ウラジオストック・ハバロフスク旅行記4
ごらんのように走っている車は殆どが比較的新しい日本の中古車である
西側レベルになっていたホテル
ウラジオストックに着いたのは夕方6:00過ぎだった。日本の6:00と言うとまだまだ明るいイメージがあるが、ウラジオストックは日本と時差が1時間あることもあり、外はもう真っ暗だった。そのせいもあるだろう、空港も含めて最初の印象は殆ど無い。ただ、噂に聞いていたよりも遙かに走っている車がちゃんとしているのは意外だった。
ロシアの経済がプーチン政権になってから大幅に改善していると言う話しは聞いていたものの、ここ極東の都市まで恩恵が届いているとは思わなかったからである。だが実際に行ってみると買う人はごく少ないとは言え、郊外には巨大なメルセデスベンツのショールーム兼オフィスがあり、普通に走っている車も日本の中古車が大半とはいえ、そのまま日本で走っても何ら違和感のない綺麗な車が走っている。さすがに郊外は道路の他は広大な針葉樹林が広がっているとはいえ、所々に西側の都市のような店が見える当たり、こんな極東でもロシアは確実に豊かになっているのだろう。
そしてホテルもまたいい意味で予想外のものだった。ロシアのホテルというとソビエト時代は火を噴くテレビや、栓のないバスタブ、シャンプーはおろか石けんさえも置いてないと言うイメージがあるものだったが、目の前にあるのはごく普通の西側のホテルと言っても良いものだったのである。装備品もひげそりはないものの、後は軒並み揃っていたし、旅行記ではいつも赤く濁った水が出ると書かれる水道もちゃんと透明な水(とお湯)だった。バスタブに貯めるとさすがに薄緑色だったとはいえ、これなら及第点と言えるだろう。
(ちなみにウラジオストック・ハバロフスクでは水道水はそのままでは飲めないので注意)
かくして一日目はゆっくりと風呂に入り、快適なベットで疲れた体を休めることが出来たのであった。
関連記事一覧
・ウラジオストック・ハバロフスク旅行記1
・ウラジオストック・ハバロフスク旅行記2
・ウラジオストック・ハバロフスク旅行記に写真がなかなか付かないわけ
・ウラジオストック・ハバロフスク旅行記3
・ウラジオストック・ハバロフスク旅行記4
・ロシアの冬をなめてはいけない(ウラジオストック・ハバロフスク旅行記5)
・ロシアの冬には何を着るのか
・ウラジオストック・ハバロフスク軍事博物館
・ウラジオストック・ハバロフスク旅行記8
・ウラジオストック・ハバロフスク旅行記9
・YAK-40搭乗記
Comments
「ウラジオストクでメルセデス」と見て小生、以前1992年から2008年10月まで乗っていたメルセデス・ベンツ260E/1992年式(2600cc)の「その後」に思いを馳せてしまいました。
この260Eメルセデス、14万km乗った末にワイパーとエアコンが立て続けにイカれ、オイル消費量が激増してレクサスIS350の新車と引換に16万円で下取りされました。
そんなメルセデス260E、その後簡単な修理を受けてオークション経由で極東ロシアに輸出され、今頃ウラジオストクの街をニューリッチ?を乗せて走り回っている風景が脳裏に浮かぶようです。
Posted by: 真鍋清 | June 14, 2011 05:00 PM