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November 17, 2005

ヘブライ語の雑誌

 先日、電車の中で何気なく隣を見たら、若いおそらく日本人と思われる女の子がヘブライ語の雑誌を読んでいた。ヘブライ語とは現在イスラエルで使われている言葉で、独自のアルファベットを持つ言語である。長らく誰も話し手がいなく死語となっていたこの言葉をユダヤ人達は自分たちのアイデンティティ確立のため執念で復活させた下りは興味深いのだが、この話を始めると話が長くなってしまうので話を進めよう。
 面白いと言うか気になったのは、単にヘブライ語だからと言うだけではない。その雑誌が語学勉強用の何かのテキストやポピュラーな小説のダイジェスト版と言う体裁ではなく、向こうのティーンが読みそうな写真とポップなレイアウトの雑誌だったからである。特にびっくりしたのは向こうでも文字の中にハートマークが使われていることだった。まあ、よく考えてみれば、イスラエルも西洋文明諸国で若者も徴兵があるとはいえ、若者達の文化はそう違いがあるものではない。それにしてもイスラエルと言うとどうしても、周りのアラブ諸国やパレスチナと日々戦闘を繰り返している準戦時国家と言う先入観がぬぐえないせいか、こうした国にも普通の若者文化や生活があることをつい忘れがちになってしまう。日頃、特定の文化に対して先入観を持たないように気をつけているつもりでも、いつの間にか先入観に囚われてしまう事を反省させられる出来事だった。
ところで、雑誌を読んでいた貴女はいったい何者ですか?

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Comments

とても気になりますね。
電車の中で見かけるちょっとしたハテナと驚きは、東京にいての楽しみであり、不安要素の一つです。
このエピソード好きです。とっても。

Posted by: double face-d | November 21, 2005 at 05:18 PM

double face-dさん、コメントありがとうございます。
このエピソード、書いたときには単に見かけた事を書いただけなのですが、不思議と何かの感銘を与えるのか印象に残ると言われたことがあります。
私も喫茶店の中なんかでマイナーな言語を勉強しているのでもしかしたら、不思議に思われているのかも知れません。

Posted by: doku(fukuma) | November 22, 2005 at 01:08 AM

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