしくスクロールバーをクリックしたりしてしのぐ羽目になってしまった。それにしても一度便利な環境に慣れると元には戻れないようで、よく標準Mouseを使っていたときには平気だったなあと今となっては思わずにはいられない。
 そんなわけで貴重な3連休の1日(半日)を潰してApple Store銀座店に持って行くことにした。過去の経験からもっとも早く確実に修理するのはここに持って行くのが一番だと思っているからである。今回もその読みは当たったようで、その場でMouseを交換してくれることになってあっという間に修理は完了した。ただたとえMouseの修理とはいえ、Macintosh本体のシリアルナンバーと購入日を確認する必要があると言うのは予想外で、少し手間取ってしまった。幸い後でmailで送ることで対処してくれることになったのでお店の人には感謝している。

 本題とは離れるが、修理の受付時間までの間に入った喫茶店は久しぶりに銀座らしいお店だった。なんと言ってもコーヒー1杯千円というのが恐ろしい。実は銀座は美大時代からギャラリーなどがある関係で展覧会を見に行ったり、自ら展覧会に参加したりして結構縁のある街なのだが、一見で入るには勇気のいる店が多いのをすっかり忘れていた。以前も単なるランチを食べるつもりで5千円以下のメニューが無くてひどい目にあったのだが、バブルが崩壊してもう10年以上経ってほとんどのものがデフレで安くなっているなかで未だにこの街の飲食店の価格が変わらないのは逆に凄いと言えるだろう。

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September 22, 2005

NASA再び月に

 すでにいろんなところで報道されているようにNASAが再び人類を月に送ることを正式に決定した。まずはどんなものかの概略を日本経済新聞の記事を引く。

【ワシントン=吉田透】米航空宇宙局(NASA)は19日、2018年に宇宙飛行士を再び月面に送り込み、恒久的な基地を建設する計画を正式に発表した。予定通り実現すれば、人類の月面着陸は1972年の米アポロ17号以来、46年ぶりとなる。  月面に人が居住可能な基地を作るのは初めてで、ここを拠点に火星への有人探査も目指す。  計画では、巨大なロケットの先端部に4人の宇宙飛行士が乗る多目的宇宙船(CEV)を取り付けて打ち上げる。別に打ち上げた月面着陸機とは宇宙空間でドッキングさせた後、月に向かう。  最初の月面着陸では、飛行士らは4—7日程度、月面に滞在。基地が完成すれば、6カ月間の滞在が可能になるという。 (01:38)

 ここでまたこれに対していろいろ思うところや補足を加えたいと思うのだが、実は出遅れてしまったせいもあり言いたいことはほとんど他の方のBlogで語られてしまったので、今回はそうした所を紹介することにする。
 まずは計画の詳しい内容だが本家NASAのページが一番詳しいのは言うまでも無い、英文で難儀かも知れないが図版が多いのでそれほど苦では無いだろう。興味深いのは、今回はなるべく低予算で確実に月に行くと言うことを目標にしているせいか、新規開発するものは意外に少ないと言うことである。例えば打ち上げ機のエンジン関係はほぼ全てが既存のものの改良版で、月軌道投入ステージのエンジンのベースに至ってはサターンVの第3段=月軌道投入ステージに使われたJ-2である。多少真新しいのはサービスモジュールのエンジンのメタン+液体酸素燃料エンジンくらいであろうか。
How We'll Get Back to the Moon(NASA)

それに対しての私の感想だが、これはすでに宇宙関係の記事を中心に書かれているノンフィクション・ライターの松浦氏がほとんど私に代わって語ってくれていたので下に紹介する。やはり日本はたとえ時間がかかっても、自分で技術を手に入れなければならないのだ。
松浦晋也のL/D:NASA有人月探査復帰に対して

9/30日追記:以下の歌島さんのblogにメタンエンジンに関する興味深い考察があったので追記する。

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September 21, 2005

あなたのおやじBlog度チェック

 この前、指摘されたのだがどうやら私のBlogも大分おやじBlogの特徴を兼ね備えているらしい。言われてみれば30代後半から50代手前くらいまでの世代の人たちが書いているページは確かに皆同じ共通点があるような気がしてきた。
 そこで与太話をした結果挙げられた共通点が以下のリストである。なお、おやじBlogらしく逃げを打つが、このリストはあくまでネタなのでどうかこのリストの中身について怒ったりつっこんだりするのはやめて欲しい(笑)。

・基本的に何かを主張するというよりもあくまで解説する体裁を取る
・専門用語は知ってるのが常識なので解説を付けない。
・偉人や歴史上の有名人、事件などを事例としてやたらと取り上げる。この変種に有名な書物に書かれていることを例に引くこともある。
・元ネタは英字ニュースであることが多い。
・コメントにせよテーマにせよ本当にやばいネタはスルーが基本だ。
・危険そうな話題はジョークやだじゃれ仕立てにしてさりげなくギャグとして逃げられるよう退路を用意して書くことを忘れない。
・経済問題や政治問題などの難しそうなテーマでもあくまでアマチュアだがと断りつつ延々と解説する。
・今のネットの話は分からないと言いつつ2chやはてなで使われているジャーゴンを使おうとする。
・外国に住んでいたもしくは外人と仕事をしたことがある。
・ネタが無くなると食べ物のうんちく話を書く。
・更新は妙にまめだ。

 しかしこうしてリストアップすると確かに妙に自分で当てはまる気がしてくるから恐ろしい。そしてさらに恐ろしいのは私が覗いている主要なBlog(あえて名は挙げないが)は皆当てはまってしまうのではないだろうか。

