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January 31, 2007

ガッチャピン

Gacapin

 浅草近辺はバンダイのお膝元だけあって、面白い被写体に事欠かない。
写真はガッチャマンの格好をしたガチャピンの巨大ぬいぐるみ。小学生ぐらいの背丈がある代物だ。

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January 30, 2007

雑誌「SAPIO」でもワーキングプアー特集

 労働者の劣悪な環境の告発やワーキングプアーと言ったテーマは、少し前までは「世界」や「週刊金曜日」などの左派系と言われる雑誌でしか取り上げられなかったテーマだったと思ってたが、この前の「SAPIO」でも取り上げられているのを知ってちょっと意外な感じを受けた。まあ本来こうしたテーマ自体、政治的立ち位置から論ずる話では無いので別に驚くことでは無いのかも知れないが、それでも政治的スタンスが180°違うこれらの雑誌が同一のテーマを扱うようになったというのは感慨深いものがある。
 そこで書かれた内容だが森村卓郎などそうそうたる面子が書いており、内容としては以前「世界」で読んだ同様とさほど違いは無いようだ。それにしても左右両方から批判される阿部政権の今の経済政策と言うのはいったい誰が支持しているのだろうか?
 そろそろ日本の政治も左右の対立ではなく貧富の対立軸から見なくてはならないのだろう。

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January 28, 2007

今年はメディカルツーリズムが一般化するのだろうか

 以前、日本でもメディカルツーリズムが流行るかも知れないという話しを書いた。そのときにはそれでも「保険もあるのにわざわざ外国の病院に行くなんてと」言う風潮だったと思う。書いていた当人でさえ、いつかはそうなるにしても遠い先の話だと思っていた。
 しかし先日も書いたように現実は予想を超えて厳しい状況に向かいつつあるようだ。外からは分からないがWeb上の医療関係者の間では医療崩壊は秒読み段階に入ったとまで言われている。そして、それを避ける為もあるのかメディカルツーリズムも想像以上に速いペースで日本でも浸透しつつあるようだ。J-CASTニュースの記事によるとタイのバンコク中心部にあるバムルンラード国際病院は一年間で4万人強の日本人を受け入れたと書かれている。まだ来院する理由は日本では保険のきかない視力矯正や健康診断が中心だとはいうものの、病身側のメニュー(完全日本語化されている!)では日本で減少しつつある産科や心臓外科などの項目もあり、これらの需要が増えることも見越しているようだ。
 アメリカのように日本も出産や心臓手術で海外に行くのが普通になる日が来るのかも知れない。

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January 27, 2007

医療崩壊への道

最近、医療関係者の方のBlogを読んでいるのだが、私たちが想像する以上に現場の状況は悪化しているようだ。そして今年になってからは多くの医療系Blogでは崩壊は秒読み段階に入っていると言うショッキングな報告が相次いでいる。本当はそれらを上手くまとめて書きたいのだが、専門的なジャンルなので手が出せない状況だ。そこで「新小児科医のつぶやき」さんのコメントに良くまとまったコピペが貼られていたのでそれを紹介しておこう。

# 774氏 『 医療崩壊のまとめ(某スレより、一部改変):良くまとまっていると思い、申し訳ありませんが、コピペさせていただきます。

総論:勘違いっていうか勤務医師不足は以前から指摘されてたけどね。現場が踏ん張ってきたけど。踏ん張っていた人を犯罪人扱いし始めた(福島・奈良の件ね)のが崩壊の決定打だと思うよ。

1.もともと勤務医は不足していた
 勤務医って労働基準法完全無視の状態で働いたからね、もともと不足していたw。自らの使命感に燃えて、患者の生命優先で働くと昼夜問わず働かないといけなかったけど、昨今の情勢(福島・奈良事件等)でトサカにきた勤務医が燃え尽きて遵法闘争または逃散を始めてしまったと。そしたら足らなくなるのは当然だわ。

2.医師数の捏造
 厚生労働省は医師数は増加してると言うけど、引退した人完全無視だもんねw 医師免許持ってて別の仕事してる人とか 寿退職した女医とか無視。実労勤務医師数は減ってるよ間違いなくw あと、医師数を抑制していたのは医師会とか言う人いるけど少しぐぐれば分かるよw。違う、医師会にそんな力なんてない しかも医師会は開業医の団体 今不足してるのは勤務医。もし医師会に強い政治力があるとするなら国公立病院の95%以上が赤字になるまで診療報酬が下げられるわけ無いでしょw。医師数を抑制してきたのは財務省の走狗の厚生労働省。医師数の増加=医療費の増大になるからね。

3.女医の増加
 いろいろ言われてるけどやっぱり大きいよこれ。新人医師の4割が女性だとしたらそのうちの何割かは寿退職w んで当直とかの労働しないわけで医療界でも完全に逆差別起こってるし、男性勤務医が奴隷化してるw

4.給与格差
 民間と国公立比べると本当にひどいと思うよ。総合病院で一人の勤務医が稼ぐ金額はおよそ年1億。んで医師の給与は民間約1200-2000に比べ、国公立は800-1600ぐらいだと思う。そりゃ民間に逃げるわ。年400万も差があれば、なんでこんなに差が出るんでしょうねw

5.医師の労働量の増大
 医療が高度化するとやること増えるのはわかるよね。あと、インフォームド・コンセントwとか患者に説明する時間も必要になった。しかも訴訟対策用にね。昔は「お任せします」の方が多かったけど、今はそうじゃないからね。あと 何回も説明求める患者もいる。無い時間をなんとか作って説明するけど、医療側からすると説明って1円にもならない。

