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November 16, 2005

ロシア語とアラビア語の類似点

 最近、師岡カリーマ・エルサムニーさんの美貌につられていつの間にかNHKテレビのアラビア語講座を見るようになってしまった。とはいえ勉強するつもりはなく単に娯楽として見ているだけなのだが、思い起こせばロシア語を勉強するきっかけも似たようなものだったので、数年後にはどうなっているか判らない。とはいえ今はいつまで経ってもものにならない英語と、面白いものの難解で手こずっているロシア語を先に何とかしなくてはいけないだろう。
 それにしても授業内容は判断付かないものの、番組の面白さと言う点では数ある語学講座の中でもアラビア語講座はピカイチなのではないだろうか。なんと言っても師岡さんが魅力的だし、生徒役の柳家花緑氏が本業が落語家だけあって会話のテンポがよく、聞いていて面白いのがいいのだ。あと賛否両論あるようだが、テーマソングでわざわざ昭和初期の歌謡曲「アラビヤの唄」を使っているセンスも悪くないと思う。もともとこうした変なノリが好きなせいかもしれないが、自分にとってはこれらのセンスが日本からとても遠そうなアラビア語に対して親近感を生むものになっている気がするのだ。
 ところで漫然と見てて気づいたのだが、アラビア語と言うのは思った以上にロシア語に共通点があるのには驚いた。簡単な言い回しは動詞が省かれる点や、名詞の性に合わせて形容詞も変化する点、日本語で「てにをは」に当たる語が無く、代わりに単語の語末が変化する「格変化」と呼ばれる構造など、ロシア語を学んでいる自分にとっては思い当たる事が次から次へと出てくるのである(しかも変化の形はロシア語よりもずっと簡単そうだ)。ある程度外国語を習得すると類似点から他の言語の習得も楽になると言う話を聞くことがあるが、もしかしたらアラビア語はロシア語習得者にとっては取っつきやすい言葉なのかも知れない。

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