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三次元マトリックスの政党分布

 以前時々取り上げた日本版ポリティカルコンパスだが、いつのまにかドラフト3版に更新されているようだ。
私がやってみたところさらに経済右派の傾向が強まり、とうとうリベラル右派(前回はリバタリアンと言う名称)に分類されてしまった。コメント欄などを見るとどうやらこれはやってみた人全体に見られるようで、設問自体が経済分野では市場信頼派(小さな政府)側になるように調整されたためらしい。これがこの前の選挙に見られるような国民全体が市場経済優先の小さな政府支持が増えたためと見るべきなのか、単に設問の修正結果による(作為的な?)ものなのかは判らないが、今後の日本の道筋を見る上で重要なポイントであるのは間違いないだろう。ところでここを読んでいる人は十分判っていると思うが、このテスト結果をたまに政治的なリトマス試験紙のように言う人もいるようだが、あくまで個人が作ったものでしかも、この軸自体が果たして政治的な立ち位置を判断するのに適切なのかと言う問題があるのは言うまでもない。特にこのコンパスでは外交面におけるスタンスが現れないので、個人のスタンスを表すには適切でも(直接外交に関わる)政党を判断するには軸が足りないのではないかと言う問題も指摘されている。
 そういった意味では雪斎さんのところでいくつか興味深い提案と分類が行われていたので、ちょっと紹介しておきたい。それはポリティカルコンパスにあるようなリベラル(弱い政府)←→保守(強い政府)、政府による福祉重視(大きい政府)←→市場原理主義(小さい政府)と言う2軸に加えて外交面で同盟重視←→自立重視軸と言う外交政策における軸を加えればさらに政治的分布図として分かりやすいものになるのではないかと言うものだ。

参照:
2005年夏、日本政治の対立構図
2005年夏、日本政治の対立構図・続

political_matrix
political_matrix_top

(図はクリックすると大きく表示されます)
 記事中にはあくまで主観であるが各政党をここに落とし込んだものもあり興味深い。しかし3次元マトリクスという奴はなかなかビジュアル化は難しそうなので、勝手に私の方で立体化したものを作ってみた。なにかの参考になれば幸いである。なおこの分類は雪斎氏の記事中の数字を元に落とし込んだものなので、その数値の正当性については私は保証できないので注意して欲しい。それにしても上面図をみれば判るように、意外にも日本の政党はある自称面に関しては全く抜け落ちているのは意外な発見だった。

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September 20, 2005

夏祭り

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 3連休と言うこともあり、私の住んでいる町でも外出した先でもいろんなところでお祭りをやっていた。写真は近くで見かけた子供用の御神輿。
 最近はお祭りと言っても下町や地方ならともかく、若者はほとんど参加しないそうだが、お向かいさんが町内会長さんと言うこともあり、またただ酒とただ飯につられて結構地元のお祭りに顔を出していたのだが(単に食って飲んでるだけと言う説もある。それでも一応、食った分は働こうと毎年自主的に撮影係を買って出て子供達の写真を大きく伸ばしてプレゼントしたら結構喜ばれたものだ。)今年は忙しくてとうとう顔を出すことが出来なかった。せっかく声をかけてもらったのに残念である。

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September 19, 2005

日記のようなもの+レバノン料理を食べてきた

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 奇跡的に暦通り3連休を休むことが出来そうだ。ただこう書くとマーフィーの法則ではないが突然、仕事のmailや電話がかかってきそうで心配だ。
本当ならいつも忙しい分、家でゆっくり休んでいれば良いものをついつい貧乏性でいろんな事をやってしまう。なにせ休日にやりたいこと、やらなくてはいけないことはごまんとあるのだ。しかし日頃忙しくて出来ない家事をまとめてやって、日常のノルマと化しているラジオ講座の予習とBlogの更新(我ながらなんでやってんだろうと思うが。いつかこの理由についても書いてみたい)をしているとあっという間に一日が終わってしまうのが実情だ。
 それでも今日(もう昨日か)はがんばって昼過ぎには家を出て、たまには変わったものを食べてみようとレバノン料理を食べてみることにした。と言ってもたまたま書店で手に取った「Hanako」のエスニック特集で見かけたからと言う安直な理由である。さてこのシンドバットと言うお店、思ったよりもリーズナブルで助かった。特に3連休のさなかだと言うのにランチメニューがあるのがありがたい。味の方もレバノン料理を食べたことがないので、他と比較は出来ないのだが思った以上にヘルシーでしかも辛くないのは意外だった。特に野菜が大量に使われているので女の人には良いかも知れない。ちょっとgooglったところによると元々レバノン料理はトルコ料理などと同様にアラブとヨーロッパの交流点に位置している事からアラブとヨーロッパの食文化受けて発展し、双方の美点を受け継いだものになっているらしい。そのせいだろうか水を加えると白濁する「アラク」という酒などトルコの「ラク」を連想させるものがあり、どことなくトルコ料理とも共通点を感じさせる。また元々レバノン自体がキリスト教徒とイスラム教徒の数が半々ぐらいだったせいもあり、先ほどの「アラク」などのように独自のお酒があるところも興味深い。
うんちくはこれくらいにして肝心の味の方だが、エスニック=辛い料理を期待されると肩すかしを食らうかも知れないがこれが結構旨かった。とはいえ私は前菜3品盛り合わせセットしか食べていないのだが、野菜がたくさん使われ、爽やかなレモンとオリーブオイルの香りが濃厚で、なんだかとても健康的なものを食べている感じがする料理であった。駅からそう離れていないし、値段もそこそこなので私の新宿定番料理店のリストの1つになりそうである。

参考Link:Allaboutのレバノン料理の記事。基本的にお店の紹介だが、料理のバックボーンにも触れていて意外に参考になる。

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September 18, 2005

撮影の笑えない話

 以前も少し書いたことだが、最近は人のみならず建物や風景などの肖像権が日々煩わしくなっているらしい。特にそれを感じたのはmixiで見かけた体験記で某百貨店の駐車場でちゃんと当人の許可を取って子供達を撮ったりしていても、自動車や自転車の登録ナンバーが写っているし他にも防犯上の理由と言うことでせっかく撮った写真を(デジタルだったので)消す羽目になってしまったと言う話を聞いたからでもある。
 それにしても腑に落ちないのは、建物や風景の肖像権という話だ。なんでも今では主要な建物はおろか風景まで許可が必要な場合や料金が発生したりする所があるらしく、横浜アリーナなどでは外観撮影でもかなりの料金が発生するらしい。周りを囲われていて普通に見ることが出来ないものやキャラクターやロゴなど明らかに商標登録されているものならともかく、普通に外から見えるものを撮るのにお金がいるというのも妙な話である。まあここら辺は、商業利用のみなのかも知れないし、京都の神社などの撮影料金を巡る様々な事情(注1)を読んだことのある身としては、いろいろと事情があるのかも知れないので一概に批判するつもりはないが、それにしても世知辛い世の中になったものである。
 そういえば今では小学校の建物や中の子供達を撮るのはすっかり御法度になっていて、それこそ(子供がいそうな)若い女性かあるいは運動会などのイベント時でも無い限り難しいらしいと、卒業アルバムなどを撮っている人から聞いたことがあるのを思い出した。
 案外、今の日本は旧社会主義国よりも撮影が難しい国になっているのかも知れない。