6.高齢化社会
 まぁ言わずもがなw 散々やりたい放題してきた団塊世代が定年を迎えます。医療が必要になる人口はますます増えます。この世代の血管って今の老人より間違いなくボロボロ;脳卒中、心筋梗塞、脳血管性痴呆患者は増えてく一方だと思う。今でさえ 需要>供給なのに、それが加速されていく。

んで、医療崩壊なんだが、自由診療にしたがってるグループがあるのよ。
 外資保険会社:世界一と言われる日本人の預貯金を虎視眈々と狙ってます。
 厚生労働省:国民の健康より天下り先の確保と財務省を怒らせないために医療費の抑制しか考えてませんw
 あと、援護射撃してる一群
 マスコミ:外資保険会社に逆らえませんw 捏造・恣意的報道なんでもありです。
 司法:なんだか良く分からないけど医療にも業務上過失致死だそうですw 現場からしたら防衛医療に徹するしかなくなるわけですが。
 DQN患者群:これはどの職業でもあるでしょうね でもこの状況では診療を断れるほうに逃げるのは当然でしょうw

それにしても日本の医療保険制度の重要性と、崩壊の危険性はずいぶん前からいろんな所で目にしていたにもかかわらず、結局は大して取り上げられることなくここまで来てしまったことが残念でならない。
イギリスの思想家カーライルの有名な格言に「経験は最良の教師である。ただし授業料が高すぎる。」と言うのがあるが結局、私たちは失ってからその大切さを痛感することになるのだろう。

追記:新小児科医のつぶやき - デスマーチ・プロジェクト
同じ「新小児科医のつぶやき」の新しい記事が同じテーマでさらに突っ込んで書いてあったのでLinkを追加した。

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January 26, 2007

暗礁にのりあげそうなGalileoと順調に進むGlonass

 以前もGPSの対抗システムであるGlonassとGalileoについて書いたが、最近の情報によると当初の予想に反してGalileoの前には黒雲が立ちこめているようだ。

金と政治のブラックホール」になるGalileo計画

1年あまり前、欧州宇宙機関(ESA)は衛星ナビゲーションシステム「Galileo」の初の衛星を打ち上げた。米国のGPSを補完し、航空宇宙・衛星業界のビジネスを構築することを目指し、数十億ユーロをかけた欧州の取り組みだ。
 だが今日、この計画は金銭的・政治的なブラックホールになりつつあるようだ。コストはふくらみ、どの国に本部を置くかをめぐる論争が起き、そして最大の支持者は、どうやって利益を出せばいいのか分からないと認めている。
 米軍が冷戦中に開発し、今も空軍が運用するGPSとは違って、Galileoは複数の民間の企業や政府機関が構築、運用する。Galileoの支持者らは、このため同システムは防衛上の緊急時にもシャットダウンされず、より信頼性が高くなると主張していた。米軍は1983年にGPSを民生利用に開放して以来、信号を遮断したことはない。
 だがこうした約束にもかかわらず、Galileoには問題が山積みだ。2005年12月に1基の衛星が打ち上げられただけで、2基目は最終テスト時のショートが原因で、2006年秋という当初の予定に間に合わなかった。現時点では打ち上げは今年に予定されている。この失敗をよそに、EUは2010年末までには30基すべてを軌道上に載せたいとしている。
(中略)
 Galileoシステムの推定開発コストは、1999年の当初の見積もり9億158万ユーロをはるかに超えて急増し、現時点では38億ユーロと予測されている。これは故障防止のためのセキュリティ強化、ソフトのアップグレード、人件費・マーケティング費用の上昇、Galileoの使用する周波数をチェックするために必要な追加のテスト衛星2基のためだとEU関係者は説明してきた。
 もう1つ問題がある。民間セクターが資金の大半を提供するという計画はガタガタで、Galileoの民間パートナーは今も、どうやってリターンを得られるかの明確な見通しが立たない中での投資に消極的だ。
ITmedia Newsより

 これに対し順調なのがロシアのGlonassである。一時はソ連崩壊とその後の経済的ごたごたで衛星を維持することが出来ずまともに稼働している衛星も8機まで減少したものの、その後のロシア経済の復興や2005年にインドとの間で結んだ合同事業などにより(インドとGLONASS-Kシリーズの開発費を共有し、衛星もインドから打ち上げるというもの)衛星は順調に復旧し今の時点で稼働している衛星は15機までに回復した。ロシアは現在、設計寿命7年以上のGlonass M衛星を開発し、ロシア全土をカバーできる18機の配置を目指している。
さらに現在、重量を50%以下に減少させたGLONASS-K衛星を2008年までに開発する計画で、これが実現すればより打ち上げコストが安く信頼性のきわめて高いSoyuz-Uロケットを使って打ち上げることが出来るので、打ち上げコストと回数は大幅に向上することになるだろう。これにより2009年までにはフルシステムの24機体制を目指している。
 なおGlonassは今年元旦から民間にも開放されている(筈である)。

前回の記事:もうひとつのGPS"GLONASS"

