このままバイトの不祥事が続けばアルバイトは刑務所並みの身体検査を受けるようになるだろう
アルバイトがblogやmixiなどで自分の関わった不祥事を書いて炎上すると言う騒ぎが続いている。少し前にテラ豚丼騒動があったと思えば、今度はケンタッキーでゴキブリを揚げたと言う書き込みがあり(デマだった)、続いてバーミアンでゴキブリラーメン(これもデマ)の話が書かれている。いずれもそこで働いていたアルバイトがおもしろ半分にネットに書き込んだところ大騒ぎになり、後になって当人が謝罪するものの既に騒ぎは広まりきって、会社は大損害を受けると言うパターンである。
これについてはネットリテラシーが身につくまでの過渡期の話しだと軽く見る意見も目にするが、ここまで類似の事件が続いてしまうと企業としてはそうも言ってはいられないだろう。
私などは悲観的な見方をする人間なので、こうした話しを聞くとついアメリカの底辺労働者になりすまし、体験取材をした衝撃的なドキュメンタリー「ニッケル・アンド・ダイムド」に書かれていた話しを思い出す。この本で衝撃的だったのは、アメリカの下流社会の労働者は雇用者から全く信用されずまっとうな「人間」として扱ってもらえない姿だった。まず、雇用されるとき労働者は麻薬を使ってないかを調べるため、監視員の目の前で自分の尿を採取され、そして職場を出入りするときは日本の刑務所のように裸になって金品を持ち出してないか身体検査をされるところも珍しくないと言うのである。
最近とみに悪いところも積極的に「アメリカ化」が進んでいる日本であるが、数年後にはバイトや派遣社員もアメリカの下流社会の労働者のような扱いを受けるようになるのかも知れない。
Comments
デマだった,と書かれていますが,
デマであるという証拠はありません.
むしろデマじゃなかった可能性が高いと思います.
特にバーミヤンの話は本人も認めていますよ?
Posted by: hoge | December 14, 2007 12:04 PM