注1:ここら辺の話は和久俊三と田中長徳の対談「カメラは病気」の中に京都の観光地の様々なトラブルの事例が語られている。

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September 17, 2005

東京ゲームショウに行く

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TG_SHOW2005_2
 久しぶりに仕事柄、東京ゲームショウに行ってきた。最近は年なのか半日会場を歩いただけでくたくたなのと、主要なニュースはほとんどインプレスのGAME Watchなどのニュース系サイトに載っているのでここでは特に取り上げることるつもりはない。
 まあ自分の関わっていたタイトルの発売も近いことだし、ちょっとブースの写真を載せておく。

 それでもいくつか思ったことや覚え書きを書いておくと、今回は期待していた次世代機のプレイアブル環境はX-Box360でしか見ることが出来なかった。それでもPS3はコナミブースにおいて「METAL GEAR SOLID 4 (仮)」の実機画面を公開したらしい。実は会場でその画像は見たのだが、てっきりCGムービーで作ったデモ画像かと思っていた。実はPS3のラインは身近にあるのでいろいろ噂は聞いているのだが、改めて画像を見ても信じがたいものがある。それにしてもあれだけのモデルを全部作らなくてはいけないのか・・・。制作側の立場で見ると結構しんどいものがある。
それと昔ちょっと触れた、任天堂Revolutionのコントローラがついに発表されたらしい、てっきりジャイロや加速度計の付いたコントローラー自身の向きや傾きなどを検出するものかと思ったのだが、どうやらその予想は外れだったようだ
 それと私のもう一つの仕事である写真関係で気づいたのだが、こうしたゲーム・IT系の取材はもうすっかりデジタルカメラベースになっているようだ。会場でカメラは多数見かけたものの、プロ・アマ問わず今回はほとんどフィルムカメラを見ることは出来なかった。

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September 16, 2005

仕事と家庭の両立の話

 ディスカバリーチャネルで以前やっていたロシアの戦略ミサイル原潜タイフーン級を扱った「タイフーン潜水艦の内部を探る」と言う番組はすごかった。普通こうした番組は機密保持の関係から○○の全てと言いつつ、大抵上っ面をなでた程度の扱いしかないのが普通なのに、なんとここではTVクルーがミサイル原潜に乗り込んで、作戦行動の一部始終を同行しているのである。おまけにモザイクがかかっていたのはサウナの中のクルーの局部だけと言う徹底ぶりだ。おそらく冷戦後のロシア軍は世界で一番情報公開が進んでいたのではないだろうか。と前降りがとても長くなってしまったが、今回のテーマは戦略原潜の話ではない。この話のラストで浮き彫りになる仕事と家庭の両立の話である。
 この話の最後では任務が終わってようやくクルーが自宅に戻ると、副艦長の奥さんは戻ってきた亭主を家に入れようとせず、艦長に至ってはとっくに離婚していて一人寂しく家に戻ると撮影スタッフにどうせ話し相手もいないことだしお茶でも飲んで行かないかと声をかけるところで話は終わり、何とももの悲しいテーマソングが流れて幕となる。実にロシアンエンディング風の幕切れで財政が破綻したロシア軍らしい悲惨な話だなあと思っていたのだが、潜水艦乗りの家庭が崩壊するのはロシアに限らず別に珍しい事ではないらしい。特に徹底的な秘匿任務で機密保持のため外部との通信も出来ずに半年近くも家に戻れない戦略ミサイル原潜乗りの場合はアメリカ軍でも一回の航海で1組の家庭が崩壊するのが普通だと言うから驚きだ(参照:世界の潜水艦)。ここまで極端ではないものの、いつ家を空けるか分からない上に、いつ戻ってこれるのか何処に行くのかも分からない(分かっていても任務上教えられない)軍隊では兵士の仕事と家庭の両立はどこの国でも深刻な問題なのである。
 そしてこの問題は別に軍隊には限らない。程度の差こそあれ、いつ仕事が入りいつ終わるか、そして仕事中は家庭との連絡手段が無い仕事は他にもごまんとあるからだ。そして他ならぬ私のいるコンピューター業界も軍隊と比較するのはおこがましいものの、仕事と家庭の両立は深刻な問題になっている。私の周りでも「仕事と私とどっちが大切なの」と奥さんにぶち切られた話はよく聞くし、事実スケジュールが破綻し休日が無くなり、あげくにせっかくの休み中にバグが出た(あるいはサーバーが落ちた)からと言って携帯で呼び出されたりすると、さすがに独り身の私ですらうんざりする。最近は携帯やメールなどがあってかろうじて友人などと連絡を保つことが出来るものの、それでもこの仕事を始めてからずいぶん友人の誘いは減ってしまったし、最近では個人情報保護法や機密保持の為と言うことで携帯さえ取り上げられる職場が増えてきてますます友人と連絡が取れなくなって来ているのが現状だ。そしてさらに問題なのは最近では共働きが増えていて、奥さんも同様に忙しい家庭が普通になりつつある事だろう。
 日本の少子化問題解決の為にも、ぜひこうした職場環境の改善もやって欲しいと思う今日このごろである。