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January 25, 2007

再びロシア料理を作ってみた

Beef_stroganoff1

Beef_stroganoff2

 前回に味を占めて今度はビーフストロガノフを作ってみた。作り方は思ったよりも簡単で、まず細く切った牛肉をバターを引いたフライパンで炒め、塩胡椒で味付けし火が通ったら一旦皿に空け、次にタマネギとマッシュルームをバターできつね色になるまで炒めたら、小麦粉をちょっと加えてさらに炒めたものに先ほどの牛肉とサワークリーム、トマトピューレを入れて軽く煮たら、塩胡椒で味を調えれば出来上がりである。
 ちなみにサワークリームが無いときはプレーンヨーグルトと生クリームを混ぜたもので代用できる。
それにしても普通レストランでしか食べられないものでも、意外と簡単に作れるものなのだ。

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January 24, 2007

「あるある大辞典」捏造番組を作った「日本テレワーク」制作番組リスト

 「天漢日乗」さんの所やWikipediaで「あるある大辞典」捏造番組を作った「日本テレワーク」の制作した番組リストが載っていたのでちょっと転載。

・「発掘!あるある大事典2」:「食べてヤセる!!!食材Xの新事実」(納豆ダイエットの回)フジテレビ
 実際には行っていない実験結果や大学教授の翻訳コメントなど恣意的に改ざんし、番組内容のほぼ全編を捏造して放送
・「教えて!ウルトラ実験隊」:「舌下減感作療法」テレビ東京
 臨床実験で事実を歪曲し虚偽の臨床結果を放送
・「カスペ」:『今、日本がおかしい! 現役ドクター大告発!』
 偽の医師を雇い、あたかも医師が発言しているかのような内容を放送

その他現在制作に関わっている番組(今のところは内容の捏造は確認されていない)
・トリビアの泉 ~素晴らしきムダ知識~
・情熱大陸
・素敵な宇宙船地球号
など

しかしデータ捏造などは今に始まったことではなくこれまでも再三行われてきた経歴を見ると他の番組も怪しいものである。

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January 23, 2007

ロシア料理を作ってみた

Material1

Salmon_mushroom

 たまたま有隣堂で「家庭で作れるロシア料理」と言う本を見つけて買ってしまう。なにせ、こうしたちょっと変わった外国料理は高いレストランでしか食べるすべが無く、気が向いたときに食べるためには自分で作るしかないからである。
 そんな訳で早速、帰宅後に作ったのが上の2点。キノコのサワークリーム和えとサーモンとキノコのサワークリーム煮である。作り方はバターで材料を炒めて塩胡椒で味付けし、サワークリームにマヨネーズを混ぜたものを掛ける(キノコのサワークリーム和え)と言ったものでこれなら家でも作れそうだ。興味のある人はリンク先の本を見て作ってみるといいだろう。

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January 22, 2007

しめじとベーコンのパスタ

Simeji_bacon_pasta

冷蔵庫にしめじとアスパラガスとベーコンが残っていたのでパスタを作る。
何故かワインも残っていたのでしっかり昼から飲んでしまった。

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January 21, 2007

あるある大辞典のデーターが捏造だったようだが

 あるある大辞典の納豆ダイエットの回が捏造だったのが話題になっている。ちなみに今回たまたま騒ぎになったが、実はこの番組の以前の特集「ところてんダイエット」などもデーターが捏造されているのは世間ではあまり知られてないようだ。
 ところでマスコミは早速この問題を受注した下請けのせいにして逃げ切るつもりであるようだ。毎日新聞では「<番組ねつ造>制作受注会社、他テレビ局でも問題に」と言うタイトルで記事を書いているが、他のマスコミもこの記事に追従して矮小化を図るのか注意深く見る必要があると思う。
 それにしてもこの前の不二家バッシングに対する反応にせよ、どうしてすぐ人々はこうも乗せられやすいのであろうか。ちなみに不二家の件はこれだけ騒ぎになっている割には裏でゴールドマン・サックス証券などがインサイダーまがいの方法で空売りをしていることは不思議と話題になっていないようである。

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January 20, 2007

中国、衛星破壊実験に成功

 以前、衛星攻撃レーザーのテストなどをしていた中国だが、今回は弾道ミサイルを使用してついに衛星破壊実験に成功した。まずはその内容を中国新聞ニュースから引いてみよう。

 【ワシントン18日共同=辰巳知二】中国が高度約八百五十キロの宇宙空間で、弾道ミサイルに搭載した弾頭で老朽化した自国の人工衛星を破壊する実験に成功し、米情報当局が詳細を確認中だと米航空専門誌が十八日伝えた。スノー大統領報道官は同日の記者会見で、中国に既に懸念を伝えたと述べ、実験情報を事実上確認した。
 中国による衛星破壊実験が表面化したのは初めて。実験の成功が事実なら、有人宇宙飛行に成功するなど「宇宙大国」化を目指す中国が、米国などの軍事衛星に対する直接攻撃能力を獲得したことを意味し、宇宙空間をめぐる米中間の緊張が新局面に入ることは避けられない。
 米政府当局者によると、米国のほかオーストラリア、カナダも中国に懸念を伝え、日本、英国、韓国も懸念伝達を準備している。国際社会の警戒感が一気に高まるのは必至だ。
 同専門誌エビエーション・ウィーク・アンド・スペース・テクノロジー(電子版)によると、実験は米東部時間の今月十一日午後五時二十八分(日本時間同十二日午前七時二十八分)に行われた。中国の衛星発射センターがある四川省西昌の上空付近の宇宙空間で、弾道ミサイルを直撃し破壊する「キネティック弾頭」により、一九九九年に打ち上げた気象衛星「風雲1号C」を破壊した。
 同誌は、残骸(ざんがい)が「宇宙のごみ」として、他の衛星などに悪影響を及ぼす可能性も指摘。CNNテレビは、今回の実験前、中国が計三回の失敗を繰り返していたと伝えた。
 米国は八五年を最後に衛星を標的にした同種の実験を実施していない。
 米中は、米航空宇宙局(NASA)のマイケル・グリフィン局長が昨年秋に訪中するなど、宇宙科学分野での交流を強化しているが、今回の実験による影響は避けられないとみられる。

