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December 03, 2005

パスワードの話し

 最近は個人でも普通にPCを使うようになったおかげで、以前は銀行くらいしか必要なかったパスワードを個人でもいくつも持つ必要が出てきた。そこで困るのがパスワードの管理である。それでも昔はおおらかな時代だったから管理などしないでモニターの脇にポストイットでパスワードのメモを張っていたり、生年月日や社員番号をそのまま使っていても特に問題になることも無かった。しかし、時代は変わって今やこちらが何も落ち度が無くてもクレジットカードのデーターが流出するご時世である。そのせいで、たとえ個人でもいくつものパスワードを管理する必要が出てきたのである。
 私もどちらかと言うとずぼらな方なので、この手のパスワードの管理には頭を悩ましているのだが、それでも昔システム管理の仕事をしていたせいもあって、どうしても安易な番号を使うことは出来ないのだ。だからといって毎回、複雑な番号をきちんと覚えておけるはずもなく、かといって最近はやりのパスワードを管理する管理ツール(なんだが冗談の様なツールだが、今やWindowsでもMacintoshでも標準で付いている機能である)を使って一括で管理する程、機械を信用しているわけでもない(単に無精で使っていないとも言うが)のでいつも「あれこれでよかったっけ」と思いながらパスワードを打つことになるのである。
 そんな訳で、年に何回かパスワードを忘れたり間違えたりして大騒ぎをする羽目になり、しかも変に凝ったNoを使うものだから思い出そうにも何処にも手がかりがないから困ってしまう。一度などはたった4桁の銀行の番号まで忘れてしまい、結局カードを再発行する羽目になってしまった事すらある。最近では観念してこっそりメモしておいたりもするのだが、これも変に暗号化してノートに書いていたりするものだから結局役に立たなかったりして、これでは何のためのパスワードなのか分からない。
 それでも大抵のパスワードは、それほど重要なものを管理している訳ではないからこうして笑い話にも出来るのだろう。これが会社の重要な決算書類やサーバーのrootアカウントだったりすると泣くに泣けない事態になりかねない。以前、読んだ話で凄かったのは、あまりの忙しさに徹夜を繰り返していたところ、どうもごく軽い卒中でも起こしたのか記憶の一部が飛んでしまい、よりによって会社の基幹サーバーのパスワードまで忘れてしまったという事件があったそうだ。結局、忘れた当人はその後、同僚から秘密警察もかくやと言う徹底的な取り調べを受けて、手がかりになりそうなプライベートな事全てを洗いざらいしゃべらされたものの、とうとう分からなかったので、忘れた当人が全力を挙げて基幹サーバーをハッキングして事なきを得た(オイ!)と言う落ちだったが、これが忘れた当人が凄腕のハッカーだったからいいものの、普通の会社だったらどうなっていたことだろうか。
 実は私もいくつかのパスワードをとうとう思い出すことが出来なくて、今でもいくつかのmailが放置されたままである。

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