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August 30, 2007

庶民の知らない超高級賃貸物件の話

 この前、家賃20万円からの新築戸建て物件があると言う話を書いたが、そんなものは高価でもなんでもないらしい。世の中には庶民の及びも付かない世界があるようで、最新の週刊ダイヤモンド(2007/9/1)によると本当の高級賃貸の世界では家賃数百万の世界だというのである。もはや我々庶民には想像も付かない世界ではあるが、どんな状況なのかちょっとその記事を引いてみよう。

 一ヶ月の家賃が最低七十二万円、最高二百六十万円。国内最高価格帯の超高級サービスアパートメント(SA)である「オークウッドプレミア東京ミッドタウン」(一〇七戸)が三月の開業から半年足らずで、稼働率八割と絶好調だ。一般的には開業半年で五割を超えれば上出来といわれる。隣の開発地区にある「六本木ヒルズレジデンス」のSA(一六〇戸、二〇〇三年開業)も稼働率およそ九割。「〇五年から高級賃貸とともに高級SA市場が上向いた」とケン不動産投資顧問の松本敬子課長は話す。(中略)
 この五年間で都内のSAは数百戸レベルから三〇〇〇戸を超えるまでに増えた。それでも他のアジア主要都市に比べればまだ少ない。

 ちなみにSAがどんなものかはとりあえずALL Aboutの特集あたりを見てもらえれば手っ取り早いが、簡単に言ってしまうと高級ホテルのスイートルームに住むのをイメージしてもらえば良いだろう。部屋のクリーニングなどホテルと同等のサービスが提供され、家具もあらかじめ備え付けられている所なども同様だ。ホテルと違うのはキッチンなどホテルには無い部屋もちゃんと用意されている所と、契約期間が(ホテルよりは)長期設定になっている点位の違いでしかない。
 それにしても驚くのは、こうした物件を「住まい」として住む人が増えている事である。少し前までは外資系企業の幹部クラスの人間が日本滞在中に借りるのが大半だったのが、今では半数以上が日本人だというから驚きだ。
 以前、貧富の差云々と書いたが、本当の差と言うのは想像以上に広がっているようである。

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August 28, 2007

最近の賃貸物件事情のメモ

 前にも書いたように今住んでいる築50年の家もとうとう取り壊されることになってしまった。そんな訳でこの前の休みに大家さんの所に何時までいられるか聞きに行ったのだが、何故かそのまま拉致されて(笑)住宅メーカーのショールーム巡りをやってきた。
 どうやら私が昔インテリアの仕事をやっていて、今も施工写真などの仕事をしている事から、(建て直しの)アドバイザーとして白羽の矢が立ったらしい。まあ話しだけ聞くと災難みたいだが、こちらもいろんな物件を見たり住宅の話しを聞くのは好きなので、結構面白い午後だった。

 それにしても興味深いのはそのときハウスメーカーさんから聞いた、最近の賃貸・建て売り建築事情や今流行の素材や仕上げ変遷である。面白かったのでざっと覚えている限りを下に箇条書きで書き出してみたい。


・今回のハウスメーカーの戦略は一言で言えば以下のようなものである。つまり、建物の面積を(もう1社の案よりさらに)減らして、思い切って2階を1ルームにして仕切りを無くす代わりに、建具などを可能な限り高級な素材にして高い賃料でも成り立つ物件にすると言うものだ。もう1社はファミリー向けの割とオーソドックスな案を出しているのに対し、こちらは思い切って高給取りのシングルやディンクスなどをターゲットにしたプランになっている。

・この戦略は悪くはない。同じ条件でダンピング競争をしても消耗し合うだけだからだ。
しかしこうしたニッチなターゲットを相手に出来る理由は実はもう一つあり、このハウスメーカーは不動産部門を持っているので各地域のターゲットをある程度想定出来るからでもある。特にそれを実感したのは、その高級な素材やデザインの基準が徹底したマーケティングの手法に基づいている事だろう。こうした人気のある物件情報や顧客の好みは不動産部門からフィールドバックされたものだそうだ。

