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July 31, 2006

またまたマットレスに関する覚え書き

 なんやかんや書いておいて未だにマットレスを買ってないのだが、あれからさらに思ったことや分かったことがあったので覚え書きとして書いておく。
 インテリア関係の掲示板などを見ると分かるが、大手家具販売店の大塚家具では最近はキングスダウンのマットレスを重点的に販売している。数年前はシモンズばかり勧めていたと言う話だが、いずれにせよ品揃えの豊富さを期待して見に行くと期待はずれに終わるだろう。(まあキングスダウンのベットならいろんな種類が試せるのだが…)
これにはいろんな理由(まあ日本での独占販売権を持っているというのが最大の理由だろう)があるのだろうが、個人的な見解では市販されているブランドもののマットレスの中で意外に畳に布団に近い特性があるので選択したのでは無いかと思っている。アメリカのメーカーなのにそんなことは無いだろうと思うかも知れないが、そう思ったのはこのメーカー、スプリングの上に無圧布団のような凸凹のある詰め物が入っている作りなので、反発力のある堅めの土台に体にフィットする柔らかい素材が載っているという点で畳に布団に共通するものがあるのだ。とはいえ畳に布団よりはどう考えてもずっと柔らかいので強引なこじつけと言ってしまえばそれまでだが、そこらへんがベット→ベット派以外にも勧めやすいのではないかと思うのだ。
(ちなみにこのマットレスはやっぱりアメリカのブランドらしく大きくて重いと言う特徴も備えているのには笑ってしまった。以前、椅子の話でも書いたのだがどうして連中の作るものは全てにおいてでかく重くなるのだろうか?)

関連Link:注文していたマットレスが届く
その後の購入レポートです

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July 30, 2006

ロシア語と英語の美しさについて

 NHKラジオ「ものしり英語塾」の新コーナーで「イギリスの詩を読んでみよう」が始まった。アメリカ英語嫌い、イギリス英語好きの自分にとっては数少ないイギリス英語に触れる機会が増えて喜んでいる。
それにしても何故、自分はイギリス英語が好きなのかこのコーナーを聞いて少し理由が解ってきた。どんな音の響きが好きかは人それぞれだろうが、少なくとも自分にとって好ましい音は厳かで韻を踏んだ響きがいいらしい。そしてそうした点から聞いてみると見事にイギリス英語、それも古くから親しまれてきた詩歌がまさにこれに当てはまるのだ。例えば簡単なところで「リンゴを食べれば医者いらず」と言うことわざの元になった"An apple a day Sends the doctor away.…"の中では"day"と"away"、"morning"と"warning"と同じ音で終わる単語が続いている。こうした韻を「脚韻」"thyme"と言うのだがこうした韻が見事に組み合わさっているのがイギリスの詩なのである。そしてそれを生かすように抑揚をつけた話し方が今もイギリス英語には残っているのだが、どうやらそこらへんが良いのだろう。

 そういえば私がロシア語の勉強を続けている理由の一つも音の響きが気に入っているからなのだが、これもよく考えてみるとかなり脚韻を踏んだ響きになっている。特にロシア語の場合、わざわざ韻を踏むように単語を選ばなくても日本語の「てにおは」に当たる言葉の代わりに語尾が変化する仕組みになっている為に、必然的に同じような音の語尾が続くようになっているし、学ぶ身には地獄だがさらに男性形と女性形があるために、話し手が男性だと語尾が子音の音が増え、女性の場合には母音の音が増えるようになっているのでさらに語尾が韻を踏んだように聞こえてくる。しかも詩の場合はさらに単語を選ぶからまさに歌の歌詞のような響きになってくる訳だ。
 それにしても残念なのは、ロシア語は仕方ないとしても日頃耳にする英語の大半はこうした響きとは無縁のアメリカ英語ばかりだと言うことである。

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July 28, 2006

冷麺を食す

Cold_noodle01

 最近、異常気象らしく7月末なのに妙に涼しかったりするが、この前は再び夏らしい日になったので冷麺を食した。
もちろんこの前に焼き肉(とはいえタン塩をちょっと焼いただけだが)とビール(これもホッピーではあるが)を食べたのは言うまでもない。

