ホバリングへの道2
相変わらず休みになる度に懲りずにヘリ(XRBシャトル)を飛ばしている。ホバリングの方はようやくバッテリー持続時間(12〜3分?)中はなんとか飛ばせ続けられるようになってきた。とは言えまだ安定にはほど遠く、部屋の中をあっちへふらふらこっちへふらふらしているのが実情だ。下手に飛ばせるようになったせいもあるのだろう、ついつい大胆な飛ばし方をしてローターの損傷も増えてきた。最初にヘリを買ったとき店の人が「ローターは消耗品だから」と半ば無理矢理交換用ローターを付けてくれたのだが、やはり店の人の言うことは正しかった。
それにしても中途半端にとばせるようになると、日頃イメージしているホバリングがいかに凄い状態か痛感する。風のない室内でも安定しないのに、レスキューなどでは突風吹きすさぶ中で人を釣って空中にぴたりと静止しているのだから驚きだ。
ところで実際に飛ばしてみて感じたのは、右スティク(スロットル)操作の難しさである。他の操作(前後・左右)などは慣性の法則が働く分面倒とはいえまだそれほど変な癖はないのだが、機体の上下だけは慣れるまでは相当難しい感じがする。なにがそんなに難しいかというと、重力に逆らって飛んでいるだけあって上昇は恐ろしく鈍いのに下降はすぐに落ちてしまうからだ。したがってスティクも上に切るときは大胆に、下に切るときは慎重に操作しなくてはならず、しかもバッテリーで動いている都合上、電池切れに近づくにつれてパワーが落ちていくので、後半になればなるほどスティクを上げ気味にしなくてはならないのだ。また6畳といってもモノが多い部屋で飛ばしている関係か、何カ所か部屋の中に危険地帯があるようだ。部屋の位置によっては吸い寄せられるような挙動を示すときがあり結構操作に気を遣う。最初は調整不良かとも思っていたが部屋の位置によっては安定するので、おそらく自分の風の吹き返しが家具で回り込んでいるのだろう。
きっともっと広いところだとずっと快適に飛ばせるに違いない。これを飛ばすようになってから、銀座や新宿の地下街や室内球場などでヘリを飛ばしたらどんなに快適だろうと妄想するようになってしまった。
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