・ちなみに今回取り入れられていたポイントとなる要素は以下のようなものがある。
1.ペアガラスを使った窓(ちゃんと建具の色は内側がシルバー(アルミ)になっていて、外は人気のある任意の色をチョイスする)
2.対面キッチン
3.フローリングの床材などは可能な限り、賃貸物件用でなく、一般住宅向けのグレードの高いものを使用する
4.階壁は相変わらずタイル張りが一番人気があるものの、さすがに予算や施工の手間でそれは使えないので代わりに高級タイル張り風外壁材(しかしいつの間にかこんなのが出てるらしい)を使って仕上げるようになっている。

 またそのほかにも興味深かった話しとしては以下のようなものがあった。


1.最近の世相の影響かセキュリティに関する意識が高くなり、再び1Fにも雨戸を付ける物件が増えつつある。同様に侵入口になったり、子供が隙間から落ちる危険性を防ぐため、ベランダは柵などで覆うのではなく完全に壁面で覆われたものが主流。また外側も壁を伝って上れないようにとっかかりとなる出っ張りや飾りは嫌われる。

2.1と同様の理由で室内の階段も隙間のある柵などでなく、壁面で区切られているものが主流。

3.賃貸でも火災報知器が取り付けられるのが普通になった。これって建築基準法が改正されたからだろうか?

4.20万円代〜(!)と言う価格の新築高級賃貸一戸建ての需要があり、ちゃんと入居者が入っているとの事(実際の物件も見せてもらった)。かたやそこから急行で一駅離れた駅では家賃一万の物件さえあると言うのに、日本は確実に2極化し始めているのだろうか。

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August 26, 2007

引っ越しの準備が進まない

 引っ越しの準備が進まない。もともと夏休みの宿題を最終日にやる質なせいもあって元々怠けていた上に、最近のすさまじい猛暑で実作業が午前中と夕方以降に限られているのが効いている。
とは言えいつまでもほっておけるわけもなくようやく観念して段ボールに荷物を入れている。それにしても我ながらよくぞ本をため込んだものである。段ボールに延々と本を詰めこれで片付いたかと思って本棚を見ると、減っているそぶりが見えないのには泣けてくる。ところで与太話ばかりなのも何なので、だれでも知っているとは思うが引っ越しの梱包のコツをちょっとだけ書いておこう。

・本などの重いものを入れる段ボールの底は必ず外と内側両方からガムテープを貼っておく。
 これで底が抜ける危険性を大分減らすことが出来る筈だ。なお、内側のガムテープは結構適当に貼っても構わない。
・大きい段ボールには本を充ち満ちに詰めない。
腰痛の元。底が抜ける惨事の危険性もあります。
・段ボールは直前まで蓋を閉めない。
何故か必ず入れ忘れがあったり、逆にまだいるものを入れてしまって中を探ることになります。
・段ボールの表には何を入れたかをマジックで書いておく。
後で展開するときに困らずに済みます。細かく書くのが面倒なら、どこにあったものを入れたかを書くと良いでしょう。
・やる気を出すならツールに凝れ。
前に書いたネタ。以前紹介したものの他にお勧めなのは、壊れ物注意のシールとか作業ウエア(オーバーオールなどがお勧め)などがいいだろう。
・壊れ物が入ってない引き出しはそのままガムテープで止めて運んでしまう。
引っ越し屋さんに嫌がられる方法。ただし中のものが壊れる可能性も高いのであくまで自己責任で。