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July 27, 2006

再びマットレスの話

 以前ぐだぐた書いたマットレスの件は結局買ってなかったりするのだが、リサーチの途中でmixiに関連のスレッドがあるのを思い出して読んでみて結構いろんな発見があった。どうせだからその知識を共有すべくちょっとまとめてみることにしたい。
 まずなんと言っても重要なのは予算と部屋の大きさだと言うことを忘れていた。面白いのは布団派とベット派それぞれが「部屋が狭いからこちらにした」と言っているの事である。曰く布団は畳めるので部屋が広く使えるし、ベットと違って人を呼んだり食事をする部屋でも寝室に出来ると言うのに対し、ベット派では何よりもベットの下の収納スペースのメリットがあると言う。ただそれよりも布団かベットかを分けるポイントは毎日の上げ下ろしが出来るかどうかにあるらしい。それほど多くない布団→ベットの転向組の理由の大半がこれを理由に上げていた。中には万年床にしていたところ布団の下にびっしりカビが生えていたという恐ろしい話も書かれていたが、確かに万年床にするくらいならベットの方が遙かに健康的だろう。布団の醍醐味は毎日お日様に干してこそ発揮されるのである。
 他にも興味深かった話はいろいろあるが(例えばウォーターベットは夜の営みに不向きらしい(笑))、特に印象的だったのは想像以上に布団派が多かった事だろうか、以前マットレスを調べにショールームに行ったとき日本人はこれまでずっと畳に布団で暮らしてきただけあって向こうよりも堅いベットを好むと言う話を聞いたのだが、長年のすり込みは思った以上に私たちの体にしみこんでいるものらしい。

 それにしても最近マットレスのせいか寝苦しさが増して適わない。いよいよ観念して近いうちに買い換えなくてはいけないようである。(上の布団の上げ下げを読んで布団に戻る選択肢は完全に無くなったのは言うまでもない。)

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July 26, 2006

MDや先制攻撃論の前になすべき事

 北朝鮮のミサイル騒動もだいぶ下火になったようだが、たまたま湾岸戦争で実際にイラクからのミサイル攻撃を受けたイスラエル国内がどんな状況だったかについて書かれているページを見つけたので読んでみた。

湾岸戦争とミサイル防衛--その時イスラエル国民は

 そしてこれを読んで思ったのは、日本ではこうした点はどうなってるのだろうと言うことだ。
巷ではミサイル防衛計画や先制攻撃論など威勢のいい議論はよく聞くもののこうした点はなおざりにされているように思えてならない。
 一応、防衛庁による「平成18年度概算要求」におけるNBC防護対策の予算は115億円となっている(注1)が、イスラエルの事例でも判るようにこれだけでは決して十分と言える金額でないのは明らかだろう(注2)。MDだけでも当面8000億円から 一兆円程度と言うお金がかかると言われているが、まだ実験段階で効果も不明なMDよりも先にこうした方面にもっと予算を割くべきではないだろうか。

(注1)なおこれはあくまで防衛庁管轄の予算だけで、例えば生物兵器にい対するワクチンなどは厚生労働省の管轄だし、実際に被害を受けたときの治療に関わる費用などはこの中には含まれていないので注意して欲しい。
(注2)イスラエルのケースでは290万個のガスマスクを用意するだけでも原価500億円もの金額がかかったという。

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July 25, 2006

イスラエル軍レバノン攻撃で思うこと

 イスラエル軍によるレバノン攻撃が始まった。現時点でレバノンの死傷者はほとんどが民間人で、確認できた死者は340人、(フランスF2テレビによれば399人)負傷者は数千人を超えているという。レバノンでは都市インフラは完全に崩壊し、人道団体が危機宣言をだす状況になっている。さらにイスラエルは予備兵力までも動員し全面的侵攻の準備まで進めている。
 皮肉なことに今やっているNHKテレビのアラビア語講座ではちょうど舞台がレバノンの首都ベイルートで、毎回穏やかな生活の人たちや素晴らしい文化遺産が紹介されているのだが、ここに出てきた人たちや町並みは今どうなってしまっているのだろうか…。
 かつては外国は遠い世界のことで、悲惨な戦争などの報道でもどこか他人事だった感じだったが、最近では私のような大して外国語が堪能でなく、海外旅行も数年に1度しか行かないような人間でも気が付くと世界のあちこちに知っている人が出来て、とても他人事と思えないようになってきた。そういえばニューヨークの9.11テロがあったときにも真っ先にやったのはかつて一緒に働いていたアメリカ人の友人の安否を問い合わせた事だったっけ。
 それにしても昔よりもはるかに多くの人が海外のいろんな所に繋がりが出来ているにもかかわらず、ネットなどでは外国を糾弾する声は大きくなる一方なのは何故なのだろうか。理想論で政治は語れないのは分かっているが、こうしたニュースを見るたびにやりきれない思いを感じていまう。

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July 24, 2006

図書館戦争(誰のために何の本を入れるのか)

