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December 02, 2005

加湿器の話

 以前、ドイツの加湿器の話を書いたが単なる与太話ばかりなのもあれなので、ちょっと加湿器の思い出について書いてみたい。
 加湿器と付き合う羽目になったのは、昔の仕事場が新建材に覆われたオフィスビルの外見ながら、実は砂漠並みの湿度と新建材と化繊の絨毯のコンビネーションによる恐るべき静電気に耐えかねての事だった。当時は加湿器なんか皆同じだと思っていたから量販店で目に付いたものを適当に買って職場に置いたのであるが、これがいろんな問題を引き起こしてくれたおかげでずいぶん加湿器について勉強させてもらったのである。
 そもそも問題を引き起こした最大の原因は、オフィスと言う環境で普通の家庭用の加湿器を使う事に無理があったのが原因だった。せいぜい20畳が上限の家庭用加湿器では、一般オフィスの広さには焼け石に水だったのである。まずタンクの水があっという間に無くなってしまうのだ。それを補うためにペットボトルに水を入れて頻繁に補給していたのであるが、これが最初の問題を引き起こすことになった。おそらく洗い方が足りなかったのか、長く汲み置いていたせいだろう。ある日タンクを何気なく開けてみると内側がかびているではないか!  またそのほかにも水道のカルキと思われる汚れもびっしり付いていて、これを日々吸っていたのかと重うとすっかり憂鬱になってしまった。もちろんそれからタンクの清掃が毎日の日課になったのは言うまでもない。しかし、毎日タンクを清掃するというのは思ったよりもめんどくさいものなのだ。
 もう一つの重大な問題もこれと密接に絡んでいる。そう、水道のカルキ成分はパソコンの大敵だったのだ。今では割に知られているこの問題だが、当時はまだほとんど注意が払われていなかった。しかし、おかげで職場のパソコンはいつの間にか内部の基盤にもカルキの白い汚れが付着して、故障を繰り返すようになっていくのである。

 こうした事は、当時の職場に限らず日本各地で大なり小なり起こったに違いない。そのせいかいつの間に、市販されている加湿器は水道水の汚れをそのまま空気中にまき散らす危険性の高い、超音波式(水を超音波で細かな粒々にしてそのまま吹き出すしくみ)の加湿器はほとんど見かけなくなってしまった。なんでも問題が起きてからでないと解決しないのがこの国の困ったところであるが、少なくとも加湿器に関しては一度の騒動で片づいただけましだとも言えるだろう。

参考Link:加湿器の種類と特徴
本来は(おそらく個人でやられている)花粉症対策のWebの中のコーナーなのだが、とても充実した内容で参考になる。

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