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August 24, 2007

IKEAのカタログが届いていた

Maincat08_140x177 別に注文もなにもしてないのに家に帰るとIKEAのカタログがポストに入っていた。しかも剥き出しで。
Googleって見るとどうやらIKEAは新店舗が出来るとその周辺に大量にカタログを配るらしく、別に珍しいことでは無いらしい。しかし我が家の場合、最も近い横浜店でさえかなり離れているのにいったいどんな基準でばらまいているのだろう。
 かたや一方ではこのカタログは大人気らしく、ネットではわざわざ店に手に入れようと行ったのに入手できないと言う話しも載っていた。
 それにしてもこんな所までばらまいて採算が取れるのか気がかりだが、私を含めネットにこの話を書く人も多くいるようだし、宣伝としては成功しているからやっているに違いない。たしかにカタログが届いてみるとそれ程、IKEAに思い入れがない自分でも結構ぱらぱら見てしまう。結構IKEAの戦略は計算されたものなのかも知れない。

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August 23, 2007

ピンク街化問題のリンク集

 以前書いた「生存のためピンク街化する地方商店街」は結構評判になったようで多くの所で言及されたようだ。
(言及された方々ありがとうございます)
 そこで色々参考になるものも多かったので、それらのリンクを下にまとめておく事にする。なお抜け落や逆にリンクは困るという方があったらコメントなりトラックバックを頂けるとありがたい。

(ただし一時期トラックバックスパムが大量に来た関係でコメントもトラックバックもすぐに反映しないようになっています)

地方商店街の話
strange
小宮日記
とれいん工房の汽車旅12ヵ月 - 繁華街とピンク街
春の牡丹餅☆秋のお萩(それでもやはり仮称は続く) - なんだかいろいろありますが
国家鮟鱇 - 頭の整理のための備忘録
The best is yet to be. - ただ消費者のためでなく
一本足の蛸 - そう思う人もいる、そう思わない人もいる
ピンク街化問題—アダルト本・雑誌専門店化戦略の利点と現実

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August 22, 2007

コンビニの前で涼むネコ

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 ネコは快適な場所を見つける名人で、大昔ネコを飼っていた頃は冬は暖かい場所、夏は涼しい場所でいつも寝ているのを目にしたものだ。さてこのところの猛暑を凌ぐため彼らはコンビニに目を付けたようだ。
日頃は人の出入りがあるので寄りつかないコンビニの前だが、ここのところいつもこの場所で休んでいる。ちなみにこいつはちゃっかりした奴らしく、ちゃんと人間にも愛想を振りまいてこの前などはしっかり食事にもありついていた。

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August 20, 2007

一家心中や介護殺人がニュースから消える日

 最近、自宅介護の行き詰まりから心中や殺人を犯してしまうと言う悲劇が新聞に取り上げられるようになってきた。ちょうど8/18の毎日新聞東京朝刊でもまさにそうしたニュースが取り上げられている。しかし以前書いた「2010年の介護地獄」でも触れたように政府は医療費の増加を抑えるために意図的に病院や老人施設を減らして、在宅に持っていこうとしている今、こうした出来事は増えることはあっても減ることはないだろう。

 しかしだからといって今後、こうした事件がニュースで取り上げられ続け事態が解決されると考えるのは早計だ。むしろ恐ろしいのはこうした事件がありふれた事になり、ニュースに取り上げられなくなる方が恐ろしいのだ。例えばホームレスの変死は毎年膨大な数になるのだが、ニュースで取り上げられるのは珍しい。それはいちいちそれを取り上げると、新聞で全てベタ記事にして載せても全面が埋まってしまうと言う量のせいなのだが、おかげで少年達がホームレス狩りをしたとか言うショッキングな出来事でも無い限り、こうしたことはニュースにのらなくなってしまった。それどころか段ボールハウスが燃えて焼死したと言う事件さえ、明確な証拠が無い限りは大抵は「本人のタバコの不始末」として処理されてしまうのが現状なのだ。

 おそらく今の社会保険制度の予算削減が続く限り、生活苦による一家心中や介護に疲れた殺人はますます増え続けることだろう。しかしそれが「日常よくある」出来事になるにつれ、ニュースで取り上げられることも少なくなり、最後はよっぽどの事件でもない限り報道されなくなる日も来るかも知れない。そしてそのときこそ一家心中や介護殺人は報道されない「無かったこと」として隠蔽され、こうした問題は「解決」される事になるのだろう。