Wchina19
上記の図版はイギリスのTelegraphの記事より。

 なおGlobalSecurity.orgの記事によるとベースになったミサイルは中距離弾道ミサイルDF-21 / CSS-5で射程1800km、弾頭の重量は600kgとしている。これにより中国は旧ソ連(ロシア)、アメリカについで衛星破壊能力を持った国となったわけである。

関連News:対衛星兵器実験:ジュネーブ軍縮会議でも議論か
毎日新聞の記事。今回の実験でジュネーブ会議でも対衛星兵器が取り上げられる可能性が出てきたものの、宇宙の軍事利用では米国が先行しているため、新条約制定へ向けた機運が高まっても中国を利するものになると言う。

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January 19, 2007

食欲と写真

Caerry_pai

Meuniere

 なるべく日常でも気になった光景があれば写真を撮るようにしてるのだが、気がつくといつの間にか食べ物の写真ばかりが増えている。やはり根が食いしん坊だからなのだろうか。
ちなみに上が朝食のダークチェリーパイ、下が夕食のイタリア風タラのムニエルと温野菜のオリーブオイル掛けである。まあ名前は大仰だが、単にバルサミコソースを買ってみたので作ってみただけのものにすぎない。

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January 18, 2007

日本で外国語を話すとどうなるか

tufuk[today's news from uk+]:アイルランド語でアイルランドを旅してみたら…を読んで日本だとどうなのだろうとふと思った。もちろんアイルランド語を話してみると言うのではなく、英語などの他の言語を話した場合の話である。と言っても私はネイティブに話せる外国語は無いし、かろうじて使える英語とロシア語にしても相当に怪しいものだからもちろん自分では試せない。なにか参考になるものは無いかと記憶をまさぐって、かつて一緒に働いたアメリカ人の同僚やアメリカ人の友人の事を思い出した。
 その時の経験から言うと、自分も含めて私たち日本人は相当に外見の見た目に影響を受けるのではないだろうか。もうちょっと具体的に言うと、外見が日本人に似てない限りはどんなに流ちょうに日本語を話しても「うさんくさい奴」もしくは「変な外人」と言う見方をし、かと言って外見が日本人に似ていると今度はなかなか外国語でのコミュニケーションを受け付けてもらえないと言うことである。そういえば友人のアメリカ人は奥さんが日系アメリカ人であったため、外に出るとたいていの人が奥さんを通訳として話そうとするのでとても困ったと言っていた。一人だと最初から英語で話してくれる公共機関の窓口でも、奥さんといるとなかなか英語での会話を受け付けてくれないと言うのである。
 しかしこれが英語以外の外国語だとちょっと事情が変わってくる。例えば中国語で話すとどうなるかという典型的な例が新書「中国語はおもしろい」に載っていたのでその部分を抜粋しよう。

もう一つは、私が中国語を話していると、「ずいぶん日本語が上手なんですね」とほめてくる日本人が珍しくないのである。「中国語が」ではなく「日本語が」。自慢するわけじゃないが、親の代から東京生まれの東京育ち、標準語がなまっているとしたら東京訛りの私である。それなのに、在広州日本国総領事館の職員も原宿の日本料理屋のウエイター口を揃えて「日本語が上手ですね」ときたもんだ。それはつまり「中国人にしては」という意味だろう。どうして当たり前に日本語を話している日本人をつかまえて中国人と間違えるのか。中国語を話したくらいで。しかも総領事館ではパスポートまでかざしていたというのに。

 このようにアジア系の言語を話すと今度は日本人であっても今度はなかなか日本人と認めてくれなくなるらしい。ここらへんの対応は言語がコミュニケーションの手段であるアメリカや中国などの他民族国家と、アイデンティティの要になっている日本などの単一国家(注)との違いが現れているみたいで面白い。
 さて最後にロシア語の場合どうなのかについて私の少ない経験を書いてみたい。結論から言ってしまえば、多くの日本人にとっては白人系の人が話す言葉は全て英語だと思っているようである。昔見たマンガ「意地悪ばあさん」のエピソードでアポロ月着陸を祝ってばあさんがロシア人相手に、英語で"Happy"とまくし立てて怒らせると言う話があるが今でもそれはあまり変わってないのではないかと思う。