 スラッシュドットの記事にある“「もったいない」ので図書館蔵書を募集”の中で書かれていたコメントによると、最近の図書館は「税金を使って運営している以上」市民のリクエストに積極的に応えて蔵書の利用率を上げるべきだと言う意向が強く寄せられているらしい。言われてみれば私が住んでいる町の図書館もベストセラーが何冊も入っていて、しかもそれが軒並み貸し出し中なので「読みたいのに読めない」と言う苦情が殺到しているという話を聞いたことがある。どうやらこれはどの図書館でも多かれ少なかれ起きている事らしく、今では多くの図書館で「無料貸本屋」と出版界から非難されるような状況になっているらしい。しかし図書館の本来の意義って個人所有が難しい本を置き、一般市民の知的探求を助ける事じゃないのだろうか。

 そこでちょっと気になって調べてみると、どうやらこの問題は2002年11月7日のNHKのクローズアップ現代で放送した「ベストセラーをめぐる攻防〜作家vs図書館〜」で取り上げられて結構話題になっているテーマらしい。(余談だがこのときの取り上げ方があまりに恣意的なのでないかと言う反論が取り上げられた町田市民図書館から上げられている
 またそれをきっかけとして多くのWebやblogなどでも扱われていたようで、思った以上に昔からあるテーマのようだ。そのため多くの問題点や対策などは既に議論済みのものが多いのだが、未だにいろんな所で問題になっているようにこの問題は決着がついていない。結局の所、図書館をどうしたいのかと言う総意がまとまらない以上、どんな本を揃えても不満は出続けるのだろう。
 実は出版関係の仕事もちょっとやったことのある関係で知っているのだが、やっかいなのはこの問題はさらに多くの利害関係が絡んでいることだ。出版者側でも専門書や児童書など図書館の売り上げに依存している専門書系の所と、ベストセラーを抱える大手などで意見が真っ二つに分かれているうえに、さらに最近では政治・宗教団体が自分の意向に添った本を図書館に置かせるために市民を装って工作したりしている有様らしい。(特に「新しい歴史教科書」を巡っては図書館に置く置かないで裁判沙汰にまでなっている上に、左右それぞれの団体が市民を装って大量の「意見」を送りつけている状況になっている)
 身近な憩いの場であるはずの図書館も水面下ではどろどろとした状況に巻き込まれているのである。

参考Link:
kmizusawaの日記-福島・矢祭町:新設図書館の本、寄贈呼び掛け
未来社-[未来の窓28]図書館の役割はどう変わるべきか

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July 23, 2006

偵察衛星に関するメモ

 たまたま調べものをしたついでに偵察衛星に関する資料が見つかったのでここに保存しておく。一つは2chの「【IGS】スパイ衛星専用スレッド」で見つけたアメリカ偵察衛星KH-12(IKON)の画像群である。

ロシアの航空母艦 Varyag 75% まで建造進んでいたが、財政難で放置。

中国の爆撃機 BD-6,空中給油機に改造され、これにより中国空軍の戦略的展開能力が増大した。

スーダンの薬品工場だ(1998)、アルカイダの化学プラントの偽装だったといわ れ、爆撃された。

アフガニスタンのアルカイダのキャンプの一つ、1998 年撮影。

解像度を見ると現在の最新商業画像衛星ジオアイよりも劣るものだが、公開された時期に注目して欲しい。この時期の商業画像衛星の解像度は10m以上のものしか無かったのだ。アメリカの画像偵察衛星は分かっている情報では今でもこのKH-12シリーズが中心になっている筈だが2003年の時点で3代目になっている。当然、少しずつ改良が加えられている筈なので今の解像度はこれよりも遙かに上回っていると見るべきだろう。(また公開された画像の解像度がMaxでない可能性も高い)

 次は珍しいインドの偵察衛星の情報。名称は技術試験衛星だが実体は偵察衛星だと言われている。公表された画像の解像度は1mで、これは同時に公開された(入手できず)画像からも実証されている。日本の情報収集衛星の解像度が同様の1mだが、こちらの画像は1枚も公開されず実際の解像度は2〜3mではないかと言われているのに比べると驚くほどの能力だ。とはいえ、インドはあまり知られていないものの宇宙開発技術ではかなりの先進国で独自のロケットから衛星まで保有しているのでそれを考えればむしろ妥当な能力とも言えるだろう。余談ながら付け加えるとインドのロケット技術も中国同様に軍と一体になっている。核保有国としてこの手のジャンルに力を注ぐのは当然の事なのかも知れない。

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July 22, 2006

TS-E24mm試し撮り

Ts_e24_tes1

 しばらく忙しい上に天気が悪くて撮影どころでは無かったのだが、この前ようやくわずかな暇と晴れ間を見つけてこの前購入したCanon TS-E24mmの試し撮りをしてきた。
 とは言えやはり行いが悪かったのだろう。いざ撮ろうとすると見る間に天気が悪くなって、せっかくのカットは曇天の中で撮る羽目になってしまった。太陽の反対側は青空なのが恨めしい。カットはお約束の本城直季風の写真である。