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September 15, 2005

黒パンの話

 この前買ったミモレットと黒パンの感想について書いてないのを思い出したのでちょっと書いてみたいと思う。とはいえミモレットは以前も書いたので今回は黒パンの話である。
 黒パンはなんと言ったらいいだろうか。酸っぱくてどっしりと重くてしっかりした味があって確かにどこかで食べた味なのだが、何にたとえればいいのかちょっと難しい。強いて言えば、パンやビールにほのかに感じられる酸っぱさとコクを濃くしたような感じだろうか。何となくコーヒーの酸味にも似ているかも知れない。とにかくいわゆるお酢やヨーグルトの様な酸味とはまた違った感じの酸っぱさなのだ。これを食べてると確かにビールやパンは実は麦を発酵させた食べ物なのだなあと感じられる。何でも昔のビールやパンは今よりずっと酸っぱいものだったそうだが、それに近いのかも知れない。それとずっしりと中身が詰まった感じで、食感はちょっとブランデーの入ったフルーツケーキを思い出した。
この味、日本人だと結構好き嫌いが分かれそうだが(嫌いな人の方が多いかも)、付け合わせによっては結構癖になりそうな感じで私はそう嫌いではない。おそらくザワークラウトやソーセージ、ピクルスやサーモンなどと組み合わせてサンドイッチを作ったら相当いけるのではないだろうか。また買ってきたときにはぜひチャレンジしたいものである。しかしこうして考えると、どれもドイツの食べ物ばっかりでしかも酸っぱいものばかりである。こうした酸味の好みはドイツの他にもロシアにも見られるもので、本来酸っぱくないものでさえサワークリームを入れてしまうノリに通じるものがある。そういえば黒パンはロシアでも主食だったのを思い出した。やはり地域によってある程度共通の味の好みというものがあるのだろうか。それにしてもやはりその国のパンにはその国の料理が合うものなのだなあと、当たり前のことに納得させられたのだった。

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September 14, 2005

小惑星探査機はやぶさ「イトカワ」に到着

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 日本の惑星探査機「はやぶさ」が日本時間の9月12日午前10時に小惑星イトカワから 20kmの距離に到達した。ミッションの概要は日本経済新聞9月12日の記事より引用する。

 宇宙航空研究開発機構は12日、2003年に打ち上げた日本の探査機「はやぶさ」が地球から約3億2000万キロメートル離れた小惑星「イトカワ」付近に到着したと発表、はやぶさから撮影した画像を公開した。11月上旬から小惑星の砂などを回収する世界初の作業に挑戦する。

 日本のロケット開発の父とされる故糸川英夫氏にちなんだ名前のイトカワは長めのジャガイモのような形状で、長さ約550メートル、直径300メートル前後。はやぶさはイトカワから約20キロメートルの予定位置に到着した。地形観測などの後、小惑星に一瞬着陸し、金属弾をぶつけて飛び散った砂や破片を採取する。07年6月に地球に戻る予定だ。

 小惑星は太陽系が約45億年前に誕生した当時の状態を保存していると考えられている。持ち帰って解析すれば、地球ができた当初の謎などに迫ることができると期待されている。

で例のごとく、これだけでは何の意義があるのか判らないと思うので、今回のミッションがどんなものなのかポイントを紹介しておこう。実はこのミッション、単なる小惑星探査だけではなく世界初とも言える様々な実験や観測が行われるのがポイントだ。こう書くと実にかっこいいが、残念ながらこれには少し訳がある。それは技術系ジャーナリストの松浦さんの著書などでも書かれている事だが、日本の宇宙開発は予算が少ない割には要求される項目が非常に多い為に、どうしても多目的・多機能なものになってしまうためなのだ。しかもこれは惑星探査機のような学術的な分野だけにとどまらない、たとえばこの前の「ひまわり6号」などは気象庁の予算だけでは足りないために、国土交通省などの他からも予算を回してもらった代わりに衛星通信を利用した航空保安システムなども搭載するようになっている。問題なのはこうした多機能化が本来の目的などではなく、こうした台所事情で無理矢理やらざる得ない点である。
話が逸れた。元のはやぶさの話に戻るが、今回はそんな訳もあって本来なら複数の探査機で何回もかけてやることを1台でやっていると言う点に留意して欲しい。なお予定されているミッションは以下の通りである。

電気推進エンジン 稼働開始(3台同時運転は世界初)
電気推進エンジン ある期間(1000時間)稼働
地球スウィングバイ
(電気推進によるスウィングバイは世界初)
(自律航法に成功して)イトカワとランデブー
イトカワの科学観測
イトカワにタッチダウンしてサンプル採取
カプセルが地球に帰還、大気圏に再突入して回収
イトカワのサンプル入手

このうち既に、イトカワの科学観測までは成功していることに注目して欲しい。このように世界初の目白押しのミッションが次々に成功している割には、あまり話題になっていないのが残念だ。タイミングが参院選に重なってしまったという不運もあるだろうが、個人的には日本の宇宙開発の一番の弱点は広報が下手な点ではないかと思っている。本家JAXAなどを見ると結構面白いものもあるのだが、大抵の新聞ではモノクロのイトカワのカット1枚だけしか掲載されておらず、見た目のインパクトでずいぶん損してしまっている。もったいない限りである。

参考Link:JAXAによる「はやぶさ」のシミュレーション動画。せっかくこうした動画があるのにあまり知られていないのはもったいない。

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September 13, 2005

書評:日本がもしアメリカ51番目の州になったら

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日本がもしアメリカ51番目の州になったら
 ずっと書評を書こうかと思っていたものの正直どう取り上げていいか分からなくて放っといた本だが、先日の選挙で小泉自民党が圧勝して良くも悪くも日本の米国化は確実になった事でもあるし、この機会に取り上げるのも悪くないだろう。