注:正確には日本はアイヌなどの少数民族がいる非単一民族国家である。

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January 16, 2007

フラット化するWebと写真

 最近、Webの仕事が増えてきた。しかも中途半端にシステム周りまで知っていることもあって、システムがらみの仕事が増えている。もちろん私はプログラマーでは無いので本格的なシステム構築などは専門家に回すのだが、最近は良くしたもので様々な機能を持つCGIやPHPなどが広く公開されているので、それを使えばたいていの事は何とかなる。そして最近は写真もこうした素材に近づきつつあるようだ。
 一昔前まで写真の素材集というと、種類も少ない上に解像度やクオリティに制限があっていまいち使い勝手が悪いものだった。しかし今では素材集も膨大な種類が出ている上に、オンラインで全世界の素材を参照出来るようになってきて俄然使えるものになってきた。さらにオンラインフォトサービスの中には、ソーシャルブックマークではないが、各自が作ったフォトライブラリーをシェアすることによって、その写真を全世界から利用したり、逆に写真を登録した人には使われるランクに応じてフィードバックが得られるようなシステムが出来つつあるので利便性はさらに高まることだろう。
 考えてみればこれはものすごい事である。全世界から常時アップされ続ける写真を好きなだけ検索して(条件が折り合えば)すぐに利用することが出来るのだ。だが利用する身としてはありがたいものの、撮影者として見れば逆に全世界と競争する事態にもなりかねない。
 はたしてこれがどんな変化をもたらすのか想像もつかないが、一つだけ言えるのは置き換えの利く仕事をやってる限り写真家もいずれは全世界ベースの競争に巻き込まれることになるのだろう。果たしてその時、自分は生き残れるのか少し心配になっている。

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January 15, 2007

東京駅のドールハウス

Doll_house1

Doll_house2

 東京駅で見つけたドールハウス。某化粧品メーカーの広告でもう一年以上前からあるそうだが、単なる広告を超えた立派なもので見応えがある。仕事からして単なる広告代理店の仕事ととは思えないのだが、いったいどこが作ったのだろうか。

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January 14, 2007

本城直樹風動画

 ネットで見つけた本城直季風の「動画」。オリジナルの本城氏はスチル写真の人なので誰かが動画にするだろうとは思ったがどうやら作った人が出たようだ。それにしても本城氏の写真がブームになっても、なかなかそこから動画を作ろうと思う人が出ない当たりが「コロンブスの卵」的で面白い。
 とはいえこの作品、調べると2005年の学生CGコンテストの優秀賞だというから、単に自分のアンテナの感度が鈍っていたのかも知れない。

参考Link:本城直季について

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January 13, 2007

スナップ写真考

Takageta1
一本下駄を履く男:ごらんの通りスナップはなかなか難しい

 ストリートスナップと言えば昔は木村伊兵衛やアンリ・ブレッソン、今だと梅佳代(参照1)(参照2l)あたりが有名なのだろうか。常にカメラを持ち歩き、日常に潜む面白い光景や素敵な光景を切り取るという撮影方法は、一見簡単そうだが実はかなり難しい。人は普通、カメラを持ち歩かないし、仮に持ち歩いていても「あっ」と思ったときにはもうシャッターチャンスを逃しているからだ。それに仮にきちんと撮影できる状況だとしても今度は相手に警戒されずに写真を撮らしてもらうことが壁になる。隠し撮りと言う手も無くはないが、最近の世知辛い世の中ではそれこそ不審者として通報されることにもなりかねない。
 そのせいもあるのだろう。最近のストリートスナップをとる写真家は人当たりの良い好々爺や女の人が多いようだ。それでもこうして撮った写真を公表するためには相手と交渉して承諾を得る必要があるわけで、なかなか難しいものがある。対人交渉が得意ではない自分には及びもつかない世界であるが、これこそ写真以外のスキルがものを言う世界なのかも知れない。

 そんな私でもたまにはストリートスナップのまねごとをするときもある。少し前の電車の中の犬や正体不明の謎のオブジェなどを見つけたときだ。「老人と子供を対象にしたストリートスナップは卑怯者の写真」と言うフレーズもあるように、(撮るときに)抵抗できない相手を撮る行為はあまりフェアとは言えないのだが、まあこの前の写真程度なら許されるだろう。とはいえ例え被写体が意志を持たないオブジェで動かないものであっても、簡単だとは限らない。カメラを持ち歩くという行為は思ったよりも大変だし、たいてい面白いものを見つけたときに限ってカメラが手元に無いものなのだ。そのためには常に習慣としてカメラを身につけている必要があるし、(たとえそれが動かないものであっても)「あっ」と思った瞬間にはシャッターを切れるように訓練しておく必要がある。なぜならそんなときに限って、こっちが移動する車の中だったりするからだ。
 それでもハード的には最近はずいぶん楽になったのだろう。いまやデジカメはどんどん小さく軽くなってる上に、全自動でピントや露出はおろか手ぶれ補正までしてくれる。願わくはこうした技術が盗撮などで悪用されることで規制されないことを願っている。(注)

注:残念ながらすでに赤外線写真、デジスコ(望遠鏡とデジカメを組み合わせることで常識を越えた倍率で撮影が出来る)などは今ではすっかり盗撮の世界でも使われるようになってしまい、良識ある本来のユーザー(天体写真家など)がとばっちりを被るようになってしまった。

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January 12, 2007

気になる小型ラジコンヘリ

 日本でもハニービーで火が付いた室内用超小型ラジコンヘリだが、アメリカではもっと凄いものが出ているようだ。それがTechnobahn経由で知った、世界最小の市販されているラジコンヘリ「マイクロ・モスキート」で、このサイズながらハニービーと違い、前進後退上下左右自由自在に飛行できる本格的なラジコンヘリとなっている。しかも小型ラジコンヘリらしく、滅多な事では壊れないそうだから素晴らしい。早速気になって調べてみたところ、zumeさんのブログに詳しい情報が集まっているようだ。リンク先では2台で戦わせたり、ヘリでペットを構ったりしている動画が載っていてものすごく面白そうだ。
 うーむ、かなり欲しいがアメリカ製と言うことは送信機がモード2(スロットルが左スティック)なんだろうなあ。これって日本と逆なので、せっかくXRBに慣れた身としてはちょっとつらいものがある。

