“コリャ英和!「ロシア語」”を買ってみた
機械翻訳ソフトは元々たいして期待はしてないが、それでも何かの足しにはなるかと思って“コリャ英和!「ロシア語」”を買ってみた。結論は「全く使い物にならない」と言ってしまえばそれでおしまいであるが、どう使えないかちょっと具体的に書いてみたい。(注:バージョン1,0,2,110)
まず、なんと言っても致命的なのは辞書の語彙が少ないことだろう。一応ソフトには辞書単体を電子辞書のように使える機能が付いているので、最悪翻訳は使い物にならなくても辞書としてなら使えるだろうと思っていたのだが、殆どの語がHitしない。例えば“вериться”(信じられる)と言ったごく普通の単語ですら見つからない始末である。(ちなみにこの単語、18000語の語彙を持つポケット版の辞書でさえ普通に載っている単語である)
そしてある程度予想は付いていたが、翻訳システムが露→英→和と言う中間言語を介して動くシステムになっているため、仮に辞書にある単語でも表示されるのは英語とそれを訳した日本語しか表示されない。もちろん格変化は表記されないので、これでは辞書として使うのも不可能だ。
それでもオンラインでアップデートされていくそうなので、せめてもう少しましなものにならないかと思っている。
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