 ところで最近は「バカの壁」ではないが、タイトルで売れ行きが違ってくるせいか結構刺激的なタイトルの本をよく見かけることが多くなったが、意外にもこの本は読んでみるとタイトルの割には結構ちゃんとした分析がなされている。それも当然だろう、後書きによるとなんと2年半も調査や資料集めに費やしたそうで、日本と比較する形で書かれているアメリカの具体的な政治の運営システムや選挙制度、社会保障制度については、身近な国なのにこんなに知らなかったのかと痛感させられるに違いない。
 さて肝心の内容であるが、「もし日本がアメリカの51番目の州になったら」と言う仮定のもとに、今の様々な社会制度を日米比較する形で取り上げながら、ここはこう変わる、変わらない、もしくはここは日本の方がいい、アメリカの方がいいと分析していく内容になっている。その結果は多岐にわたっていてとても単純に語ることは出来ないのだが、一番印象に残ったのは意外に日本と言う国は侮れないなと言うことだ。それは冒頭のシミュレーションにもあるように、仮に日本とアメリカが融合した場合。軍事・経済など世界のほとんどの分野を両国が占有してしまうという点もあるし、今のアメリカのシステムのままで取り込まれた日本が内部からアメリカに影響を与えると、うまく行けばアメリカの根本的なシステムさえ変更できる影響力を持ってしまうと言う分析結果に象徴されている。
 そしてもう一点に印象に残ったのは、米国の州になるのも案外悪くはないかもと言う事だ。心情的には反米的な自分でさえそう感じてしまうのは、今の日本では不可能な巨大な影響力をアメリカと言う国名を語れば世界に行使出来る魅力というのもあるが、それよりも大きいのはアメリカの州にでもならない限り、抜本的な改革は不可能なのではないかと言う閉塞感の気持ちが大きいからだろう。それくらい今の日本は様々な問題を抱えているし、改革する事になってもさまざまなしがらみなどで実行は難しいのが実情だ。
 とはいえ正直ここに書かれているようにアメリカの州になれば(もっと現実的に今のようなアメリカを手本とするような改革によって)多くの事が改善されるかと言えば現実には難しいだろう。なにせこの本の論調の多くが日米のシステムを比較してアメリカが良さそうなところは取り入れて、日本が良さそうなところはたとえ州になっても地方分権が進んでいる米国のシステムを利用してそのまま残そうと言うのだからそれは良い結果になるのは当然だ。しかし、現実にアメリカの州になってしまったらたとえ地方の権限が日本よりは遙かに大きいとはいえ、中央政府の意向で(日本にとってはデメリットになることでも)受け入れざる得ないし、ましてやこの本に書かれているように日本州の民意がアメリカ本国に影響を与えてアメリカ自体を変えることが出来るというのはいくらシミュレーションとはいえちょっと虫が良すぎると思うのだ。また、日本が統合されるときの本当にやばい問題である日本の天皇制と米国の人種偏見については全く触れられていないというのもシミュレーションとはいえども切り込んで欲しかったというのが正直な気持ちである。
それとアメリカのシステムを手本にする上でどうしても危惧してしまうのはアメリカは本当に実力主義のシビアな社会だなあと言うことだ。それはこれまで書いてきたようにアメリカに対して好意的な解釈で書いていた著者達ですらフォローしようが無かったようで、何とか日本の社会・医療保障制度だけは残しておきたいと書いているくらいである。なにせアメリカでは中産階級が入れるレベルの保険会社ではガンなどの成人病にかかった場合に必要な手当を受けることが出来ず、ほとんどの中産階級の人たちは破産せざる得ないし(日本並の保証を受けられる保険もあるが非常に高価で庶民は入ることが出来ない)、介護保険制度も非常に貧弱で一部の勝ち組を別とすれば、中間層はナーシングホームにも入れないというのが現状だ。とはいえ現実には真っ先にアメリカ化する部分はこの弱肉強食の社会保障制度のような気がしてならない。はたして日本はこうした美点を残しながら改革を進めていくことが出来るのだろうか?
 いろいろと難癖を付ける形になってしまったが、それでもこの本は今の日本のシステムを見直す上でも、アメリカの一部では無いとはいえ、ここまでアメリカの影響を強く受けている日本の今後と影響元のアメリカを理解する上でも格好の入門書となるのは間違いないだろう。あまり見かけない本だがもし見つけたら手に取ってみて欲しい。

 それとこれは完全に余談だが個人的には近未来仮想世界ものの舞台としてこの本の冒頭に書かれた日米が融合した場合、他の国も対抗するために合併し世界は新アメリカ合衆国とロシアまで取り込んだ統一EU、そしてアジア大陸の多くの国を取り込んだ拡大中華人民共和国の3つに統合されると言うプロットは(実現して欲しくはないものの)かなり面白いと思うのだが、もうこのネタは使われているのだろうか?

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September 12, 2005

黒パンとミモレット

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 デパートの地下食料品売り場の側を通ったついでに、黒パンとミモレットを買ってみた。黒パンはドイツ・ロシアもので必ず食事シーンになると食べられているものなので、第二次大戦のヨーロッパ戦記好きの自分としてはずっと気になっていたのだが、たまたまデパートの地下で見つけたので即買いである。ミモレットの方はちょうど選挙日(もう昨日の話だが)なので、これをつまみにビールを飲みながら選挙速報を見ようと言う悪趣味な企画をするためである。
 それにしても笑ってしまったのは、デパートのチーズ売り場に早速ミモレットコーナーが出来ていたことである。しかもご丁寧に「小泉さんと森さんと干からびたチーズの話」の新聞や雑誌の切り抜き付きなのだ。商売熱心というか商魂たくましいと言うべきなのだろうか。しかしこの騒動のおかげで何でもミモレットは通常の3倍以上売れたと言うから、お店としては大喜びだっただろう。

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September 11, 2005

雑文(記事にならないミニトピックのメモ)

たまには政治ネタを少し

 日本では政治の話をするのは野暮と言うイメージがあるのか、例え選挙が間近でもあまり友人同士で話をすることは無いものだが、今回は珍しく結構政治を話題にしないBlogでも話題になっているようである。
私もいろいろ思うところはあるのだが、きちんとしたネタとして取り上げられるほど面白い話にも出来そうもないのと、もっと気の利いたことを書いている所は他にもごまんとあるので(思わず突っ込みを入れたくなる事を言っている所も多いが・・・)、今回は投票日らしく「どうせ投票しても意味ないし」とか「本当は○○だけどどうせ投票しても反映されないから」と思っている人向けに読んで欲しいページを勝手に紹介することにする。

政権を取っていない党のすること/10、20、50議席(指輪世界の第二日記)
政権が取れなくても一定の議席をとるとこうした事が出来ると言う具体例。及びある政策を実現させたり、賛成はしているけど手法がなあと言うときにどうコントロールさせる仕組みを投票を通じて組み込むかと言うこと。


本当にどうでもいい事だが
最近妙にGoogleの検索で見に来てくれる人が多くて気になっていたのだが、何故かGoogleで「ニューオリンズ ハリケーン」で検索すると上位(さっきは3位だった)にリストアップされているらしい。何故?

