ゲーム用背景制作の仕事とは
どんな仕事でもそうだろうが、やっている仕事の内容を人に理解してもらうのは難しい。特にソフトウェアなどと言った目に見えないものを作っていればなおさらのことである。直接プログラムに関わることは無いものの、今やっているいくつかの仕事の中で中心になっているゲームの映像制作もその一つだ。
今週のインプレスGAME Watchで紹介された「3Dゲームファンのための「ワンダと巨像」グラフィックス講座」は、そうした何をやっているか分かりにくいゲームの映像制作を紹介した記事だが、制作現場にいる目から見てもかなりつっこんだ内容まで踏み込んで書かれていて面白い。全ての現場がここまで凝った事をしている訳では無いものの、多くのテクニックや考え方に共通するものがあって、どこの現場でも同じ目的を目指すとアプローチの仕方も似てくるのだなあと思ってしまった。ここで紹介されている技術の多くはつい2,3年前までは映画で使われるクラスのCGでしか使うことの出来ないものだったのだが、記事にもあるように今では家庭用ゲーム機でリアルタイムに生成されるのだから恐れ入る。
今日にはさらに次世代レベルのX-Box360。来年にはPS3も発売される。やれることがますます増えていくのは面白いが、やらなくてはならない作業もその分増えると思うと素直には喜べない今日この頃である。
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