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June 21, 2006

仕事場の自由な服装

 巷ではクールビズだなんやらで夏くらいはスーツを止めようと言う話があるようだが、フリーの自分にとっては自宅作業はもちろん、仕事先ですらここ10年近くスーツで仕事をした事がない。それどころか仕事先ではゲーム会社というせいもあるのか、私よりもはるかにラフな格好がまかり通っている有様だ。なにせ夏になると甚平やアロハを普通に社内で見かけるし、いつぞやなどさらに足下は下駄をはいている始末なのである。もちろん偉いさんや営業はきちんとした格好をしているのは言うまでも無いものの、デザイナーの服装についてうるさく言われないのはまさにこの業界ならではと言えるだろう。とはいえ昔インテリアデザインの会社にいたときにも、入社研修や特別な時を除けば好き勝手な格好がまかり通っていたから、カタカナ業界ではごく普通のことなのかも知れない。とはいえさすがにその会社にいたときには伝説と化した逸話があって、ある日何を思ったか髪を金髪にした上でモヒカンにしてきた奴がいたせいで、モヒカンだけは禁止になったと言う嘘かホントか判らない話が伝わっている。
 しかしだからといって自由な服装が出来るとは限らない。もちろん社会人たるもの最低限の常識というものもあるが、それ以上に難しいのが似合うに合わないといった個人のセンスやキャラクターの問題である。そう、服装が自由になった大学で直面する周りの目のチェックと言うやつが、いい年をした社会人になっても(いや社会人だからこそか)厳しいたがとなって各自の格好を縛るのだ。
 それでもいろんな格好が許されるキャラクターなりセンスがあるならいいだろう。しかしどうも私はラフな格好は似合わない役付けがされているらしく、ある日あまりに暑いのでアロハを着てきたところ「あっ、ヤクザが来たぞ」などと囃されてしまった。一見、自由な格好が許される職場でもなかなか自由な格好をするのは難しいようである。

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