今月の雑誌「東京人」の特集
今月の雑誌「東京人」の特集が東京ヴィンテージショップだという。あの東京人がどんな切り口で、いわゆるマニアショップを取り上げるのか興味があって買ってみたが、前半は予想通りというか手堅くというか都築響一や唐沢俊一、森永琢郎と言った面々が熱く語る記事であった。これはこれで結構面白いのであるが、別に東京人で無くても読めそうな記事である。むしろ個人的に興味を引かれたのは後半のマニアックなショップ方だった。まあそれも半分はケアーズとか早田カメラなどのその筋の人間には知られているお店なので取り立てて真新しいものではないが、残りのヴィンテージ酒のお店特集が面白い。古酒というとワインかせいぜい泡盛くらいしか思いつかないものであるが、ここで取り上げられている店の中には日本酒から、果ては禁酒法自体のライウイスキーまで置いているところまであるのだ。私も結構変わったお酒が好きでいろいろ飲んできたものの、さすがにここに取り上げられているものは味わったことはおろか見るのも初めてなものも多く、いつか足を伸ばして飲んでみたくなった。
それにしても取り上げられたお店の中には、本当にこれで商売が成り立つのか不思議に見えるようなマニアックなものを扱っている所もあるのだが、いったいどうしているのであろうか? こうした趣味の店のオーナーに憧れる身としては一度、経営の秘訣を聞いてみたいものである。
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