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December 06, 2005

気になるフレーズ。あるいは今の改革の実情。

 昨日調子に乗って長文を書きすぎた反動かどうも億劫なので、今回は書評というか、たんなる引用というかまあそんな話を書いてみる。
新書でベストセラーになった「上司は思いつきでものを言う」の続編にあたる「乱世を生きる 市場原理は嘘かもしれない」をつらつら読んでいるのだが、忙しくてまだ読み切れないものの部分部分でとても印象的な話が多数載っている。特に同感したのが以下のフレーズである。

既に完成されたシステムがあって、そこには「システムを構成している人間達の利権」が存在してしまっているからです。そのように、日本の社会は「もう完成されている」から、修理がしにくい-修理するとなったら、一挙に壊れるというところまで行ってしまう。
 だから勝ち組は出現しにくい。そして一度出現して「勝ち組」と位置付けられてしまうと、「勝ち組の出現」をこばんでいたシステムは、今度は一転して「勝ち組」をリーダーのように扱うのです。
 「勝ち組」は決してリーダーではないのです。リーダーにせずに、「勝ち組」にぶら下がるのです。そのようにして、「勝ち組ではないが“負け組”にもジャッジされない」の「その他派」は、自分達のシステムの中で得られる既得利権を守るのです。(中略)
(システムに依存する人間達にとって)、「改革をすれば自分達の既得利権が損なわれる。しかし、このままではどうにもならない。自分達の既得利権は減少し続けている」という事態になった時には、どうするのか?
「自分達はなにもしないが、誰かがなんとかするべきだ」ということになります。

 このフレーズこそ、今の日本の改革と呼ばれているものとそれを取り巻くものの実情を指し示していると思う。

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