参考Link:小型電動RCヘリコプター関連情報
そのほかの様々な小型ラジコンヘリに関する情報。

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January 11, 2007

単なる日記

 今日は朝から歯医者で痛めつけられたので、仕事も何もはかどらない。それにしても去年から延々と通い続けているが、いつになったら気兼ねなく食事が出来るようになるのだろう。そんなわけで昼間は映画「マラソンマン」に出てきた歯医者の拷問シーンを思い出しつつ唸りながら作業をしていた。
 唯一の素晴らしい収穫は4×5のポジからのプリントが上がってきたことだろう。六切りでも一枚1000円以上する金額に恐れをなして、たまにプリントするにしてもせいぜいベタ焼き止まりなのだが、改めてプリントを見てみると想像以上に素晴らしい。デジタル技術が進んだとはいえ、これまでのアナログ技術の集積はやはり大したものだ。これがヨドバシなどの大手カメラ量販店で頼めるのだから、アナログもまだまだ捨てたものではないのだろう。久しぶりに4×5を引っ張り出して写真を撮ってみたくなった。

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January 10, 2007

ぬいぐるみではありません

Dog_in_rucksack1

Dog_in_rucksack2

地下鉄の中で見かけたまるでぬいぐるみのようなわんこ。よくしつけられているのか、当人(当犬か?)は見慣れない風景に興味津々風で時々ひょこひょこと頭をのばすものの、大抵はおとなしくしていてちょっと目にはぬいぐるみみたいだった。

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January 09, 2007

ロシア・アバンギャルドについて再び

 以前、Web上にロシア・アバンギャルドに関する情報が少ないと言う話しを書いたが、あれから多少は改善されたのかWikipediaのページも増えてきたようだ。どうやらロシア・アバンギャルドではなくロシア構成主義の項目の方に充実が計られたらしく、そこから多くの作家が参照できる。
 ただロシア構成主義というのはどうだろうか? 実はこの運動の名称に関しては今でも論争が続いている項目なのだ。と言うのも意外に知られていないことであるが、当時ソビエト内ではアバンギャルドと言う呼び名は使われておらず、ロシアアバンギャルドと言う呼び名は後世の人がつけた名称だったという事情もある。当時は未来主義・スプレマティズム・構成主義などを掲げた細かなグループが各自で活動していて、それらをひっくるめて今の私たちがアバンギャルドと呼んでいたのだ。
 まあ、気になることがあればまずは自分で書いてみろというのがWikipediaの方針でもあるので、久しぶりに休眠中のアカウントを引っ張り出して、いくつかの項目を追加してみた。それにしても見たところ、まだまだ書かれていない事は多そうである。

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January 08, 2007

幻のアイヌのお酒

 以前、アイヌ料理店「レラ・チセ」に行ったときからずっと気になっていたことがある。それは様々な本格的アイヌ料理を出すこの店で、何故かお酒だけは無いことだ。いや正確に言えばちょっと違う。たしかにお酒はあるにはあるのだが、アイヌの食文化とは関係の無い札幌の地ビールや普通の日本酒などしか置いてないのだ。アイヌはお酒を飲まない民族だったのだろうか。
 同じ疑問を持った人もいたのだろう。同じ質問をお店の人にした人がいたらしい。それによると神事の際は飲むものの日常の食事で飲む習慣は無いと言う。そうした話しに尾ひれが付いたのか、アイヌ文化を研究している大学の先生の中でもアイヌはお酒を飲まない民族だと言う人もいるそうだ。その人によればアイヌの飲酒の習慣は和人(日本人)が持ち込んだもので、お酒も交易で和人から入手していたという。
 確かに北海道を統治していた松前藩がアイヌ人との交易でお酒やタバコをやりとりしていた事実はある。なんとなくそこには、ヨーロッパ人がアメリカインディアンやイヌイットにアルコールを大量に持ち込んで弱体化を図っていたのと同じ匂いを感じて嫌なのだが、ひとまずそれは置いといて本題に戻ると実はアイヌのお酒はちゃんとある。それはヒエを原料としたどぶろくのようなお酒で「ピヤパトノト」と呼ばれていたものらしい。
 では何故こうしたお酒は今どこを探しても見つからないのだろうか。どうやら最大の理由は酒税法にあるらしい。
ご存じの通り酒税法では登録された業者しかお酒を造ることは適わない。今では大分緩和されたが、かつては既存の小売業者を保護し酒税の安定した賦課徴収を図るために、新規参入者に対しては厳格な制限が課せられた。これによれば例え神事の為に販売しなくても酒造りは犯罪になってしまう訳である。おそらくそうした事もあってアイヌの酒造りの文化は広まらなかったのだろう。またアイヌ人に対して日本政府が徹底した同化政策を長年していたこともそれに追い打ちをかけたに違いない。
 惜しむらくはその酒造りの文化が今では専門店や現地の人の間でさえも失われつつあることだ。酒税法も緩和され地ビールなどがあちこちで作られるご時世だからこそ、どこかで再現してくれることを望んでいる。

参考Link:農家が教えるどぶろくのつくり方
酒税法などで自家酒造が禁止されるまで日本各地にあった自家酒造の方法を紹介した本。もちろんピヤパトノトの作り方も載っている。