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久しぶりに献血に行く

 約1年ぶりに献血に行った。特に義務感やボランティア精神がある訳ではないが、RH-と言う珍しい血液型なのを知ってしまった以上、年に1度くらいは行かなくてはと言う気がするのだ。
 そんなわけで献血自体は慣れたものだが、毎回行くたびに感じるのは年々チェックが厳しくなっていることだ。下に挙げるような項目に該当するか問診がある上に、最近では初回は身分証明書を提示する必要さえあるのである。まあ輸血用血液が原因の肝炎や、エイズ検査目的の献血者の存在などチェックが厳しく為らざる得ない状況なのはよく判るし、自分が不幸だから他人も巻き添えにしようと言うつもりなのか知らないが、わざわざ偽名で献血する人さえいる状況とはいえ、これ以上チェックを厳しくすると血液の確保は不可能になるのでないだろうか。参考までに献血できない該当項目は以下の通りである。

・エイズ検査が目的の方
・この一年間に、不特定の異性との性的接触があった方。
・男性の方でこの1年間に、男性との性的接触があった方。
・この1年間に、麻薬・覚醒剤を使用した方。
・輸血や臓器の移植を受けたことのある方。
・B型やC型肝炎ウィルスやエイズウィルスの保有者(キャリア)と言われた方。
・梅毒、C型肝炎、またはマラリアにかかったことのある方。
・海外から帰国(入国)して4週間以内の方。
・昭和55年(1980年)以降、ヨーロッパの対象国に滞在(居住)された方。
・この3日間に、出血を伴う歯科治療(歯石除去も含む)を受けられた方。
あとこのほかに、一部の育毛剤を使った人も使用後一月から数ヶ月間は献血は駄目らしい。
(注:この条件は年々変わるので興味のある人や引用したい人は必ず赤十字血液センターで現状どうなっているか確認して欲しい)

まあ前半の方はいいとして、後半の条件が年々厳しくなっていくのが困りもので、今はイギリスだと1日でも滞在したら駄目だし、他にも多数の国がリストに上がっているのである。おまけにSARSの影響だろうか、とうとう今年はアジア諸国も最初から駄目と言うわけではないものの、献血時に行った先と時期を申告するようになってしまった。今回は何とかクリアしたもののイギリス長期旅行に行く計画がもし実現していたら、もう私も献血できない人になっていた所だった。よくハイテクニュースで人工血液の話が話題に出るが、正直なところそうしたものを実用化しない限りもう十分な血液は確保できないのではないだろうか。

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September 10, 2005

キャラクターアニメーションに復帰する

 CGを仕事にしておきながら今更と言われそうな話だが、別の仕事を手伝ってくれと言う話があって実に数年ぶりにキャラクターアニメーションに復帰した。そして驚いたのはツールの進歩である。今は3ds maxとcharacter studioを使っているのだが、数年前にSOFTIMAGEで苦しめられた事が嘘のように自動化によって簡単に設定できるようになっていた。仕事柄、最新のツールの動向は追いかけているつもりだったが、使っているソフトが違ったのと(これまではMAYA)業種が主にCGパースやゲームの背景などだったせいで、いつの間にかキャラクターアニメーションに疎くなっていたらしい。時々、技術系の話で年なのか最新動向に疎くなってしまったと言う話を同じ中年デザイナーと冗談で話すことがあるが、まさか本当に実感するとは思わなかった。これでも一通り全ての3Dソフトが使えるのが取り柄の一つのつもりだったが、まだ甘かったようである。
 まあ幸か不幸かフリーと言うのと元々多趣味なせいで、ムービーからゲーム、印刷物から実写との合成など一通り何でもやる羽目に陥っているので、これを機会にまたキャラクターアニメーションのリハビリに励むことにしよう。

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September 09, 2005

肉とビールを沢山

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 先週末に前回の仕事の打ち上げで久しぶりに肉とビールを死ぬほど飲み食いしてきた。ゲーム会社で食べ盛りが多いせいかは知らないが、前回は肉やビールがすぐ足りなくなって不満が爆発した反省から今回はこれでもかと言うくらい肉とビールが用意されすごいことになっていた。
 写真を見ていただければ分かると思うが、一人当たりの肉の割り当てがこれである(本当はもっとあったのかも知れない)。ビールも樽で用意され計算すると一人あたり1L近くあったはずだが、恐ろしいことに肉もビールも綺麗さっぱり全部無くなってしまった。おまけにデザートまで平らげてしまったから恐れ入る(って自分も食べたわけだが)。
 そうそう大事なことを忘れていた。これだけ飲んで食べたのに一人あたり5千円ぐらいだったのは驚きである。店にもよるらしいが、これくらい沢山食べるときは最初から肉何キロ、ビールを何樽という風に注文した方が安くなるらしい(特にビールはかなりお得になるそうだ)。これだけ飲み食いする人数が集まる機会はそう無いとは思うが、もしあったときには試してみて欲しい。