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August 19, 2007

生存のためピンク街化する地方商店街

 はてなブックマークで見かけた「かたつむりは電子図書館の夢をみるか」さんの「「町の本屋」の生き残りと大型書店増加傾向への疑問」のエントリーのコメント欄のやりとりや、三浦 展氏の「下流同盟」などで書かれていた事態はこれからますます地方商店街に広がっていくのではないだろうか。
 何が起きているかというと、ずばり地方商店街のピンク街化である。その具体例を「下流同盟」の第3章「ファスト風土し下流化する地方」から引用しそれを参考に解説してみよう。

構造改革特区第一号に認められた英語教育特区で有名な群馬県太田市には、北関東最大級のショッピングモールがある一方、長さ700mの駅前商店街が一大ピンク街になっている。年間100万円かかる学校に通う人間とセックスで稼ぐしかない人間の二極化。そこには、日本のファスト風土化と下流社会化が同時に進む将来の日本の縮図がある。

この太田市のピンク街が歌舞伎町などの他のピンク街と違っているのはその立地条件にある。駅前の大通りにあたかも自分達が街の中心のようにある点だ。ではなぜこんなシュールな光景が出来たのだろうか。
 その理由の一つは駅前に大型店が建設された事にある。これにより一部の商店主達はこれらと交渉し自分達もその中に店舗を構え生存を計り、残された店も自分の子供をそこで働かせることで奪われた客足分を大型店から補おうと試みた。そして客足が減った商店街は後継者が減ってさらに寂れていくことになった。そうした中、切羽詰まった店が風俗店に店舗を貸すと、それをきっかけに堰を切ったように多くの店舗が店を閉め、同じく飲食店や風俗店に店舗を貸し始めたという。元々、生活の基盤は大型店に移行していた上に周りの風俗店化で客足も遠のいたのが決定的な理由であった。
 当初は珍しい事例と思われた、商店街のピンク街化はしかもここだけにとどまらなかった。小田急線、本厚木駅周辺など多くの商店街が同じ流れに向かっているのである。

 そしてそれと同じ流れを、今度は「町の本屋さん」がたどっているらしい。その背景を先ほど紹介した「かたつむりは電子図書館の夢をみるか」さんのエントリー「町の本屋」の生き残りと大型書店増加傾向への疑問」のコメント欄から引用したい。

とおりすがり 『うちの近所の本屋さんには、殆ど雑誌か漫画しか置いてないですね。それもアダルト系メインで。 たぶん元からそういうお店だったわけではないんでしょうが、やはりメシ食っていこうとするとそうなっちゃうんですかね。』 (2007/08/19 00:00)
min2-fly 『アダルト系は・・・根強い需要がある上に、あればっかりは人の多い大手書店/大型書店で買いたいものではないですからね(汗)
ネット書店で買うにも下手に個人情報残ると恥ずかしい思いをしかねないし、生き残るにはいい手段なのかも知れません。実際、昔住んでた街でも、ほかはほとんどシャッター閉めてるアーケードで、アダルトメインの書店だけはしぶとく営業し続けたことありましたし。
ただまあ・・・営業する側としては複雑な気分になりそうですし、あんまり数が増えるとまた危険でしょうね・・・。

あ、でもコンビニにおけるアダルトな本は最近は規制が入ってることを考えると、コンビニとも競合しないしいい狙いどころではあるのかな、やっぱり・・・』 (2007/08/19 00:30)

以前も地方では娯楽がパチンコに席巻されている(というかそれしかない)話しを書いたが、書店や駅前店舗もまた確実に風俗街化が進んでいるようなのだ。しかし多くの地方商店街がシャッター街化している今、生き残るためにはそれしかないのもまた実情なのである。

