トヨタの「カイゼン」で思い出したこと
トヨタのカイゼンが批判の対象になりつつある。この前もカイゼンは業務として残業代を払わなければならないと言う判決が下ったばかりだし、そもそも「カイゼン」自体がワーキングプアを生み出すシステム作りの土壌になっているのではないのだろうか。
かなり昔のことなのでソースがあやふやな分、割り引いて読んで欲しいのだが、カイゼンと言えば以前こんな話を聞いたことがある。それは工場のラインの生産性を上げるため、労働者同士が無駄口をきかないように労働者を日本人、ブラジル人、日本人、ブラジル人の順番で配置したと言うものだ。しかもこれには続きがあり「すばらしいアイディアだ」と絶賛され、その後各地で取り入れられたと言う。
奇しくもこの前の秋葉原通り魔事件の犯人の書き込みでは、誰からも相手にされない徹底的な孤独が書かれていたが、まさにこうした「カイゼン」によって労働者は分断されて行くのだろう。
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