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September 08, 2005

イワン雷帝の図書館

 最近いろいろと忙しく既に予習が間に合わずに脱落気味のNHKラジオロシア語講座だが、何度もここで書いたようにストーリーの飛ばしっぷりはさらに拍車がかかっていて、ますます目が離せなくなっている。特に贅沢好きの奥さんに悩まされていたアンドレイの壊れっぷりが進んでいて、前回は一話まるまる「イワン雷帝の図書館」と言う「ロシア版徳川の埋蔵金」について熱く語る話をやっていた。それによると火事で焼け落ちてしまった筈のこの図書館の中身は実は密かに持ち出されていて、その中にはそれ単体でも貴重な価値がある財宝の位置を記した古文書があり、もしそれを見つけることが出来れば未来永劫孫の代まで生活に困る事はないと言う。まあそれをソファーで妄想しながら熱く語ると言うのがその回の趣旨な訳だが、この次の回では田舎に旅に出るんだとか言い始めるし、後半月でこの話無事に終わるのか心配である。
 実は私自身最近あまりの忙しさぶりにかなりニキーターにシンクロ気味なのだが残り半月で彼らは幸せになれるのであろうか。そして私自身もそのときはもう少し人並みの休息が得られるのだろうか。

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September 07, 2005

アメリカの所得格差と経済規模の話

 以前書いた話でも少し触れたがアメリカ国内の経済格差は日本からは考えられないものに達しているらしい。グッチーさんのところで知ったのだが、アメリカ全土の消費の90%は所得水準の上位、たった3%の人たちに占められているそうだ。
 また極東ブログの記事によると今回のカトリーナの被害でさえ、全米の経済規模に与える影響の割合から言うとたったの0.6%に過ぎないという。株式市場に回っているお金が全て実経済に結びついたものではなく、あるお金を担保に別の金を借りそのお金を担保にさらに大きなお金を借りるといった方法で膨らまされているものがあるとはいえ、それにしても都市一つが壊滅しても(しかも被害範囲は日本の本州全域ほどの面積に及ぶらしい)たったこれだけしか影響がないのは驚きだ。しかしこれは乱暴に言えば市場で回っているお金の1%の損得でさえ都市1つ分の被害額よりも大きいと言うことでもある。株式市場に置いては1%の変動などごく小さな動きだが、こうして見ると全米の株式相場の値動きがいかに世界に大きな影響力をもっているかが分かるだろう。(注:全株式の半分は上位1%のアメリカ人が所有しており、下位80%の一般国民が保有するのはわずか4.1%にすぎない。)
 しかしこうして数字を挙げていくと、さすがにアメリカの資本主義は行きすぎてしまってそろそろ破綻が近づいている気がしてならない。日本もまた同じ道をたどるのであろうか。

参考Link:アメリカで最悪の仕事トップ10は何か:社会の最下層で働く人たち

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September 06, 2005

星の街へ行こう

 最近、NHKテレビロシア語講座で知ったのだが、ロシアの宇宙飛行士訓練センター(通称「星の街」)がいつの間にか一般観光客にたいしても開放されるようになったらしい(注:要予約)。TVの中では所長さんと思われる人物がインタビューに答え、旧ソビエト崩壊後経費削減の救済処置として、予算削減の代わりに機密保持レベルを下げて自分たちで営業活動をする権利を得たので自分たちが唯一出来る宇宙飛行士訓練と施設の見学サービスを始めたと語っていた。さすがに訓練内容はずいぶん簡略化されたものだが、驚くべき事にTVで見る限りは訓練用の機材は皆本物のようで、シミュレーターのスイッチやモニターも全て本物同様に動くようである。
 しかもこうしたツアーは宣伝こそしてないものの日本からも、ロシア・東欧諸国専門の旅行代理店で普通に扱っているらしい。実は仕事が一段落した機会にロシア旅行を計画していた時に知ったのだが値段の方も普通の観光コースに比べれば高いものの、個人でもちょっと奮発すれば手の届く金額なのである。よっぽどその場で申し込もうかと思ったくらいだが、そもそも肝心の休暇がまた例のごとくうたかたの夢と化してしまい結局今回も見送ることになってしまった。
 私が行けなかった代わりと言うわけでは無いが好事家の皆さん、一度本物のシミュレーターと宇宙服をさわってみてはいかがだろうか。

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September 05, 2005

ずぶ濡れ

 ようやく家にたどり着いた。今日はさんざんな目にあったのでよっぽど更新を止めようかとも思ったのだが、なんかblogを更新することが強迫観念になっているのか気になったのでとりあえず今日の出来事を書いてみる。
ちょっとした用事で実家に立ち寄ったのがすべての間違いの始まりであった。そこで真っ直ぐ帰ればいいものの、ふと喫茶店に寄って出ようとすると、大雨が降っているではないか。しかも途中の電車の線路が水没して止まってしまい、結局大雨の中実家まで戻る羽目になるのだった。しかも、運悪く仕事を抱えてノートパソコンを持ち歩いていたから最悪である。
 ようやく終電間際に復旧したと言うニュースを聞いて、戻ったもののここでもさらなる罠が待ち受けてあった。出るときは再びすっかり雨が止んでいたので油断して傘を持たずに出たのだが、電車のダイヤが雨で滅茶苦茶でホームで延々足止めを食らっているうちに、再びまた大雨が降り始めたのである。
 そんなわけで最後はノートパソコンを大雨から守りながらずぶ濡れになって家まで歩く羽目になってしまった。気分は水に落ちた犬やネコの心境である。

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September 04, 2005

ニューオリンズのハリケーンに思う

 ニュースにあるように、大型ハリケーン「カトリーナ」によってルイジアナ州の最大都市ニューオーリンズは大規模な被害を受けた。ここは昔、SIGGRAPH(コンピューターグラフィックスの学会兼展示会)が行われた時に行ったことがある街なのだが、ニューオリンズの肝硬変は自然死と言うジョークがあるくらいアルコールが昼からどこでも飲める街で、ジャズと古い町並みとも相まって私の大好きな街の一つなのだ。そこが今や街の80%が水没状態で死者も現時点で千人以上に達しているらしい。それにしても私の縁のある街ばかり(友人が住んでいるニューヨーク)がどうして災害にあうのだろうか。
 ところで今回伝わっているニュースで気になったのは、災害後の治安の悪化である。参考までにCNNを引く。