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August 17, 2007

昨日の暑さは異常

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 最近の気温が高すぎる、ニュースではラニーニャ現象のせいだなどいろいろ分析が書かれているが、やはり地球は温暖化しているに違いない。昨夜などはあまりの猛暑で眠ることが出来ず2〜3時間ごとに目を覚ますありさまで、とうとうベットで寝るのを断念して、涼しい場所にあり合わせの布団を敷布代わりに寝る有様だった。
 ちなみに気象庁の発表する温度は測定場所は地面からの照り返しが無いよう「土」の地面の上(1.5m)にある「日陰&風通しの良い場所」で測定した温度なので、実際の気温は遙かに高いのは秘密である(笑)。そう都市部に生活する我々は連日40度以上の大気の中で生活しているのだ。

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August 14, 2007

久しぶりに建築関連について調べてみた

 今、住んでいるところが建て直しになるのに関係して、久しぶりに建築関係について調べてみた。インテリア業界から離れて10年以上経つが、IT・ゲーム業界と違って動きが遅く見える建築業界も10年も経つとすっかりいろんな事が様変わりをしているようだ。
 まず一番驚いたのはインターネットのオンライン化がここまで及んでいる事だろう。正式なものでなく当たりを付ける程度で良ければ居ながらにして大抵のことが分かるのだ。部材の価格、そしてその推移、土地の区分や建坪率、そしてGppgleマップを引けば精度の高い航空写真が手にはいるし、さらには居ながらにして多くの物が発注できるのだ。ただ不可解なのが役所の対応で個別に対応が必要なものは別として、土地区分などネットに上げて調べたい人が自分で調べれば済む話しなのに、何故かそれは行われてないのだ。おそらく、こうした資料の多くはこれまでは「有償で」役所から買わないといけないものなので、コスト利権の関係から実現が難しいのだろう。
 それにしてもこの業界もしっかりと時代の影響は受けているらしく、つい最近では建築費の高沸が問題になりつつあるらしい。なんでも北京オリンピックの影響で建築資材が皆中国に買いたたかれてしまって品薄になっているのと、ここ最近の石油高が原因だというのである。笑ってしまったのはWebでGoogleと中国製の格安建材の専門店まであることだ、バスタブがわずか5万円と驚くほどの安値だが、まるで建材の100円ショップのようである。
 どの業界も時代の変化にさらされて、対応も似ているのが面白い。

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August 13, 2007

鞄入り犬

Dog_in_bag1

Dog_in_bag2

新宿で見かけた、帰省の為にバスを待つ家族とともに帰るわんこ。思わず家族の方に断ってカメラを向けたらちゃんと鞄を掲げてくれて、犬も目線を送ってくれた。

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August 12, 2007

エアコンのない生活

 この話をすると信じられない顔をされるのだが、実は我が家にはエアコンがない。元々暮らしていた実家が家族全員がエアコン嫌いと言う家で、しかも体質的に駄目な者もいたせいで、それにならされていたせいもあり、一人暮らしを始めても結局エアコンを付けなかったのである。
 まあ今住んでいる家は築50年になろうかと言う家と言うこともあり、アンペア数は足りないは断熱は無くて隙間だらけでスカスカだわで、元々エアコン向きでは無いせいもあるが、それにしても我ながらよく耐えたものである。まあ実のところ主な仕事がゲーム業界と言うこともあり、家には寝に帰るだけだから出来た芸当だとも言えなくもない。
 それでも心底熱いときや、不幸にして別件の仕事を抱え家で仕事に追われた時は、さすがに死ぬかと思ったことも一度や二度では済まなかったが、それも作業マシンをノートパソコンに変更していざとなったら喫茶店に非難して作業できるようになると、意外にエアコンが無くても何とかなるものなのだ。
 それでも地球温暖化のせいだろうか、今年はさすがに耐え難い。まあやっていることが引っ越しのための肉体労働だというせいもあるが、昼間などは視野は狭くなるは命の危険を感じるくらいになってきた。
 とはいえここにいられるのもせいぜい後一月足らず、そんなわけでどうやら今年の夏もエアコンを買わずに過ごす羽目になりそうである。

