ロシアで通じない重要単語
久々にロシア語ネタ。
去年(もう去年の話しか)、ロシアに行って感じたことだがロシア語の発音は日本人にとっては寛容だ。アメリカに行ったときのような知っている単語を話してもどうしても通じないと言うことも殆ど無く、単語さえ知っていれば(まあこれが問題なのだが)何とか通じるものなのだ。
ただし実のところを言うとロシア語には格変化というものがあり、日本語で「てにをは」に当たる語を「〜は」などとやる代わりに単語自体を変化させることで表す仕掛けになっているので、本当は「てにをは」が滅茶苦茶になっている可能性もあるのだが、そこは単語を一言二言言う程度のやり取りなら何とかくみ取ってもらえるものだ。
だが重要な単語なのにどうしても通じないものもいくつかある。それはお金の「ドル」だとか「ユーロ」「円」などの単語である。これが全く通じないおかげで両替所ではえらく難儀する事になるのである。
実はこれらの単語は日本のカタカナ英語のように、ロシア語と元の発音がかけ離れたものになっている。そのおかげで通じないのだが、幸いにしてこうした単語はそれ程無いからありがたい。むしろ英語の方がこうした単語は山のようにあるので、日本人は英語圏で苦労することになるのだろう。私も以前アメリカに行ったときカプチーノを注文しようと何度も言ったのだが通じなく、ようやく最後に「Oh! cappuccino.」と言われて通じたのだが、それを聞いて「(俺の発音と)同じじゃん!」と思ったものだ。
さて最後に種明かしになるがロシア語でこれらの貨幣単位はドルはдоллар(ドーラル)、ユーロはевро(イェーヴラ)、円はйена(イェンナ)と言う発音になる。もしロシアに行く人は覚えておくといいだろう。
(注:ただし無理矢理カタカナで元の発音を表しただけなので、通じない可能性もあることを了承して欲しい)
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