無法者の「射殺」いとわずと知事、ハリケーン禍で治安悪化
ニューオーリンズ(CNN) 大型ハリケーン「カトリーナ」による甚大な被害で、ニューオーリンズ市などの治安が極度に悪化している問題で、キャスリーン・ブランコ州知事は9月1日、イラク駐留を終えて戻ったアーカンソー州の州兵約300人が、ルイジアナ州に到着、治安回復に必要なら、無法者を射殺する態勢にある、と強調した。

 これが気になったのは私が行った96年当時は夜も平気で飲み歩ける街で(もちろん通りを選ぶ必要はある)、とてもここまで治安が悪くなる印象は無かったからである。確かにニューオリンズ住民の6割ちかくが黒人ではあるが当時それほど逼迫した感じではなかった。しかし今ではニューオリンズの住民の27.9%が貧困ライン以下の生活をしているという。そういえばアメリカの民間調査団体、公正経済連合(United for a Fair Economy)と政策研究協会(Institute for Policy Studies)によれば企業経営者と一般労働者の収入格差は1982年度で42倍だったのが、2001年度には525倍にまで広がったと言う話もあったし、ニューオリンズも同じような状況になっていたのだろうか。
 振り返って日本では神戸震災のとき、世界各国は日本政府の無能さと非人道的態度、それと大衆の整然たる姿に驚いたという。しかし日本でも着々と収入格差は広がり、ネタとはいえ2ちゃんねるあたりを中心にして韓国や朝鮮に対し憎悪や嘲笑を煽るような話もよく見かけるようになってきた。どれも今は深刻に考える必要はない事なのかも知れないが、災害や恐慌・テロなどでパニックに陥ったときに不安の対象を具体化し、それを攻撃することによって安心を得ようという動きが出るのはよくあることだ。果たして次の災害が日本に起きたとき私たちは再び毅然とした姿を取れるのだろうか。意外に近い将来、我々の身近でポグロムが起きる日が来るのかも知れない。

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September 03, 2005

CGデーターの互換性

 コンピューター関連の仕事をしていると多くの人がぶつかる問題にデーターの互換性がある。今では共通フォーマットの整備が進んで昔ほどでは無くなったとはいえ、3DCGの場合未だにデーターの互換性が確立していない上に、文章のTXETフォーマットのような最低限このデーターで保存しておけばどれでも読み出せると言うものが無いので今でもこれは大きな問題の一つである。もちろんDXFの様な共通フォーマットが3Dでも無いわけでは無いのだが、こうした共通フォーマットを使ってやりとりしても大量のデーターがごそっと抜けてしまったり、うまく保存できずに壊れてしまい、実のところあまり使われていないのが現状だ。
 しかもMicrosoftWordのデーターではないが、バージョンが上がると古いバージョンでデーターが読み込めないのはもちろん、下手をすると自分の古いバージョンで作ったデーターさえきちんと読めなかったりするから困りものだ。
 そんな訳で、長期のプロジェクトでも事故を恐れてプロジェクト進行中はソフトのバージョンを上げないと言うのはよく聞く話であるが、困るのは昔のデーターを直して欲しいと言う話や、他で作ったデーターを持ち込まれるケースである。えてしてクライアント側は、前のデーターやよそが作った元のデーターを使い回せるから簡単でしょと思っているので、こんな時に限って納期が厳しかったりするからたまらない。運悪く新しいソフトで読み出せないものだったりすると、泣く泣く元の素材のレンダリング画像やひどいときには読み込み損ねた壊れたファイルを元に、新規で作る羽目に陥るのである。
 幸い最近はこうした自体には陥っていないものの、代わりに私の所では前のデーターの互換性を保つ為に今は無くなった会社のソフトも含め、いろんなソフトをいくつも抱える羽目になっている。ただ問題なのはこうした古いソフト、ウン年ぶりに立ち上げるともはやすっかり使い方を忘れている事だろう。

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September 02, 2005

ザワークラウトとベーコンの煮込み

 ようやく自炊できる時間がとれそうな見込みが出てきたので、久しぶりに夕食のおかずを作る。
とはいえ冷蔵庫はこれまでのすさんだ生活を反映してビールのつまみばかりなので、せっかくなのでこれを利用した簡単レシピを試してみた。これが予想以上のおいしさでしかもとても簡単だったのでお披露目したい。
 材料は以下の通り。
・ザワークラウト(大きめのスーパーなら一瓶300〜400円くらい)
・ベーコン(出来れば切っていない固まりか、厚切りのものを)
これだけである。これをベーコンを細かく切って(薄切りにはしないこと)、ザワークラウトと共に鍋で20分ほど弱火で煮るだけで出来上がりだ。味付けは塩と胡椒を少々、注意すべき点はベーコンの塩味が出てくるので塩は控えめにした方がいいだろう。途中、煮詰まりそうなら水を少々足してやると良い。
これだけでビールのつまみにもご飯のおかずにも相性の良いので、一皿だけでご飯もビールも進むことうけあいだ。物足りないようならあと一品、そこら辺のお総菜屋さんで買ってくれば完璧である。
 今回の唯一の失敗は旨い旨いと食っているうちに、写真を撮るのをすっかり忘れてしまったことである。

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September 01, 2005

鳩の休息所

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 日常の何気ない疑問の一つに、昼間あれほど見かける鳩やカラスは夜何処で休んでいるのだろうというのがあった。このまえ仕事で徹夜した際、その謎の一端が溶けた。意外にも鳩たちは街灯の上などのごくありふれたところで夜を越していたのである。(観察済みなので間違いあるまい)
 それにしても最近、本当に疲労困憊しているのか浅草の鳩たちが羨ましくてしょうがない、前にも書いたように浅草は鳩にとってはまさに天国のような街で、観光地のせいもあるのか餌は豊富にあるはネコなどの天敵もほとんどいないは、餌をやる人はいても駆除する人はいないはで、ガラパゴス諸島のドード鳥のように人間を全く恐れずにのんびりと過ごしているのである。さすがにその話を同じ仕事場の女の子にしたら、「疲れすぎです」と言われてしまった。どうやら本当に疲れているのかも知れない。

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