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August 09, 2007

引っ越しのテンションの上げ方

Handylap

 前にも書いたようにこの暑いさなかに引っ越すことになってしまった訳だが、その準備がめんどくさい。この前などは炎天下作業していたら視野が狭くなってきて危うく倒れるかと思ったくらいである。
 そんな訳で少しでもテンションを上げるため、浅草橋の問屋街によって専門の梱包器具を買ってきた。写真のこれはハンディラップと言うもので、元の2倍近くまで伸びる伸縮性のフィルムを使って梱包する。フィルム自体はサランラップのように互いにくっつく性質があり、しかも柔軟性が高いのでたいていのものをぐるぐる巻きにして梱包できると言う訳だ。以前、雑誌で所ジョージが例え風呂掃除だって中途半端にやるからイヤなんで、本気になって3時間ぐらいやっていると段々ハイになって面白くなってくると書いていたが、引っ越しだって同じようなもの、こうした道具一つで面白くなるものなのだ。
 そんなこんなでこの前はこれでノリノリで捨てる本を綴じまくっていたのだが、さすがに天気にだけは敵わなかった。30分足らずで汗だくになってギブアップする羽目になったのは計算外の事だった。今度はもっと涼しい所で続きをしなくてはなるまい。

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August 07, 2007

成城地下ステーション

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困ったときの写真ネタ。地下化された成城学園前駅より新宿側を望む。

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August 05, 2007

ただいま引っ越し準備中

 長年住んでいた古い家だが、とうとうこの度建て直されることになってしまった。
そんなわけで少なくとも数ヶ月後にはこの家を出なくてはならないのだが、荷物の多さに悩んでる。最初、越してきたときは一人暮らしだし一戸建てなんて永久にふさがらないと思っていたのに、いつの間にかどの部屋にも山のような荷物であふれかえっているからだ。何となくこれと同じ状況を体験したと思って気づいたが、HDを取り替えたときがそうだった。1GBなどと言うサイズは一生かかっても余ると思っていたのに、半年も経つと何故かディスクが手狭になり謎の(?)データーで埋まってしまうのだ。
 問題なのはHDのデーターの場合、圧縮するなり、処分するにしてもほぼ一瞬で済むのに対し、リアルワールドの物は自分で体を動かして退治しなくてはならない事である。
 こんなことで引っ越しに間に合うのだろうか…

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August 03, 2007

ドラクエのラスボスのような語学とラジコン

 タイトルだけ見たら何のこっちゃと思うかも知れないが、これは私の個人的な体験による共通点を書いた物だ。
どういう事かというとどれもこつこつと積み上げるだけでは駄目だと言うことである。例えばドラクエシリーズの多くのラスボスは回復能力や魔法の無効化によってせっかく与えたダメージを無効化できるばかりか、ドラクエIIIのゾーマなどは一定ポイント以下のダメージ切り捨て能力によって、数十ポイントのダメージでは永久に倒すことが出来なくなっている。
他人にとっては分からないが、少なくとも自分にとっては語学もラジコンヘリの操縦もこれらに似ている点がある。つまり一回あたり、ある程度まとまった時間を割かなければどんなに毎日こつこつ積み重ねてもものにはならないと言うことである。
 なにもこれは私の勝手な思いこみではないようで、16カ国語をマスターした語学の達人ロンブーカトー氏もエッセー「わたしの外国語学習法」の中で書かれている。曰く。

 苦い経験と言うことにはなりますが、やはり言っておかねばなりません。外国語学習に費やされた時間というものは、それが週単位の、またもっと良いのは一日単位の一定の密度に達しない限り、無駄であったと言うことになります。
 誠実な人々は、ものごとは簡単に一般化しないものです。しかし、統計的数学に基づいた確かな結論が、ここにあります。すなわち、外国語学習に必要な最低限の時間は、週平均10〜12時間なのです。

