バンコク外国語事情
さていろいろタイのバンコクの話を書いてきたわけだが、現地のコミュニケーションはどうしていたかというと「英語」を使ってきたわけである。それにしても久しぶりに話してみるとすっかり英語も錆び付いていて初日はどうしようかと思ってしまった。なんと言ってもヒアリングが全然ダメになっているのだ。まあ、半分は向こうのタイ語訛りの影響もあるのだろうが、それにしたってホテルでは欧米人は全然問題なく話しているのに、自分では大まかな意味をつかむのが精一杯と言うのはやはりヒアリングがなってないに違いない。後半、紙とペンでスペルを確認したり何度も聞き返したりして確認するようにしたが、何のことはない全部知っている単語ばかりなのだ。これでも、一応最低限錆び付かないように語学の勉強を続けてきたつもりだが、いったい何をやってきたのやら。
ガイドブックによるとタイは日本並みに英語が通じない国だと言うことだが、少なくとも私が話した観光地の店員やタクシーの運ちゃん、そして現地の大学生達は皆、私より遙かに上手い英語を話していた。やはり英語は世界帝国の言語らしく、ほとんどの国で通じるようである。それしても、私が学んでいるもう一つの外国語であるロシア語はいったいどうしてしまったのだろう。かつてはアメリカと世界を2分していた筈なのに、ロシア語言語圏は遙かに狭いままなのである。(それでも現地ではロシアからのツアーが現地のロシア語を話せるガイドに連れられて回っているのに遭遇した。密かに便乗してついて回ったものの、ガイドさんの言う簡単な説明や「あれを見てください」などは分かるものの、ロシアのツアー客同士の会話は聞き取ることが出来なかった…)
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