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January 07, 2007

ロシア語のWebを訳している

 ちょっと読みたいものがあったのでWeb上のロシア語の文を訳している。と言うのも読める人間が多数いて翻訳された文章が割合簡単に手に入る英語-日本語や、もともと文章構造が似ていて機械翻訳を通すだけである程度意味がわかる韓国語-日本語、漢字さえクリアすれば何となく意味がわかる中国語-日本語と違い、ロシア語の文は腹をくくって自分で訳さない限り決して内容が判らないからだ。(一応、ロシア語-日本語の機械翻訳も有るにはある。参考、しかし試してみたところ殆ど使い物にならなかった)
 まずは翻訳の下準備としてWebの文をプリントアウトしてみたのであるが、その長いこと長いこと、Web上ではほんの数ページの文であっても、思ったよりも文字数の多いことにびっくりしてしまった。実はネット上の翻訳サービスで結構リーズナブルそうなところを知っていたので、いざとなればそこに頼めばいいかななどと高をくくっていたのであるが、仕事ならともかく私的な用事や関心では完全に足が出てしまうことが判明した。やはりどうあっても自力で何とかするしかなさそうだ。
 さてプリントアウトされた36ページにも及ぶプリントを見てると、取りかかる前に気が遠くなりそうな感じだが、そこはやってみるしか方法がない。観念して取りかかったのだが、想像していたよりは訳せそうな感じがしてきた。日本語ほどではないが意外と多くの言葉が英語などからの借用語だったのも読む助けになっている。とはいえ時間は膨大にかかる。結局8行を訳すだけで30分あまりもかかってしまったので、この調子ではいつ終わることだろうか。それでも意味が取れない文章はなく、判らない部分は単にその単語を知らないからというのは、ある意味意外な感じだった。いつまでたっても向上した感じがしないロシア語学習ではあるが、多少なりとは効果は上がっているようである。

1/15追記:某所で聞いたが、ロシア語→英語の機械翻訳はかなりの精度があるそうで、英語が得意ならこれでかなり何とかなるらしい。やはり冷戦時代の対ソ研究の成果が反映されているのだろうか。

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January 06, 2007

ゲームは地方からパチンコに浸食される

 元々、田舎と縁遠い生活をしているのであまり気づかなかったのだが、どうやら地方でゲームをしようにもゲームセンターもなければゲーム機やソフトもほとんど売られていないらしい。それでは何がその代わりになっているかというとどうやらパチンコがその代わりになっているようなのである。たしかに地方にはパチンコぐらいしか娯楽が無いと言う話しはよく聞くが、どうやら本当にそうなっているようなのだ。もちろんネットを使えば情報も入ってくるし、通販だって問題ない。だがそんな環境でゲームをやってくれるのは元々ゲームに興味がある人だけで、多くの人は身近にあるものを選択するものなのだ。
 以前の記事でも書いたが、いまやパチンコ・パチスロはゲーム業界のみならずアニメやマンガとも融合しつつある。昔のジャンプの漫画のタイトルを冠したパチスロ機は山のように存在し、その液晶画面の映像は今や大手CG会社やゲーム会社が作っていたりする状況だ。私は別にパチンコ・パチスロ業界に恨みはないが、今の状況を見ていると軒を貸してひさしを取られる状況にならないかと少し心配になってくる。

参考Link:
ゲーマーの目:田舎ゲーマーの嘆き(フレッシュ)
ゲームデザイン=メンテナンス=ベイ:ゲーム過疎地の実情
なつみかん@はてな-オタクは地方で生き残れるか
オタクコンテンツにおける地域格差

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January 05, 2007

ホバリングへの道5

 結局、正月休み中はたいしたことが出来なかったといいつつ、しっかりラジコンヘリだけは飛ばしていた。
最近はようやく安定してホバリングが出来るようになってきたので、ピルエット(その場でグルッと回る)や、側面ホバリング(機体の側面に立った状態でホバリングさせる)などに挑戦してみた。
 これが意外に難しい。ピルエットはあっさり出来たのだが側面ホバリングを始めたとたん、ヘリを始めたばかりのように指がなかなか動かない。やっていることはこれまでと同じ筈なのに機体の向きが変わっただけで、とっさにどちらに動かせばいいか分からなくなってしまうのだ。そんな訳で久しぶりに墜落させてしまい、またもやローター交換をする羽目になった。おまけに墜落時に調整がずれてしまったらしく、その後立て続けに墜落させてしまい、さらにローターを消費してしまった。やはりラジコンヘリは精密機械なのだ。
 それにしても本当にラジコンヘリは奥深い。きちんと飛ばすためには機体がどんな状態であろうと考えずに指が動くようにしなくてはならないが、まだまだ時間がかかりそうである。

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January 04, 2007

処刑された独裁者・副大統領に祭り上げられた独裁者

 昨年末、イラクの元大統領サダム・フセインが処刑された。それは確かにイラク新政府の裁判で裁かれた結果ではあるが、裁判の判事を初め多くのメンバーの選定にアメリカ政府が関与した事は確実だ。今でも正当性を問われる東京裁判の教訓からアメリカは直接自国が関与せず、傀儡を使って戦争裁判を行うという方法を学んだわけだ。