 かくして、ヘリのホバリングはもうすぐ一年近くになるのに対面ホバリングに到達せず。外国語はロシア語・英語ともども中途半端なままになっているのであった。

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August 01, 2007

リアルワールドのキャプテンハーロック - ネストル・マフノの戦い

 30世紀の地球で無気力した人類は宇宙からの侵略者「マゾーン」の脅威にさらされるも、それらを宇宙海賊のしわざにし、なれ合いと保身にはげんでいた。そんな中、宇宙海賊の首領キャプテンハーロックはわずかな同士達と「自分の信じるものの為」戦いを宣言する。
 とまあ、いちいちキャプテンハーロックの出だしを書かなくても既に多くの人はどんな話しか知っているだろうが、歴史上ハーロックのような人物が実在したと言ったらどう思うだろうか。それがロシア革命当時、ウクライナの独立を目指した「無政府主義将軍」ネストル・マフノである。彼の伝説的な戦いの様子は浅羽通明氏の「アナーキズム」を引用するのが一番だろう。

 一九一八年三月、権力奪取後、半年に満たないレーニンのロシア革命政府は、旧体制が参戦していた第一次世界大戦から離脱するため、ドイツ、オーストリアと休戦、その代償として、ウクライナを事実上、独墺へ割譲するにまかせる結果となった。
 ドイツの傀儡政権が、旧地主擁護の反動的政策に着手し、農民の反感がつのり始めると、農民アナーキストの首領ネストル・マフノは、わずか十数人の同士とゲリラ部隊を結成、地主の邸宅、軍の武器庫を奇襲して軍資金と武器を強奪、卓抜なゲリラ戦でドイツ軍を撃退する。あたかもロビンフットのごとき活躍ぶりに、農民義勇軍が次々と「自発的に」合流、最盛期には数万の軍勢がマフノの指揮下で戦ったという。
 やがてドイツ敗戦で大戦が終わると、ウクライナはロシアに返還される。トロツキー率いるレーニン政府の赤軍は当初、マフノのアナーキスト部隊がウクライナの広大な農村を実効支配し、国家権力無き田園自治コミューンを建設するのを黙認し、マフノ軍を反革命軍や外国の干渉軍と戦う尖兵として用いようとした。それらの戦闘でマフノ軍は圧倒的強さを発揮したという。
 だが、赤軍の傘下へ入れとの勧告をマフノが蹴って以後、両者は敵対的関係となる。ところが、共通の敵である反革命軍が襲来すると、単独では撃退できない赤軍は再びマフノと休戦と言った事態が繰り返された末、ついに赤軍は騙し討ちでマフノ軍幹部を全員射殺、マフノはほぼ単身亡命、パリの陋巷で窮死する。
 アナーキズムがもっとも現実に近づいた史実とされるマフノ運動の興亡を長々記したのは、むろん、マフノ軍が『真田風雲録』の真田幸村と十勇士、『宇宙海賊キャプテンハーロック』のハーロックと海賊達と、あまりにも似ているからだ。
 TVアニメ最終回で、マゾーンの宇宙軍団を辛くも撃退して帰還したハーロックと海賊達へ向かって、地球政府首相は、コンピュータ登録でZの烙印を附せられた犯罪者である海賊を、いくら戦功があっても地上には受け入れられぬと、地球外退去を命じる。その直後、地球上に潜伏していたマゾーンの別働隊が決起、阿鼻叫喚のなか、首相は泣いてハーロックに許しを乞う。
 反革命軍の再度の急襲を受け、いったん敵としたマフノと再び休戦したトロツキーの赤軍のように。

 とこのように引用したのはごく一部だが、この本に書かれているマフノとハーロックの比較は面白い。もちろん単なる比較でなく、そこからアナーキズムや60〜70年代の若者論へと話しは発展していくのだが、とにかく箇々のエピソードが面白いのだ。こうして見ると事実は小説や漫画よりもはるかに凄いと改めて思うのである。

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