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July 21, 2006

昭和天皇、A級戦犯靖国合祀に不快感

 なんか最近政治ネタが多いが、それに関するニュースが多数投入されるのだから仕方がない。
なんでも先日の日経新聞によると昭和天皇はA級戦犯靖国合祀に不快感を示していたという。

 昭和天皇が1988年、靖国神社のA級戦犯合祀(ごうし)に強い不快感を示し、「だから私はあれ以来参拝していない。それが私の心だ」と、当時の宮内庁長官、富田朝彦氏(故人)に語っていたことが19日、日本経済新聞が入手した富田氏のメモで分かった。昭和天皇は1978年のA級戦犯合祀以降、参拝しなかったが、理由は明らかにしていなかった。昭和天皇の闘病生活などに関する記述もあり、史料としての歴史的価値も高い。 (07:00)

 これまで伝え聞く昭和天皇の話から見るとこれは特に違和感の無い話だ。元々、昭和天皇はリベラルな感覚を持つ人だと言う印象があるし、それは今の皇室にも続いている。そういえば昨年の8月15日には天皇自身は君が代を歌わないと言うのがニュースになっていたし、2004年10月28日には秋の園遊会で東京都教育委員会委員の米長邦雄氏との会話の中で国旗・国家は「強制にならないことが望ましい」と言われている。

 ただ解せないのは何故このタイミングでしかも日経で取り上げられた(それも一面トップで)のかと言うことだ。最近のニュースは完全にプロバガンダや広告の為のツールと化した感があるが、いったい誰がどんな意図で行ったのか気になるところだ。

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July 20, 2006

CIAの対日工作の外交資料が公表される

 なぜか昨日突然に新聞各紙が1950年代から60年代半ばにCIAが行っていた対日資金工作を取り上げている。代表的なものとして毎日新聞の例を引いてみよう。

米中央情報局(CIA)が1950年代から60年代半ばにかけ、日本の左派勢力を弱体化させ保守政権の安定化を図るために、当時の岸信介、池田勇人両政権下の自民党有力者に対し秘密資金工作を実施、旧社会党の分裂を狙って59年以降、同党右派を財政支援し、旧民社党結党を促していたことが18日、分かった。
 国務省が編さん、同日刊行した外交史料集に記された。編さんに携わった国務省担当者は共同通信に対し「日本政界への秘密資金工作を米政府として公式に認めるのは初めてだ」と語った。
 米ソ冷戦の本格化や共産中国の台頭で国際情勢の緊張が高まる中、米国が日本を「反共のとりで」にしようと自民党への財政支援に加え、旧社会党の分断につながる工作まで行っていた実態が裏付けられた。日本の戦後政治史や日米関係史の再検証にもつながる内容だ。
 ニューヨーク・タイムズ紙は94年、マッカーサー2世元駐日大使の証言などを基に、CIAが自民党に数百万ドルの資金援助をしていたと報じたが、当時の自民党当局者は「聞いたことがない」としていた。(共同)

 どうやら元は共同通信の配信記事のようだが、今になってこうした話が配信されるのはどんな事情だろうか。それにしてもこれでCIAの対日工作は晴れて「陰謀論」から「正史」に昇格したわけである。
 ところでこうした文章が公表される背景には、元々アメリカの政治的基本理念として、政治や外交でも表沙汰に出来ない裏工作は必要悪として必要だが、その代わりに必ずこうした活動は記録に残し解禁しても良い時期になったら公表すべきだと言う考えがある。まあ一種のモラルを守るシステムなのだが、冷戦終了後そろそろこうした対日工作も公表してもいいと判断される時期になったのかも知れない。そういえばこの前も沖縄の祖国復帰の見返りに、本来米国が支払うべき土地の復元費用を、日本が肩代わりしたのではないかとされる1971年署名の沖縄返還協定の真相がアメリカの公文書によってようやく実在した事が明らかになっている(余談だが公文書が出てもこの件は未だに政府は否定し続けている)。
 もしかしたらこの調子で歴史の闇に埋もれていた事が、これからも明らかにされていくのだろうか? もしそうならそのときにアメリカと共犯関係だった政府がどう動くか注視しておく必要があるだろう。

 ところでCIAがらみで言及するが、いくつかの日本のメディアがCIAの肝いりで作られたことを知っているだろうか。例えば文芸春秋社が『諸君!』などがその一つだ。(参照Link)そのほかにも電通などもその設立には日本政府やCIAが積極的に関与している。こうした事は決して秘密ではないのだが、何故かあまり言及する人がいないのが不思議である。

