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February 16, 2008

物わかりが良い、あるいは飽きっぽい日本人

 中国毒餃子事件にせよ、沖縄の米兵による少女強姦事件にせよ、不思議なのはいろんな口実をつけて事件を矮小化しようとする動きがあることだ。それは被害者にも落ち度があると言った言い方であったり(このいかがわしさについては「暴行した米兵が悪いのは当然だが...」という譲歩レトリックから思い知る「ことばの力(笑)」の分析が参考になると思う)、「個別の事件を政治or経済問題と結びつけるな」と言う言い方だったりする訳だ。(たしかにオリンピックも近いのに政治問題化したら、せっかくの放送や広告がパーになるしな)
 それにしてもこうした外国相手の事件では日本はどうしてこんなに物わかりがいいのだろうか。一見、ものすごく怒っているような事件でもその後の忘れっぽさを見ると日本人は飽きっぽくて、淡泊なんだと痛感する。そういえば米国のBSE牛肉問題の時も結局は「牛丼が食べたい」といった声が国内に起こり、結局は輸入解禁になったのだ。またどんなに声高に非難してても自分の痛みを伴う行動まで行う人がどれほどいるのだろうか。米軍基地の問題はあくまで「沖縄」のローカル問題に限定し、沖縄以外の地域に負担が及ぶ解決方法を提唱する人はおらず、食の問題もエンゲル係数が上がってもいいから日本産を食べつづけようとする消費者がどれほどいるのだろうか。
 かくしてこの国は外国からうるさいことを言ってるけどとりあえずやり過ごしておけばそのうち飽きて静かになると、なめられた態度を取られ続けるのだろう。

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