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October 02, 2006

政敵の不幸に喝采する人々

 いやなニュースを見つけた。

2006年09月05日北海道新聞
連載 「自民総裁選の底流 安倍政治の行方1」 
国家主義台頭に危うさ

…保守系の論客らでつくる「『立ち上がれ!日本』ネットワーク」は八月二十九日夜、「新政権に何を期待するか」と題して都内でシンポジウムを開いた。同ネットの呼びかけ人は中西輝政京大教授、八木秀次高崎経済大教授ら、安倍氏の政権構想づくりにもかかわったとされるブレーン。安倍氏の持論の「草の根保守」の支持層拡大に向け、全国で支部設立を進めている。
出席した自民党の下村博文、稲田朋美両衆院議員、山谷えり子参院議員は、小泉首相の靖国参拝への礼賛や、中国、韓国批判、歴史教科書の検定強化などの主張を次々に展開した。
いずれもタカ派で熱心な安倍支持の中堅・若手。稲田氏は、地元福井の新聞で首相の靖国参拝を批判する加藤紘一元幹事長と対談したことを紹介。加藤氏の実家が右翼団体幹部に放火された事件について「対談記事が掲載された十五日に、先生の家が丸焼けになった」と軽い口調で話した。約三百五十人の会場は爆笑に包まれた。言論の自由を侵す重大なテロとの危機感は、そこにはみじんもなかった。…

 太字の発言がどのような文脈で為されたかは不明だが、ここに書かれている事が事実なら恐ろしい。加藤氏の自宅放火事件に対して、「当然だ」「ざまあみろ」と内心思うのは構わないだろう。しかし政治的な立場にいる人間が公言しそれに対して協賛する人々がいると言う図式は問題だ。こうした事件は決して爆笑ネタではないのだ。
 かつて五・一五事件二・二六事件があったとき多くのメディアは批判的な追求を避け沈黙した。それだけではなく多くの庶民が「手段はともかく気持ちは分かる」と反乱者に対して同情的だったという。残念ながら国民の暗黙の協賛はその後、目的が正しければ手段は正当化されると言う解釈に繋がった。五・一五事件では当時の政党政治の腐敗に対する反感から犯人の将校たちに対する助命嘆願運動が巻き起こり、将校たちへの判決は軽いものになったが、このことが二・二六事件の陸軍将校の反乱を後押しするきっかけになったという。二・二六事件も天皇が厳しい処罰を希望したから厳しく断罪されたのであり、そのままではこれも穏当な処罰のみで済んだだろうと言われている。

参考Link:全体主義へ
「しずない通信」さんのこのニュースを参照させていただきました。

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