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July 19, 2006

日本の核開発能力を検証する(4)

 これまで主に技術面から日本の核武装の可能性を検証してみたが、今回は法解釈の面から検証する。とはいえ法解釈については自分は門外漢なので今回はこのテーマについて書かれた優れたページを紹介することにとどめたい。
 以下はBlog「晴耕雨読」の中で紹介された名城大学の槌田 敦 教授の講演録の抜粋である。今から4年前の2002年10月14日のものであるが、当時もちょうど北朝鮮の核の脅威が喧伝されていた頃で、内容的には全く古くなっていないものだ。このなかで日本の核に関わる法解釈が少しずつ「保有・運用」に向けて筋道がつけられていく有様が、具体的な国会答弁や各省庁の資料などを基に克明に説明されていて参考になる。またこの中でこうした議論に反発してつぶしてしまう事こそが、現実的な対応策をとれなくし、また議論がなされぬまま水面下で物事を進行させる元凶になると言う指摘も耳が痛い。是非とも直接リンク先の内容を読んで欲しいと思う。

晴耕雨読-「非核三原則?」
晴耕雨読-「核武装に向かう日本の歴史」


参考Link:以前の自分の記事
日本の核開発能力を検証する
日本の核開発能力を検証する(2)
日本の核開発能力を検証する(3)

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July 18, 2006

ただいまマットレス検討中

 マットレスの話は何度も書いたが、とうとう観念して購入を検討することにした。なにしろ今使っているマットレスは引っ越しする友人からもらったもので少なくとも10年以上前のものなのだが、さすがに寿命を迎えようとしているからだ。なんでもマットレスの耐用年数は安物で4〜5年、メーカー品でも15年と言われているのでもうへたるのも当然だろう。
 そんなわけで新しいマットレスをさがしているのだがこれがなかなか難しい。値段と大きさから気楽に買って試してみると言うわけにもいかないし、しかも人それぞれ好みと向き不向きがあって聞く人ごとに違うことを言うからだ。仕方がないのでショールーム巡りなどをしているのだが、いまだにどこにするか決めかねているのが実情だ。
 一応、方針として今の寝室の環境がエアコン無し&日当たり良しと言う夏は地獄のような環境なので、テンピュールや無圧布団などは蒸れてしまうのが目に見えているので候補からはずし、冬暖かく夏は涼しいと評判のウオーターベットもあまりに暑い部屋だとベットの水が暖まってしまい、夜地獄を見るそうなのでこれもはずすすとなるといわゆるスタンダードなマットレスと言うことになる訳だが、これがまた選択肢が多くて難しい。
 一応、ホテル使用のマットレスなら耐久性とそれなりの信頼性はあるだろうと、日本ベットやシーリーを初めとしたいくつかのメーカーをピックアップするところまでは絞り込んだものの未だにそこから先は決めかねている。いろいろショールームを回ったところで所詮数分横になったくらいでは寝心地などは分からないからだ。しかもネットなどで聞くと当初寝心地が良くても長年続けていると腰痛がひどくなったりする例もあるとなるとなおさら決めかねてしまうのだ。

 ただ今の時点でベットの堅さの違いはその表記よりもメーカーや構造の違いの方が大きいと言う事が分かっただけでも大きな収穫なのだろう。一般的に高級品と呼ばれるものの方がフィット感を増すために詰め物が多かったり、スプリングが多い分柔らかく感じるし、メーカーも畳の生活の長い日本人に合わせて国産メーカーの方が堅いものが多いようなのだ。つまりあるメーカーのハードが別のメーカーのソフトと同じ感触だったりするわけなのだ。そのせいもあっていろいろ試してみるとメーカーや機種によって、堅いものが良かったり柔らかいものが良かったり感じるからなおさら分からなくなってしまった。どうやらマットレス探査も兼ねてしばらくホテル巡りでもするしかないのであろうか…。

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July 16, 2006

きわめてマイナーな面白いページ

 今回は完全に私的な覚え書き。
2chの時計板のなかの「「ポレオット/POLJOT」etcについて語ろう」は時計版にありながら、ロシア製時計を扱うスレッドだけあって時たま妙に濃いマニア向けのロシア情報が書かれている事があって、毎日見るのが日課になっている。年齢層もたまに妙に高い人が混ざっているネタがあり、実は知り合いが多数混ざっているような気がしてならない。
 そこで知ったいくつかのwebをサルベージしておく。

