今週の雑誌「Pen」の特集など
今週の雑誌「Pen」の特集「古い腕時計を手に入れる」につられて買ってしまった。お盆シーズンに活字が読めなかったせいで活字中毒の禁断症状が出た反動に違いない。最近はカタログなんだか記事なのか分からない雑誌が多いのでなるべく雑誌のたぐいは買わないようにしているのだが、今回の特集は悪くはなかった。まあ所詮特集と言ったって数ページに過ぎない代物なのだが、アンティークと言ってもロレックス中心の時計雑誌と違ってパテックを果敢に取り上げていたりする所が面白い(それにしても数百万から一千万円代の代物だが、こんなの取り上げても誰が買うと言うのだろうか?)。それに最近の時計雑誌でもあまり取り上げられてないアンティークウォッチの特集と言うのが気に入った。しかし、日本人は何でも新品が好きなのか雑誌の特集はもちろんネットでもアンティークウォッチの情報は予想以上に少ないには驚かされる(お店のページは多いのだが…)。
もう一つの特集、写真家のジョナス・ベンディクセンの記事も面白かった。ロシアを中心にイスラエルなどの紛争地などを回りながら、カザフスタンに廃棄されたロケットの残骸や、旧ソ連の未承認国家などまさに自分のツボをついたテーマを撮っていたにもかかわらずこれまで全く知らなかった。ヒドラジンなどの有毒な燃料に汚染されたロケットの残骸からスクラップを集める子供達の写真などは、深刻なテーマなのにかかわらず恐ろしく美しい。興味のある人はぜひリンク先の彼の写真を見て欲しい。
関連Link:ロケットがガンを生む?
スラッシュドットジャパンの記事。カザフスタンにおけるロケットの燃料の燃え残りに関する環境汚染の話。
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