 前置きが長くなった。戦争に敗れしかも戦時中に虐殺を行った指導者はフセインに限らず、戦争犯罪者として処罰されると言うイメージがある。ましてやその裁判にアメリカが関わっていればなおさらだ。しかしそれは現実ではない。アフリカの小国シエラレオネは1990年から国内のダイヤモンドの利権を巡り、隣国リベリアも介入して10年以上も内線に明け暮れた。当時の反政府ゲリラのボス、フォディ・サンコウはその中でも特に悪名名高い「独裁者」であった。彼は兵士を調達するため、無垢な子供を誘拐し、逆らうものは手足の切断や目をえぐるなどの拷問を繰り返した。当時のシエラレオネの犠牲者は正確な記録が残ってないものの少なく見積もっても5万人を超えるという。
 内戦は終わりサンコウは当然、処刑さえるかと誰もが思った。しかし彼はアメリカの後押しにより、副大統領に祭り上げられたのである。全ては彼が指揮するRUFそしてそこと対立するCDFを武装解除に応じさせる為であった。つまり、過去の虐殺行為を不問にしてダイヤモンド鉱山の利権を与える代わりに、停戦合意と武装解除を受け入れさせたのだった。当然、シエラレオネ国民は激怒した。当時英国BBCのアフリカ向け放送の中である婦人が番組のインタビューに答えて以下のように述べている。テーマは「9.11とテロ世界戦」についてだった。

主婦「テロ世界戦を終結させるために決定的な方法をミスター・ブッシュに提案したいと思います」
キャスター男「ほう。その方法とは?」
主婦「それは、オサマ・ビン・ラディン氏をアメリカ合衆国の副大統領に任命することです」
キャスター男「………」
キャスター女「(あわてて切り出す)どうしてその方法が良いと思うのですか?」
主婦「なぜなら、この方法は内戦を止めるためにシエラレオネで実地されたことで、大虐殺の首謀者で、何千人もの私たちの子供の手足を切った反政府ゲリラのボス、フォディ・サンコウを副大統領に祭り上げたのは他でもないアメリカなのです。そのおかげで私たちの国では今、武装解除が始まろうとしているのです」
キャスター男「……。あっありがとうございました。次のかたに行きましょう……」

もちろん主婦はブッシュに対し本気で提案したわけではない。世界の弱者アフリカから強者アメリカに対して痛烈なブラックジョークを放ったのである。

参考文献:武装解除-紛争屋が見た世界

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三が日が終わる

Kapper_sand

 今年は珍しく特に予定もなく三が日を過ごすことが出来たのだが、不思議に何かをした記憶がない。昨年同様やはり時間泥棒にとりつかれているのだろうか。写真は昼(というか3時頃)に食べた新宿ベルクのキッパー卵サンド。三が日らしく昼からビールを飲んでいるのは言うまでもない。

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January 03, 2007

謹賀新年

Nenga_maneki
 (もう3日になってしまったが)
新年あけましておめでとうございます。
写真は良く行くEXCELSIOR CAFFEでみつけた新年らしいオブジェ。

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January 02, 2007

一方ソ連は鉛筆を使った

 以下のような小話を聞いた人も多いだろう。

アメリカのNASAは、宇宙飛行士を最初に宇宙に送り込んだとき、
無重力状態ではボールペンで文字を書くことができないのを発見した。
これではボールペンを持って行っても役に立たない!
NASAの科学者たちはこの問題に立ち向かうべく、10年の歳月と120億ドルの開発費をかけて研究を重ねた。
その結果ついに、無重力でも上下逆にしても水の中でも氷点下でも摂氏300度でも、どんな状況下でもどんな表面にでも書けるボールペンを開発した!!

一方、ソ連は鉛筆を使った。

 もちろん本当のところはちょっと違う。アポロ計画の予算は当時の価格で254億ドルだったので、この話しが本当なら半分近くがボールペンの開発費になってしまうからだ。
 ここらへんの宇宙開発黎明期のいろんな試行錯誤ぶりは、筆記具に限らず時計や食べ物などで面白い話しにいとまがないのだが、筆記具に関しては以下のLinkが面白い。

Junkyard Review:一方、ソ連は鉛筆を使った

 なんでもソ連は鉛筆も使っていたものの、途中で普通のボールペンを使っていた(普通に使えたのだ!)とか、アメリカでは日本のぺんてるマーカーをスペースペンとして採用していたとか、面白いエピソードが次から次へと書かれている。ここで書いてもしょうがないので詳しい話しはぜひLink先を見て欲しい。

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January 01, 2007

ホバリングへの道4

 正月休みを良いことに、昼間から飲んだくれたり、ラジコンヘリ三昧の生活を送っている。問題なのはこの2つが両立しがたい事である。幸いXRBは墜落しても人身事故とは無縁な機体なのはいいとしても、やっぱり財布のダメージは避けられない。その点ではラジコンヘリは(飲み過ぎを抑制するという意味で)健康に優しい趣味といえるだろう。
 今日はあまりにホバリングで安定しないので、自分のローターの起こす風の吹き返しを避けるために窓を開け放って飛ばしてみた。外が無風ならこれで壁に当たって戻っているローターの風を防げるはずだ。
 結果は上々でようやく目の高さぐらいである程度安定してホバリングを持続させることに成功した。とはいえ外にちょっとでも風が出てくると、今度はその影響で不安定になるようである。なんでもネットの情報によればXRBは完全室内専用機なのでタバコの煙がたなびくほどの風でも影響を受けるらしい。こいつを本当に楽しむためには少なくとも8畳以上の広さが必要なのだろう。

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