USSR in Construction
ロシアアバンギャルド全盛期の頃のソ連のプロバガンダ誌「USSR」の表紙のコレクション。ロトチェンコやリシツキーといったそうそうたるメンバーによるデザインの表紙が素晴らしい。

VIDEOS - Porterramaryaire
旧ソ連&ロシアの兵器を中心としたビデオアーカイブ、西側の兵器も多数有る。滅多に目することのない、ロシア空母「クズネツフ」に着艦するSu-33の映像などその手のものが好きな人にとってはまさに宝の宝庫と言っても良いだろう。

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July 15, 2006

韓国大統領府馬鹿騒ぎ発言は釣りだった

 インプレスの「やじうまWatch」の7/11の記事にまで紹介された韓国大統領府がWebサイトで公表した北朝鮮のミサイルに関するコメントの中で本当は「日本のように未明から馬鹿騒ぎする必要はない」と言っていたと言うニュースは案の定釣りだったそうだ。詳しくは「愛・蔵太の少し調べて書く日記」でコメントされているが、この発端となったusbmouse氏は以前話題になった「福島瑞穂嘘ビデオ事件」の時に「福島瑞穂の『朝生』出演ビデオがある」と嘘ついて2chでつりまくった当人である。案の定、今回も以下のようなコメントを出している。

 既に一部の方は薄々お気づきのことと思いますが、「馬鹿騒ぎ」を「大騒ぎ」と“誤訳”する日本メディアの“思いやり”」は、ウソとホントが巧みにミックスされたusbmouseの創作でした。日頃から「メディアリテラシー」や「ソース主義」を標榜される皆さんのこと、この記事がまったくのデタラメだということもすぐに見抜かれるに違いないと信じておりました。ところが、素直に信じ込んで2ちゃんねるに絶賛のコメントと共にリンクを貼りまくったり、ご自分のブログで引用してメディア批判を繰り広げる方のなんと多いこと。ご愁傷さまでした。

 それにしても、ここまで騒ぎが広まってしまったらきっと最初のニュースだけ聞いてそれを鵜呑みにしたままの人が大量に発生したのではないかと心配だ。特に嫌韓ネタのように真偽を問わず大騒ぎをする人が多いネタでは、いつの間にか尾ひれが付いてコピペされまくるからたちが悪い。案の定、今回の騒動を広めるのに荷担した多くのWebやBlogではそのままほおかむりを決め込んでいる。(やじうまWatchも現時点では何のコメントもない)

 こうしてWebではデマゴギーとプロバガンダが広まっていくのだろう。

関連Link:ネット言論とメディアリテラシー
こうしたデマだった事件をまとめたもののList

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浅草ほおずき市

Houzuki1

Houzuki2

 一週遅れになってしまったが、浅草ほおずき市の写真。なんでもこの日にお参りすると四万六千日分に相当するご利益があるという。どこで聞いたか分からない話なので眉につばをつけて聞いて欲しいが、なんでもこの日の売り上げで一年の半分を稼いでいる人がいると言う。もし本当ならぜひともあやかりたい働き方の一つである。

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July 09, 2006

ココログが重い

 最近、更新がままならない。更新する暇もないほど忙しいというのももちろんあるが、それ以前にココログが完全に腐っていることが原因だ。どうやらこれは全てのユーザーを悩ましているらしく、ちょっと調べると様々な苦情をネットで見ることが出来る。それにしても単に反応が鈍いだけならまだしも、他人の記事が間違って表示されたり、アップした記事がまるまる消滅したり、トラックバックやコメントが付いたり付かなかったりするというのは本質的な不具合が有るとしか思えない。
 左派・リベラル系のBlogが多かったためにネット右翼からのDos攻撃を受けていた北国TV(注1)のような事情があるのかどうかは分からないが(宣伝のトラックバックスパムはものすごい量が来ていると言う話は聞いたことがある)、それにしたってココログだけが特別多くのスパムにさらされていると言う訳ではないだろう。いずれにしてもこの有様ではしばらく更新のペースは落ちそうである。そろそろBlogも引っ越しを考えないといけないのだろうか?

