スポーツファッションとアニメの関連
最初に断っておくが、私のアニメに関する知識は古い。何せ仕事で(ゲーム開発)いろいろやっていたのは「エウレカセブン」が最後で、それ以降はアニメ関連はリバイバル用の古い作品の焼き直しでしかタッチしていないからである。
とまず言い訳を書いておいて本題に入るが、最近自転車にはまっていろいろウェアを見ていると、どこかで見たような感じが拭えない。いわゆる「ディジャブ」と言うやつである。それがこの前、zerorh+と言うスポーツ用サングラスやウェアのブランドのwebを見て確信に変わったのだが、ここのウェア特にブラックを基調としたものが、エウレカセブンの塔州連邦軍の制服のイメージそのものであることに気がついた。もちろんデザインは全く違っているのだが、黒をベースに赤のアクセントが入る色遣いや、斜めのカッティングを多用したデザインが同じ印象を与えるのである。そう思ってみてみると最近のアニメーションの制服や戦闘服はスポーツウェアを彷彿するものが少なくない。プラグスーツもかくやと思われる体に完全にフィットしたウェアは多くのメーカーが出してるし、色遣いだってファッショナブルに洗練され原色を取り入れながらも一昔前のど派手なものでは無くなってきている。もちろん私がそう思っているだけかも知れないが、周りに話しをしてみると結構同意してくれるようだ。
まあよく考えてみれば、もともとエウレカのファッションはスノボーやボーダーを中心としたモチーフだし、スタジオジブリにロードレースチームがあるようにアニメ・イラスト業界での自転車ブームは少し前から有名な話しだ。こうして考えると案外気がつかないのは自分だけで、結構これは知られた話しなのかも知れない。
それにしても、あるジャンルから遠い文化圏の要素を取り入れるというのは、デザインに限らず有効な戦略じゃないかと思わされた発見であった。
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