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March 17, 2007

ライブドアと日興はどこが違うのか

 ライブドア前社長のホリエモンこと堀江貴文氏が東京地裁から証券取引法違反の罪で2年6ヶ月の実刑判決を受けた。不可解なのは同様の罪を問われた日興コーディアルは不起訴で、ライブドアは実刑(執行猶予が付かない)判決だったということだ。同様の指摘は数多くされているが、何故かニュースでは報道されない。それでは日興とライブドアとではどこが違っていたのだろう。
 ヤフーのQ&Aサイト「知恵袋」でちょうどこの話題が出て、ベストアンサーとされた回答が手短にまとまっているので、それを引いてみたい。

本日の日経の紙面では日興の粉飾の疑いは300億と更に巨額に膨れ上がってますね。 ライブドアの起訴容疑と比べても遥かに巨額です。
同じような、(実質子会社)株式の売却益をSPCを介して利益計上した会計操作は似ているし、 金額では日興の方が遥かに巨額ですが、検察の動きが全く違いますね。
手口は似てますが、ライブドアの手口は単純でSPCを連結外にして子会社株式の売却益を 利益計上しただけですが、日興の手口は、そこにEB債を組み合わせた、より高度で複雑な手口です。 ライブドアは素人で日興はプロって感じでしょうか。

まあ要するに日興は「上手くやった」訳だが、そのほかにもこんな理由があるらしい。米シティグループは日興に対して株式公開買い付け(TOB)を行っているが、それにまつわる話しである。詳細は現役の債権・株・為替の専門化ぐっちーさんのBlogを引用する。

どこも書きませんが、これは明らかにシティーの深謀策略です。確かに上場廃止にした方が安く買えますが、日興に3月末の上場基準を満たすディスクロの必要がないことから、何を隠すかわからん訳で、万が一、買った後、シティーが見つけそこなったような過失が見つかれば(その可能性は高い)シティー自身の株主訴訟に耐えられません。
一方、東証に上場を維持しているかぎり、上場基準に達するディスクロは最低限維持されますし、上場株ですので、万が一日興が意図的に隠した情報が見つかったとしてもそれは、報告義務を怠った日興の責任、また、完全なるディスクロを上場企業にさせる監視を怠った東証の責任、という逃げ道が残される事になります。

 つまり日興のバックには囁かれているような政治家ばかりではなく、米国シティグループ(+米国政府)が付いていると言うわけだ。これなら無罪放免は当然だろう。

 それにしても裁判所では否認して争っているホリエモンに対し「反省の情なし」と厳しく断罪しているが、本来裁判は真偽を求めて争う場所であるから反論しているのに、反論が許されずそれで(検察に反論すると反省の態度がないと)執行猶予がつかないと言うのでは裁判所の意味がないではないか。日本の司法制度や検察はこうして冤罪を生み出す土壌を養成しているのだろう。

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Comments

 はじめまして、独りよがりのコメントを書かせていただきますが、よろしくお願いいたします。

 一流企業が巨額の粉飾を行い、テレビ会社が視聴率のために捏造情報を流し、裏金作りを内部告発をした元検事に懲役判決を下す世の中ですから驚く判決ではないですね。
 
 この裁判で岡山県出身の鳥人こと浮田幸吉さんを思い出しました、世界で始めて空を飛びながら世間を騒がせたと裁きを受け国を負われることになりました。
 
 新興企業の株の価値は、教科書通りの決算書が書けるこてではなく、どんな夢が描けるかに有ると、僕は思います。東証マザーズの株は若者が描いた夢を実現するために夢を買う気持ちが無ければ日本の将来は明るいものにはならないと思います。

日本の若者から宇宙に乗り出す夢を聞きたいです、一株買いますよ200円で 

Posted by: ももたろう | March 17, 2007 at 02:38 PM

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