(注1)その後、北国TVはこの中にあったBlog「反米嫌日戦線〜」のページを一方的にパスワードを書き換え、事実上「排除」したことで多くのブロガーの反発を招き、多くのユーザーが離れていった事件を起こしている。皮肉なことにそれ以降はDosアタックは大分減少したらしい。
関連Link:
ケツの穴小さすぎ ブログ『北国tv』:反米嫌日戦線「狼」
かつてチャンネル北国TVという雰囲気のいいブログサイトがあった:新・非公正ブログ
「 反米嫌日戦線 」 復活と 『北国tv』 の回答:いいげるブログ

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July 08, 2006

ネットで広まる嫌なもの

 インプレスのやじうまWatchに取り上げられた「鏡の法則」だが、えらく腰が引けた紹介で「両論表記真相は藪の中な」的な内容だったので手厳しく補足したいと思う。

 この内容だがfinalvent氏を初めとしてはてな内で多くの方が書かれているように、カルト的な手法で自己開発セミナーなどでよく行われている手法に近い。案の定、これを書いた野口嘉則氏はmixi内で今年の2月からコミュニティを開設しネズミ講のように賛同者を増やしつつずいぶん前から書籍化への下準備をしていたようだ。確かによくある「イイ話」がここまでチェーン化するのはおかしいと思っていたが、事前の下準備があるなら納得できる。さらに調べてみると分かるがどうやらこのベースはNLPと言う活動のようだ。

Cult characteristics
NLP is sometimes referred to in scientific research reviews as a cult.[32][76] Others have described it as a psychocult [79][80] and in research it is often considered to be akin to a cult.[81][82][39][4] A German educational ministry banned the use of NLP in education and stated that it has a close similarity to Scientology.[80][citation needed]
(NLPのカルト的特長
NLPは科学的な批評の観点からはカルトとされることがある。「心理学的カルト」と規定されることもある。調査によればしばしばカルトに近いと見なされている。ドイツ教育省はNLPを教育に用いることを禁止し、これをサイントロジーに近いものと明言している。)
Similar to other pseudoscientific subjects such as Dianetics (Scientology) and EST (Landmark)[83] NLP is adopted as a pretext for applying ritual, authority control, dissociation, reduced rationalization, and social pressure to obtain compliance from the cult's victim or to induce dependence on the cult.[81] According to Devilly[41] it is common for pseudoscientific developments to set up a granfalloon in order to promote in-group rituals and jargon, and to attack critics. Thus, although NLP is ineffective for its stated purposes, it is used as a fake science in a similar way to other pseudoscientific therapies such as primal scream therapy, EST[83] and Dianetics. [citation needed]
(サイエントロジーであるダイアネティックスやランドマークと言われるESTなど疑似科学のテーマになるのと同じように、NLPもまた、儀式を実践するための口実や、支配統制、分離、合理的精神の低減、さらにはカルト被害者からカルト依存への社会的な迎合性を採用している。ディヴィリによれば、グループ内向的な儀式や特殊用語を推進して批判に敵対する目的でグランファルーン「誇りを感じさせるが無意味な人間同士の連帯」を形成するのは、疑似科学にありがちなことである。つまり、NLPに所定の目的があるにせよ、これは偽物の科学として利用され、原初療法やダイアネティックスと同じ手法を取っている。
Neuro-linguistic programming - Wikipedia, the free encyclopedia


 あと、ちょっとテーマは変わるが気になる話のついでに書くと少し前に「安倍官房長官が統一教会の集会に祝電を送ったこと」がネットで話題になっていた。これについては今やすっかり政争の具と化しているのでコメントする気にならないのだが、気になるのはこれに合わせて統一協会を初めとしたカルト糾弾第一人者、有田 芳生氏のwebが閉鎖宣言を出していることである。しかも最後のテーマがこの問題でありながら安倍晋三擁護で終わっているのが気味が悪い。これではぬぬぬ氏ではないが何らかの圧力があったのではないかと勘ぐりたくもなってしまう。
 日本人はオウムで懲りたかとおもったのだが、カルト団体に対する耐性は未熟なままのようなである。

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July 06, 2006

国産偵察衛星および早期警戒衛星に関する補足

 北朝鮮のミサイル発射のおかげかこのマイナーなBlogにもいつもの倍近いアクセスがあったようだ。
ログを見るとどうも早期警戒衛星に関する記事を見に来ているようなので、ちょっと補足することにする。
まずは過去の記事のリスト。

参考Link:早期警戒衛星について調べてみた
早期警戒衛星に関する覚え書き
書評:誕生国産スパイ衛星
日本核武装の蓋あるいは壮大な気休めとしてのミサイル防衛(MD)システム

 ちなみに日本の早期警戒衛星のプランだが、誕生国産スパイ衛星(春原 剛著)によると2004年の青写真ではラインナップには載っておらず、2011年度においてさえ第三世代(Xバンドを使用?)SAR(合成開口レーダー)衛星と光学衛星(解像度不明、第二世代で50cmとあるのでそれ以下なのは確実だろう)までしか運用する計画は無いようである。そもそも偵察衛星を自前で持つことでさえ、アメリカからの様々な干渉があった経過を見ると(注1)早期警戒衛星を自前で持つのはなかなか難しそうである。

