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June 25, 2006

Googleに対抗する諸国

 すでに検索エンジンの代名詞と化したGoogleだが、これ以外の大手検索エンジンもYahoo!、Microsoftなど、大手はほとんど米国企業であるのが現状だ。当然これに危機感を持っている国は少なくなく、いくつかの国でGoogleに対抗する独自の検索エンジンの開発に国ぐるみで乗り出している。
 一番分かりやすいのはフランスで4月末、ドイツと共同で国産検索エンジンのプロジェクト「QUAERO(クエロ)」の概要を発表した。これはGoogleのまだ苦手なマルチメディアコンテンツの検索機能を強化することでGoogleに対抗しようと言うものだが、もちろん主眼は国民がインターネットにアクセスするのに不可欠な検索技術を米国企業に握られることに対する危機感があるのは言うまでもないだろう。実はあまり知られてはいないものの日本でも同様のプロジェクトが進んでいる。これが経済産業省が産学を巻き込んで推進している「情報大航海プロジェクト・コンソーシアム」である。こちらもまだGoogleが得意でない画像検索技術を核に巻き返しを狙っているが、こちらはクエロの予算2億5000万ユーロに対して数十億円規模の規模しかない。とは言え以前250億円にのぼる国家予算を費しながら、コンピュータ技術の発展になんの功績も残せず失敗したΣ(シグマ)計画の例もあるので、失敗したときのリスクを考えるとまあ妥当な金額なのかも知れない。
 ところで欧米に対抗すると言えば、中国やロシアについても見る必要がある。まず中国であるが様々な所でも話題になったようにGoogleに市場を開ける代わりに自国のルールを飲ませるようにしたらしい。しかし検索技術自体は依然としてGoogleが握ったままなので、これについてどうするつもりなのか気になるところだ。どこを使おうと検閲さえ出来ればいいと思っているのか、それとも百度(バイドゥ)のような国産検索エンジンをもり立てていくのだろうか。
 次にロシアだが、意外にもGoogleのロシアでの歴史は短い。今ではページがあるものの、昨年まではロシア語のサービスはもちろん事務所すらなかった状態だったのだ。そのためロシアではまだ検索エンジンの主流はGoogleではなくrambleraprtyandexなどが中心になっている。

参考Link:
グーグル覇権に挑む(2)フランスの国産検索エンジンプロジェクト「クエロ」の野望
日経IT+の記事より
「Google独占にはさせない」--国産検索エンジン開発へ、産学官が一致団結
CNET Japanの記事
「Googleは主義を曲げた」——創設者、中国での検閲を語る
ITmediaの記事
グーグル覇権に挑む(4)中国のグーグル「百度(バイドゥ)」の実力
日経IT+の記事より

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