« 横着な翻訳方法 | Main | だらだらと一日の出来事を書いてみる »

May 18, 2007

実在するレーザー兵器2

 前回からさらに実在するレーザー兵器に関して資料を漁ってみたのだが、思ったより見つからない。やはり最先端の軍事技術と言うこともあるのだろうが、それよりもネットのS/N比が悪すぎるのが原因だろう。ネットでは架空兵器の比率が高すぎるのだ。
そんなわけで毎回こうした話を書く度に参考にさせてもらっている「軍事研究」のバックナンバーを漁ってみたのだが、どうやら現状ではこんな内容のものらしい。
レーザー発生装置はおそらくMIRACL(Mid-Infra Red Advanced Chenical Laser:中赤外線先進科学レーザー)で研究されていた物で、重水素とフッ素を化学反応させた際生じるエネルギーを使用する。水素でなく重水素を用いるのはレーザーの波長を大気に吸収されにくい領域にするためである。発振に電力を必要としないのが利点だが、燃料及び反応後生じる生成物も共に猛毒だという問題点がある。試験装置の出力は最大2.2MWで波長3.8ミクロンの中波長域赤外線を最大70秒連続照射出来る物である。これを光学装置により14cm四方に収縮させ目標物に照射する。
 これがどのくらいの出力なのか見当が付かないと思うので、参考までに書くと昔虫眼鏡で太陽の光を集めて虫や紙を焼いて遊んだ人も多いと思うが、直径5cmのレンズで太陽光を1mm程度に集めたものでもその強さは50mW程度に過ぎない。これでも十分紙は焼けるのだ。ちなみに金属加工用のレーザーカッターでもその出力は数100W程度に過ぎないのである。

|

« 横着な翻訳方法 | Main | だらだらと一日の出来事を書いてみる »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/76620/15110270

Listed below are links to weblogs that reference 実在するレーザー兵器2:

« 横着な翻訳方法 | Main | だらだらと一日の出来事を書いてみる »