注1:日本が偵察衛星を運用するに当たり日米で取り交わした覚え書きの内容で興味深いやりとりがあった。国産スパイ衛星が「米本土を撮影しないと言う約束を米側が日本に求めてきたと言うのである。米国製中枢部品の移転問題とからめ、日米事務当局は激論を重ね、結果的に、読みようによっては国産スパイ衛星が米本土を撮影する可能性があることを示唆する文言が盛り込まれたという。(誕生国産スパイ衛星 P174)

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July 04, 2006

消滅する社会福祉

いくつかのメディアで報道されたが小泉首相が22日の経済財政諮問会議で以下のような発言をしていたらしい。

2006年06月27日22時56分
 小泉首相が22日の経済財政諮問会議で「歳出をどんどん切り詰めていけば『やめてほしい』という声が出てくる。増税してもいいから必要な施策をやってくれ、という状況になるまで、歳出を徹底的にカットしないといけない」と発言していたことがわかった。27日に公表された会議の議事録で明らかになった。
 首相は「ヨーロッパを見ると野党が(増税を)提案するようになっている」と、欧州の消費税をめぐる論議を引き合いに出し、増税には徹底した歳出削減が必要との考えを強調した。
asahi.com

 日本はますます新自由主義が広まりつつあるようだが、すでに北九州市では本来時効のあるはずの国保の支払期限を無期に延長される誓約書を書かされ、支払うことができなかったため保険証をとりあげられ、窓口で10割の負担を支払うようにされたり(参照1)、生活保護の窓口で警察OBがまるで尋問するような調子で対応したりしていると言う。おかげで北九州市門司区では4月から餓死・孤独死が連続して起きている有様なのだが、ここが今では生活保護行政の最先端を突っ走っていると評価されているのだ。
 以前書いたように社会の余裕が無くなればますます人々は他人に対する関心や配慮を無くしていく、こうした福祉を軽視する人たちは「自分自身が介護を受ける」と言う可能性を全く考えていないに違いない。そういえば日本の尊厳死協会の会員数は現在10万人を超えているが、それが「役に立たなくなった私は人様に迷惑をかけてまで生きたくない」と言う思想と結びつき、それを選ばない人は社会の荷物と言うレッテルが貼られるようになれば恐ろしい未来が来るだろう。
 私たちの将来は暗い見通しが広がっているように思えてならない。

関連Link:増税してくれと言うまで削れ
小児科医を経営する立場から見た医療現場からの考察が参考になる。

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July 02, 2006

李白を入手する

Rihaku

 私の好きな日本酒の一つ、島根名産の「李白」を実家より入手した。こんな時に限って忙しくて大したつまみが用意できないのが残念だが、それでもこれだけ美味しいお酒だとつまみが無くても結構いける。
 ちなみにこの酒は若槻礼次郎が昭和五年のロンドン軍縮会議に李白の菰樽をたずさえていったという逸話も持っていて、蘊蓄を語る上でもいろいろとおもしろいお酒である。(まあ、若槻礼次郎が島根出身と言う落ちはあるのだが)

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July 01, 2006

TS-E24mmを購入する

Ts_e24mm

 最近忙しくてろくに買い物する時間もないので少しは買い物も減るかなと思っていたのだが、インターネットのおかげもあって今では24時間どこでも買い物が出来るおかげでそんなことは全然無かった。むしろ、ストレスが溜まった分を買い物で発散している嫌いがあるからたちが悪い。
 言い訳はこれくらいにして、このまえEOS KissデジタルNを買って以来急速にレンズのラインナップが増えつつある。これでも一応建築写真家でもあるので仕事で必要と言う大義名分があるからだ。とはいえこれまでのHASSELからCanonのデジカメに本格的に移行するためには、本来はフィルムサイズのCCDの5Dクラスが欲しいところだ。とはいえデジカメはまだ数年で新機種が出る状況で数十万の機種を買う気にはなかなかならない。まあ、今は他の仕事が忙しいせいもあって写真の仕事は開店休業状態なので、また写真の仕事が入った時にでも考えることにしよう。

 写真はCanonのティルト・シフト可能な特殊レンズ、TS-E24mm F3.5。一般のユーザーにこれがどのくらい必要なのか分からないが、インテリア写真が仕事の中心の自分にとっては不可欠なレンズである。実は最初にYahoo!オークションでたまたま見つけてそれほど人気がないだろうとタカをくくっていたら、ものすごい入札競争で競り負けてしまい、やむなく新品を購入することになってしまった。なんでこんなに人気があるのだろうと訝しんでいたのだが、ネットで検索するとこのレンズを持っている人たちはみなお約束のように本城直季風の写真を載せているので、ひょっとしたらそのせいなのだろうか?

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