傭兵の行く末
仕事先でゲーム業界のデザイナーの将来について少し雑談をする。そこで出た結論なのだが、やはり単にスキルがあるだけでは駄目でプラスアルファが必要でしょうと言う結論になる。要はどんなに腕が立ってもそれだけでは単に忙しい現場の最前線を回り続けるだけになってしまい、年取ってからだときついでしょうと言うことだ。
確かに周りを見ると絵の描ける人間は比較的簡単に転職していくのに対し、ゲームなどに特化した技能を覚えている人間はつぶしがきかない感じがする。それでもマネージメントが出来れば外注管理に行けるし、プログラムの方の素養もあればエフェクト(次世代機のエフェクトはプログラムにより自動生成する方向に進んでいる。この分野はプログラムが分かり、かつ格好いいエフェクトを作れる美術センスのある人間が求められている)制作などに関わることが出来るが、そうでなければ年を取るごとに段々やれる仕事が減っていくのでなかなか厳しいことになりそうである。
私も無事に老後を迎えるためにも、他のスキルである建築設計と写真の方をもう少し開拓しておく必要があるだろう。
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