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April 22, 2006

アマチュア製作液体燃料式ロケット列伝2

 以前、宇宙開発史の掲示板でアマチュアが制作した液体燃料式ロケットはあるのかと言う話になって、現役の宇宙開発関係者が集まるところだったのに遂に誰も見つけることが出来なかったと言う事があった。今や軍事用は別にして主要ロケットの中心になっている液体燃料式ロケットだが、かように制作は難しいものなのだ。同じく制作が困難で危険を伴うものにジェットエンジンもあるが、これは非常に高価なものの、まだラジコン用のものを代わりに買ってくると言う手がある。
 しかし安全性の問題からか、ロケットエンジンに関してはモデルロケット用の固体燃料式のエンジンは見かけるものの、液体燃料式ロケットエンジンについては影も形もないのが実情なのだ。
 しかし今から50年以上も昔、第一次ロケット制作ブームの頃は後年月に行くロケットを制作したフォンブラウンも、アマチュアとして液体燃料式ロケットを作っていたのだ。そう考えると技術の進んだ今、アマチュア制作の液体燃料式ロケットが無いと言うのも不思議な気がする。
 おそらく技術よりも、安全面で問題が大きいのだろう。それでも数少ないながらアマチュアで液体燃料式ロケットを作った猛者はいたのだ。一人はメガスターの作者として有名な大平貴之氏で彼の著書「プラネタリウムを作りました。」によれば発煙硝酸を酸化剤とした液体燃料式ロケッを制作し、1988年には打ち上げにまでこぎ着けたという(推力上昇中に爆発)。そしてもう一人(団体)が早稲田大学宇宙航空研究会(WASA)である。こちらは過酸化水素を使った1液式エンジンから出発し、その後2液式のエンジンまで開発したが残念ながら打ち上げられたことはなかったらしい。とはいえこちらは今でも活動中の団体なので、今後の活動に期待したい。

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