ウラジオストック・ハバロフスク軍事博物館
ロシアはあらゆる街に軍事博物館がある国だが、ここウラジオストック・ハバロフスクでも例に漏れず立派な軍事博物館が存在する。いや、それどころかウラジオストックは元はロシア極東艦隊の拠点で閉鎖都市であったこともあり今でも港には極東艦隊の船が停泊し、街には最近まで使われていたウラジオストック要塞が博物館として存在する。
そんなわけで今回はこの2都市にある軍事博物館をちょっと紹介してみたい。
ウラジオストックのロシア極東艦隊。ソ連崩壊後は稼働率が落ちぼろぼろのまま放置されていたというが、最近は大分復活したようだ。ちなみにかなり側まで寄れるそうだが、もちろんあるところまで行くとローブが貼ってあって立ち入り禁止になっている。
ウラジオストック要塞博物館郊外にある火砲と兵員輸送車BMT-60(多分)、もちろん本物なのは言うまでもなく、しかもかなりのものが今でもきちんと動作する。昼にはここの大砲が毎日時報代わりに撃たれるが、それを見るために結構市民もやってくる。ちなみに私はガイドさんの案内でちょうど空砲を撃つのを見に行ったが、タイミング悪く(?)何の心構えもなく目の前で発射されてえらくびっくりしたものだ。ちなみに使う大砲は機関銃と言っても良いくらいの小さなものだが、なんでもこれ以上大きなものを使うと音が大きすぎて大変な事になるからだそうだ。
こちらはハバロフスク赤軍博物館屋外にある、戦車や装甲車・火砲などのコーナー。こちらももちろん本物でしかもロシアらしく(笑)管理はアバウトなので、さわり放題・乗り放題と言うまさに軍オタの楽園のようになっている。さすがに車内には入れないが、何でも昔は自由に入ることが出来たらしい。
もちろん私も登って意気揚々と写真を撮ったのは内緒である。実際に登ってみると想像以上に大きな上に、登るためのフックが足の短い日本人には届かない高いところに付いていて、えらく難儀したのを覚えている。遊びだからいいものの実際の戦場で重い装備品を身につけて上り下りするのは想像以上に大変だったに違いない。
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