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September 28, 2006

衛星攻撃用レーザー兵器の話

2006090701372 まるでSFのような題名だが、実はこうした攻撃兵器は存在している。
まず代表的なのはアメリカではカートランド空軍基地内の天文観測施設(実体は各国の人工衛星の監視及び攻撃が任務の軍事施設)にあるレーザー発信器があげられるだろう。ここでは軌道上の敵の衛星を破壊するための巨大なレーザービーム兵器の研究開発が行われているのだ。(写真)

また中国でも同様の動きがある。以下に産経新聞の記事を引く。

≪米偵察衛星にレーザー照射≫

 【ワシントン=山本秀也】米軍事専門紙ディフェンス・ニュース

(25日付)によると、地球を回る軌道上にある米国の軍事偵察衛星が、中国領内に設置された対衛星兵器によるレーザー照射を受けた。照射は光学機器など衛星の「目」を狙って偵察能力を奪うことを目的としたもので、これまで数年にわたり複数回の照射が確認されたという。

 複数の消息筋の話として伝えた。照射による衛星への実害や、実際の運用に影響があったのかは明らかでない。この兵器は高密度レーザーを軌道上の衛星に向けて照射するものだが、中国の開発レベルでは当面、衛星の破壊よりも偵察活動を妨害する「目つぶし」を狙っているもようだ。

 米国防当局は、最近の国防報告で、偵察衛星の破壊や妨害を狙う中国の対衛星兵器の開発に警鐘を鳴らしてきた。

 米の偵察衛星には、精密な光学機器を使って高い解像度を誇る「キ ーホール」や、天候に左右されないレーダー装置を搭載した「ラクロ ス」などがあり、中国側のレーザー照射はこうした衛星を狙ったもの とみられる。

 なお旧ソ連でもこうしたビーム兵器は開発されていた。旧ソ連の核開発施設のあるセミパラチンスクでは核爆発で発生したエネルギーを利用した粒子ビーム設備を保有しているのが知られている。その他にもサミー・シャガンではヨウ素パルスレーザー装置があり、電子ビームを使用した炭酸ガスダイナミック型レーザーもモスクワ近郊の施設で確認されていた。すでに1960年代の時点でソ連はタングステンまたはモリブデンなどの高密度金属電磁流を空気中では25km/s、真空中で60km/sの速度で発射できる電気銃の試作に成功している。これらのうちレーザー装置に関してはテストを兼ねて何度かアメリカの偵察衛星に対して使用されたほか、1984年10月10日にはローパワーレーザーがスペースシャトルに対して使用され機内装置の機能不全および米国の外交抗議をもたらす乗組員の一時的な盲目を引き起こしていると言う(注:これについては確認出来ず)。しかしこれらはあまりにも効果に対して費用がかかりすぎるためソ連崩壊後はそのほとんどが開発休止状態となっている。

参考Link:
米空軍の天文観測所?、対衛星レーザービーム兵器「スターファイヤー」
Third Generation Soviet Space Systems
第三世代のソビエト宇宙システム

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